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2014/11/05(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]潔癖性の人の心理とは?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2014・11・05 No.1133

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◆今日の断捨離 「[Q&A]潔癖性の人の心理とは?」

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Q:潔癖性の人の心理とは?

 

まわりで潔癖症だったり、
掃除の妥協が一切できず
毎日しんどいと言っている方がいます。

 

片づけをせず物を持ちすぎることが
断捨離ではよくとりあげられていますが、
こちらのケースはどんな心理状態なのでしょうか?

 

【はなまる様 40代 主婦】

 

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FROM 川畑のぶこ

 

「モノを持ちすぎる」ことを断捨離は
問題視していますが、
どの文節を強調するかで、
意味合いが全く逆になってきますね。

 

「持つ」ことを問題視しているのか、
「すぎる」ことを問題視しているのか。

 

断捨離は、
「過剰を取り除く」というのが
基本コンセプト。

 

「全てを取り除く」と
勘違いしている例が散見しますが、
これは誤った解釈です。

 

過ぎたるは及ばざるがごとし

 

持ち過ぎも、持たな過ぎも問題を起こします。
溢れすぎて困っているのなら減らしましょう。
足りなくて困っているのなら増やしましょう。
これは調和的人生を送る上での基本姿勢でしょう。

 

モノに関しては、
現代は溢れかえって困っている人が
多いので、減らすことの重要性が
説かれているわけです。

 

さて、潔癖症の心理状態に関しては、
それが健全なのか病的なのかということが
ポイントとなると思います。

 

単純には、そのことでその人が困っているか
困っていないかということに二分されます。

 

健全なケースは単なる綺麗好きです。
丁寧に片づけをしたり掃除をしたりする。
また、几帳面で、ものごとを細やかに
きちんと行うという人です。

 

これ自体は全く問題の無いことで、
その人のパーソナリティーです。

 

「したい」からやっていることであって、
このことで日常生活に支障が出ることは
ありません。

 

むしろ、
周囲から好感を抱かれることも多いでしょう。

 

では、
病的なものはどのようなものかというと、
そのことで日常生活に支障が出てくるものです。

 

また、好きだからそうしているのではなく、
不安や恐怖からそれらを回避しようとして
行動が駆り立てられます。

 

ばい菌などで汚れるから、
他人を自分の部屋に入れないようにする、
そのことで健全な人間関係が
損なわれてしまうケースとか、
他に優先順位が高いことがあるのに、
清潔にするために(たとえば何度も手を洗うなど)
時間がかかってしまって他の大切なことも
後回しになってしまうとかといった状態です。

 

「したい」わけではないのに
(むしろこんなこと「したくない」のに)
「せねば」と思っている状態ですね。

 

専門的には潔癖症とはいわず、
「強迫性障害」というものが
病的な潔癖症の人に使われる
診断名となるかと思います。

 

清潔にしようとすることに
とらわれてしまい
わかっちゃいるのにやめられないと、
本人も疲れを感じています。

 

強迫的に清潔にするのとは反対に、
強迫的に溜め込んでしまう人もいます。

 

人からみれば全く役に立たない
モノであったり、価値が無いモノに固執して、
それらを大量に集めて捨てることが
出来ないのです。

 

部屋がガラクタで埋め尽くされ、
そのことで苦痛を感じたり、
周囲との関係に害が及びます。

 

「とらわれている」ことで
苦しみがあることに、
両者に変わりはなく、根は一緒です。

 

このような病的な状態に
陥ってしまった場合には、
「観念」を捨てることが大切になってきます。

 

「ねば」とか「べき」とかという思いに
とらわれてしまっているのなら、
ひと呼吸おき、
「ま、そうでなくても人生は機能する」
とゆとりをもって構えてみることです。

 

実際に、過去を振り返ってみると、
不潔であったが故に
人生が損なわれたことよりも
清潔にこだわりすぎたから
人生を損なっていることが多いことを
確認してみます。

 

溜め込んで困っている人なら、
それらが無くて困ったことよりも
溢れて困っていることが多いことを
きちんと確認します。

 

「こだわり」や「とらわれ」を
捨てる練習をしてみてください。

 

実際にそれらにこだわらずとも、
大丈夫だったという
体験を重ねていくことは勇気に繋がると思います。

 

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

 

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

 

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

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◎編集後記
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土曜日にご紹介した動画
「なぜかお金が消える人、残る人の
ちょっとした違い」
はご覧になりましたか?

 

・お金の3種類の使い方、
・人生を豊かにするお金への考え方、
・自信がつくお金の使い方
などが紹介されています。

 

私たちは“お金”というと
少し苦手意識がありますよね。

 

ぜひ、この動画を参考に
お金について改めて考えてみては
いかがでしょうか?

http://123direct.jp/tracking/cr/HgQ1QeXt/181906/10199574

ー渡辺万里子

 

PS
動画の最後に、
ポイントまとめがあります。

 

お時間のない方はそちらだけでも
みてみてください。

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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