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2015/01/14(水)
【川畑のぶこ】[Q&A] 娘と喧嘩してしまいます
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・1.14 No.1123
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◆今日の断捨離 「[Q&A] 娘と喧嘩してしまいます」
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Q:気持ちをおさえられずに、
喧嘩してしまいます
海外に在住していて、
心疾患の娘がいます。
娘はいたって元気なのですが、
私の思い通りにならないと
私がすぐきれて大喧嘩になります。
改善しようと思うのですが、
数週間たつと同じスパイラルに
はいってしまいます。
6年半付き合った彼がいました。
今年五月に同居を試みたのですが
うまくいかず、喧嘩ばかり。
4月には6年ぶりに一時帰国、
5月には引越し、
7月には2週間旅行、
10月には娘のカテーテル検査。
あまりに予定が多すぎたのでしょうか。
彼のことを理解することもできなくなり
毎日コントロールしてしまいました。
彼には18歳離れた母と、その元で
暮らしている24の彼の娘がいます。
彼らは私たちに気を使ってくれていた
と思うのですが、夜帰ってくると
呼び出されたり、何かと手伝いに
行くことがありました。
(そんなに頻繁にではありませんが)
娘の入院の前に、私が情緒不安定に
なりそばにいてくれるよう頼んだの
ですが、前日も彼の娘の車の
高速道路走行の練習をすると、
2時間ほど家を空けました。
大喧嘩の当日は彼の母と話し合いの
日だったのですが、その前に、
私の娘、彼とけんかになり、
話し合いには行かないといいました。
すると母があがりこんできて
怒鳴りあいのけんかになりました。
いつも別れては後悔して元に戻るの
ですが、また堂々巡りをします。
自分の気持ちをコントロールしたいの
ですがなかなかうまくいきません。
今回の別れは、私が家を飛び出したので、
元のような関係に戻ることはないと思います。
非常に残念ですが、、、、。
自分の娘との衝突、思い通りに
いかないといらいらしてしまう自分を
何とかする方法はないでしょうか。
更年期が過ぎるのを待つしかないのでしょうか。
【40代 通訳 きぬび様】
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FROM 川畑のぶこ
A:
愛する娘が病気を抱えている。
母親であれば心配なのは当然でしょう。
その安全が確認できなければ
イライラすることもあるでしょう。
それらのイライラ、怒り、
それは全て愛からきているのですよね。
病気があるにも関わらず、
ここまでよくやってきている
まずは娘さんに宿る叡智と、
きぬびさんご自身のこれまでの
献身的(物理的にも精神的にも)な
ケアを称えてあげてください。
さて、相手への心配、イライラ、怒り、
これらは全て愛からくる、
では、愛しているからという理由であれば、
何でも許されるのか?というと、
決してそうではないことは、
きぬびさんご自身気づいて
いらっしゃることと思います。
それが相手にとって絶対良いはずだからと、
相手が私の理想通りになることで
自分が安心したい、これは利己的な愛。
自分の思い通りではないけれど、
相手なりに必要なプロセスを経て
人生を切り開いて成長していく
―決して年齢は関係なくー
そのことを見守る。
これは利他的な愛。
どちらも本質的に私たちに
備わっている愛の形ではありますが、
そのバランスが崩れると、人間関係は
一気に崩れて行くと思います。
相手のことを蔑ろにして自分ばかりを
満たそうとすれば不調和をきたします。
逆に、自分のことを蔑ろにして、
相手のことばかり満たそうとしても
やはり不調和を来します。
結果的に自分を満たすことも
相手を満たすことも
不可分ではありますが、
それを「どのよう」に行うかと
いうことは大切なポイントとなります。
健全な愛情関係は相手を
コントロールする執着の上にではなく、
相手を自由にする、信頼の上に
なりたつということを覚えておくと
良いかもしれません。
信頼とは決して
「相手が自分の思い通りになる」
と信じることではありません。
たとえ、自分の理想通りではなくても、
相手なりにその時点でのベストを
尽くして相手なりに人生を切り開いて行く。
私がそうであったように、
また今もそうであるように。
たとえ相手の思い通りのかたちや
タイミングではないかもしれないけれど、
そして、自分の理想通りの
自分ではないかもしれないけれど、
自分なりにその時点でのベストを
つくしてここまで一生懸命やってきた。
前進したり後退したりしながら…
それを認め信じてあげること。
そしてこれからも今できる
ベストを尽くして前進していく。
必要なかたちやタイミングで。
これが信頼ベースの人間関係です。
まずきぬびさんご自身が、
自分の人生に対して信頼を置いていることは
相手との健全な人間関係に置いて
必要不可欠なことです。
自分が自分を信頼していると、
相手を信頼しやすくなります。
相手を信頼していない人というのは、
そもそも自分自身を信頼していない
ことが多いものです。
自分も相手も今、必要なプロセスにいると。
人間は失敗を免れないけれども、
そこから学ぶと。
今は学びの意味が分からず、
天に悪態つきたくなるかもしれないけれど、
それでも、ある時点でハッとそれに
気づくことがくると。
今はしがみついていても、やがて
「あのとき起きたことの意味」が
分かるときが訪れると。
そんなプロセスの中にいてくれた、
自分からすれば悪役を担ってくれた
相手に、感謝すらする日が訪れるかも
しれないと。
そう信頼してみてください。
母なる宇宙は、そのような
私(たち)のいびつなプロセスを、
気長に、あたたかに、
見守ってくれていることも
信頼してみてください。
きぬびさんも、娘さんも、彼氏も、
私たちもみな、人生の学徒なのですね。
PS
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◎編集後記
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先月、コートを断捨離しました。
コートって高くて、
なかなか勇気のいる断捨離でした。
しかし、このコート、勇気がいる分、
もたらす気持ちの変化も大きいものです。
今日は、コートを断捨離して、
気持ちに変化が起こった
ある女性のお話をシェアします。
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/XqUqR5HT/186908/10199574
ー渡辺万里子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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