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2014/10/01(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]介護をしたくありません
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・10・1 No.1098
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◆今日の断捨離 「[Q&A]介護をしたくありません」
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Q:介護をしたくありません
両親、特に母親が好きになれず、
今後もし、介護が必要になっても
正直面倒みたくありません。
心の持ちようを教えて下さい。
既婚、子供無しの40代の公務員です。
私は一人っ子だったせいもあり、
子供の頃は親の干渉が強く、
何かにつけ危ないからあれやっちゃダメ、
お金がかかるからこれもダメと
やることなすことケチつけられ、
厳しく育てられました。
そのせいで、
小さい頃は何の楽しい思い出もなく、
無気力、無感動な人間になりました。
本当は大学に行きたかったのに
短大にしとけと言われ、
その後の就職も親の勧め通り
公務員になりましたが、
ちっとも楽しくありませんでした。
30代後半の時に東京に転勤になり、
親からも離れられて、
こちらで結婚もしやっと自由を
手に入れられた気分です。
世の中、短大も行けない人もいて、
行かせて貰っただけでもありがたいと
思わなきゃいけないのかもしれませんし、
ちゃんとした仕事につけていいじゃないと
人から言われる事も多いですが、
正直幸福感は全く無かったです。
最近になって、転職しようと
資格取得の為に勉強したりと、
やっと少し充実感が持てるようになってきたところです。
でも気になるのは今後の両親とのかかわり方です。
冒頭のように思うのは薄情でしょうか?
【40代 ケリー様】
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FROM 川畑のぶこ
辛い子ども時代だったのですね。
親の過干渉や価値観の押し付けで、
自分の本当にしたいことが出来なかった。
そのことで親に恨みの念を持っており、
その感情を解消できないままでいる。
もしそのままで、
無理に親の介護をしたなら、
親子関係は悪化するばかりで
健全な状態をもたらすことはないでしょうね。
福祉施設に委ねるというのも
オプションとなるかもしれません。
ただし、現時点では
親の介護に関しては白黒はっきりさせることはせず、
いったん横に置いておいてみてください。
今、ぜひケリーさんに集中していただきたいのは、
親によって満たすことができなかった
大切な己のニーズを、親から解放され、
大人になった今、自分自身が充分に
満たしてあげるということです。
親のニーズより、自分のニーズに
集中してみる時期というふうに
とらえてみてください。
それは、自分がしたい仕事をしたり、
過去にできなかった勉強を
今から始めるということでもあるでしょう。
転職や資格取得に向けて
勉強されるのはとても良いことだと思いますし、
恐らくそのような動機で励まれて
いらっしゃることと思います。
ただし、気をつけていただきたいのは
資格などは「取るべき」とプレッシャーを
感じながら取ろうとしているのか、
それをも「取りたい!」と胸の高鳴りを感じながら
取ろうとしているのかを
じっくり振り返ってみてください。
前者であれば、ケリーさんの場合は
考え直すことをおすすめします。
「べき」で判断する時というのは、
純粋に自分を満たすことよりも、
世間や他人を軸に判断していることが
想定されるからです。
これでは公務員の仕事を選んだ時と
同じ状況に陥ることになるでしょうし、
ケリーさんの人生の大切な課題から
目を背けることにもなってしまいます。
真に大切なニーズが満たされることは
無いでしょう。
ぜひ、「したい」と思うことをしてみてください。
人生に始めるのに遅いことはありません。
肉体的な生命ではなく、
意識や魂のレベルでみたなら、
私たちはまだひよこかもしれません。
そうであれば、これからがスタートで
成長率は無限大です。
お母様も同様で、
全知全能の神ではありませんから、
共に学びの過程と思えば良いでしょう。
時として、年齢は親の方が上でも、
精神的な、あるいは魂の発達は
子どもの方が上ということもあります。
私たちの恨みの感情は、そのせいで
取り返しがつかなくなった場合に強く生じます。
まだまだ取り返しがつくし、
むしろそんな経験があったからこそ、
それがバネとなって人生経験や学びが
深まったということに気づくことだってあるかもしれません。
そうであれば、恨みの念は
いつの間にか消えることでしょう。
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時として反面教師をしてくれた親に
感謝すらするかもしれません。
まずは親が自分に出来なかったことを
自分がしてあげる。
自己充足してから、さらに、
親が実際に介護が必要になったら、
そのときの一呼吸おいた自分に判断を
委ねてみてはいかがでしょうか。
PS
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「なぜ人は治り癒えるのか~がんとこころの関係」
【日時】2014年10月11日(土)13:30~15:00 (13:00受付開始)
【場所】新会場→日本大学医学部板橋キャンパス 医学部第一講堂
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PPS
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◎編集後記
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先日久しぶりにヨガをしました。
ヨガをすると気づくことは、
自分の呼吸が浅くなっている事。
呼吸が浅いと、
疲れが取れづらかったり、
むくみやすくなったりするそうです。
ヨガで自分の体の状態を知り、
ココロもカラダもすっきりとした
新陳代謝のよい毎日にしていきたいです♪
ー渡辺万里子
PS
3日坊主な私がヨガを続けて
いられるのは、
激しい運動をしていないのに
カラダの変化を感じられるからです。
運動は苦手だけど、
カラダを動かしたい方にオススメです…
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What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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