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2015/09/09(水)
【川畑のぶこ】「究極の質問ー幸せの処方箋」
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・9.9 No.1441
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◆今日の断捨離
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「幸せに生きるにはどうしたらいいんですか?」
こんな漠然とした質問をたびたび受ける。
もし、この質問に一言で
応えられる人がいるなら
私のほうが教えてもらいたい。
幸せの感じ方は人それぞれ。
人とのつながりに喜びを感じる人もいれば、
自然とのつながりに幸福を見いだす人もいよう。
何かを達成したことで充足感を
得ることもあれば、
人の役に立てたときに生き甲斐を
見つけることもあるだろう。
美味しいものを食したり
美しいものを目にしたときに、
あぁ、生きててよかった!と
細胞レベルでいのちに感謝するかもしれない。
幸せに生きるには…
そのためには某かの条件が整ったら―
たとえば
お金持ちになったらとか
欲しい物が手に入ったらとか
好きな人と一緒になれたらとか
某かの条件が整ったのなら
得られるものと思っている人も多いよう。
されど人間とはまこと欲深く、
ついこの間まであれほど切望していたのに、
ひとたびそれが手に入ったのなら、
喜びもつかの間、
すぐにまた足りないものに目が向き
それらが手に入らない不幸を罵り、
幸せになれないと感じたりするもの。
恋人さえいれば…
結婚さえすれば…
子どもさえいれば…
もう1人子ども産めれば…
こんなに産みさえしなければ…
何度となく臨床で耳にしたこれらの言葉。
それらの条件を求めている限り
幸せとはまるで影踏みのように
たどり着いたと思ったとたんに
足下からスルリと逃げ去るよう。
幸せとは「何かを手に入れる」結果
訪れるものではなく、
その瞬間その瞬間、目の前に展開されて
いることに、幸せを感じることの
できる力のことをいうのだと、つくづく思う。
一定の条件を全て持ち備えている
人ではなく、どのような条件下でも、
そこにそれなりの気づきや感動をもって、
前進する力に転化することが出来る人こそ、
真の幸せな人ではないかと。
幸せのレセプタを磨くとでも言おうか、
開発するとでも言おうか。
そのためにはまずそのことを
意識することがキモかと、
今この瞬間、身の回りに起こっていることで、
喜ばしいことやありがたいことを
識してみることからはじめてみると
良いのでは、と伝えることにしている。
そして、
それも難しいというのであれば、
もうひとつ、
己に究極の質問をしてみる。
「もし今日が人生最後の日だったら?」
と…
チベット仏教の僧侶たちは、
混乱したら「今日死ぬ」ことを
イメージするのだそう。
死の瞑想を行うことで、
いったい今の自分にとって何が真に
大切なのか人生のプライオリティーが
明確になって頭の中が澄んでくるのだそうだ。
実はこれ、私自身も日々パクリで
実践しているアプローチ。
壁にぶつかったり、
判断に迷ったりしたときは、
「もし今日死ぬなら、あんたはどうするの?」
と己に問うことにしている。
すると明瞭な答えが、おなかの底
あたりから自然と湧いてくる。
死を意識するというのは、
生を意識することに他ならない。
生を輝かせたいと思うなら、
人生に限りのあることを知り
一瞬一瞬、目の前に展開されている
奇跡に注意を払ってみてほしい。
全てに感動するのは無理にせよ、
はっとする瞬間があるはず。
人生なかなか捨てたもんじゃない…
そう思えたなら、
それは十分幸せなことではないでしょうか。
PS
★ チベット仏教僧侶・ダライラマ法王主治医
Dr. バリー・カーズィン来日イベントのご案内★
(川畑のぶこもプロジェクトチームの一員です)
【1】11月3日(火・祝)10:00-17:00[1-DAY]
ハートシェアリングフォーラム
『共に病に臨みいのちの大切さを知る私たち』にて
Dr.カーズィン講演「死と向かい合い・生と向かい合う術」
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113683 】
【2】11月7—8日(土日)[2-DAY]
『幸せの処方箋』慈悲を養う瞑想研修会
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113762 】
PPS
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◎編集後記
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以前、川畑さんとお話してた時に、
「(その欲しいものが)
あっても幸せ、なくても幸せ」
と考えるといいよ、ということを
教えていただきました。
私たちは、足りないものを
もっと欲しい、もっと欲しいと
思ってしまうものですよね。
足りないものに目がいってしまうのは
仕方ないことだけれど、
今ある幸せもきちんと感じることが
大事だなと改めて感じました。
渡辺万里子
PS
「もし今日が人生最後の日だったら?」
と、ぜひ自分に問いかけてみてくださいね。
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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