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2014/09/08(月)

【やましたひでこ】スーツケースの中身は…?

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2014・9・8 No.1075

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◆今日の断捨離 「スーツケースの中身は…?」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

長月九月八日、月曜日。
二十四節気「白露」を迎え
秋の気配が漂う頃。

 

さて9日間のブータン再訪の旅から
無事帰国した私。
けれど、スーツケースは無事一緒には戻れず。

 

経由地インド・ゴハティ空港での
チェクイン・トラブルがあり、
次の経由地バンコク・スワンナプーム空港で、
スムースな積み替えが出来なかったのです。

 

その時点で、スーツケースは放棄して
とにかく羽田便に乗り込むことを選択。

 

そう、
荷物より自分が戻ることの方が先決、
スーツケースの中身の手当てなど
いかようにもなるのだから。

 

結局、2日後に無事手元に戻ってきて、
それなりに感激の再会を果たすことは
できましたが。

 

このスーツケースの迷子事件は、
海外旅行ではよくあること。

 

私の場合は帰国時のトラブルで
あったけれど、
これが到着時であったならば、
なにかと難儀を感じることになるだろう。

 

特にモノが容易には手にはいらない
地域への旅行であれば、
あれもこれもと準備して
スーツケースに詰め込んだはず。

 

コレがないと不便、アレがないと不便
コレがなくて困る、アレがなくて困る

 

そうやって旅そのものを愉しむことが
随分と損なわれることになる。

 

それでも、
よく私の海外旅行をお世話してくれる友人が、
こんなことを言っていたのを思い出す。

 

旅先の空港で荷物が出てこない
トラブルに遭遇した時、
その反応や対応は、やはり人それぞれだと。

 

いつまでもそのお困り事に
しがみつく人と。
あっさりとあきらめてお気楽に過ごす人と。

 

今、目の前に無いものは無い。

 

そうですね、
その現実を受け入れることが、
いかに素早くできるかどうかで、
その後の対応と気持ちは随分と違う。

 

アレもコレも準備して入れたはずなのにという思い、
即ち、過去への囚われが、
今目の前の、そしてこれから先、
展開していくであろう出来事を、
曇りメガネで捉えることになるのです。

 

思えば、旅行の荷造り程、
断捨離のトレーニングになるものは
ありません。

 

まず、限られたモノに
絞り込まなければなりませんよね。
スーツケースという総量規制があるのだから。

 

アレもコレも持って行きたくて、
収納術のようにコンテナを買い足して
いくがごとく、スーツケースを幾つも
増やしていくことは、
お抱えのポーターさんでも雇わないかぎり無理な話。

 

一人ズルズルと大きなスーツケースを
幾つも引きずって歩く自分の姿を、
想像してみましょうか。

 

さあ、考えて考えて
荷物を絞りこんで行きますよ。
スーツケース一個にゆとりをもって
パッキングできるまでに。

 

衣類の枚数はどうしますか。
日数分の量を手当てしないと
気がすまないかしらね。
行く先で洗濯すること、
買うことも出来ますよね。

 

それとも、シーンごとに着替えて、
旅先ファッションを愉しむのも
素敵なことですね。

 

それなら荷物が増えるのも致し方なし。
だってこれから待っているのは
ワクワクすることだと、
今の自分が思っているのだから。

 

そのワクワクは、
荷物の重たさを軽減してくれる、
心の軽やかさでもあるのだから。

 

どうでしょう。

 

もう、お分かりですよね。

 

この旅行での荷物の持って行き方。
それは、私たちの人生の旅でも同じこと。

 

未来に対して、
何もかも用意周到であろうとすること。
未来に対して、
何もかも過去を引きずっていこうとすること。

 

このスタンスが、
今現在に注ぐべきエネルギーを
無駄に垂れ流すことになる。

 

旅の荷造りの極意はこれにつきる。
そう、スーツケースには
これを詰め込むことが大切。

 

あなたの「希望の象徴」となるモノたちを。
あなたの「不安の証拠品」となるモノたちではなく。

 

それは、あなたの人生の旅の
スーツケースともいうべき、
押入れの中身も同じですよね。

 

そして、もっと大切な極意はこれ。

 

時に不便・不足を愉しむというスタンス。

 

なぜなら、時々の不便・不足は
大きな変化刺激。
思考・感覚・感性が磨かれる
チャンスでもあるのだから。

 

そう、不便・不足=不幸とは限らないのです。

 

そうそう、
ところで今回のブータン・ツアーの仲間たち。

 

リュックサックたった一つで参加した人もいれば、
重量オーバーの大きなスーツケースの人もいた。

 

面白いですね、荷物の有り様で、
人それぞれの旅とのかかわり方が
見えてくるのだから。

 

えっ、私?

 

ああ、私も若干大き目タイプかな。
だって行く先でその場に
ふさわしい恰好をしたいと思うから。

 

でも白状すればやはり少しばかり多すぎたかも…
次回は、もっと厳選して参りま~す!

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

PS・今回のブータン旅日記、ブログに連載で綴っています。
http://ameblo.jp/danshariblog/entry-11917204503.html

 

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◎編集後記
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旅先の荷物って、人柄が出ますよね。

 

心配症でたくさん持ってくる人、
びっくりするくらい荷物が少ない人…

 

しかし、荷物の量ではなく、
その荷物たちが自分をワクワクさせて
くれるかどうか。

 

あなたのスーツケースには
どんなものが入りますか?

 

ー断捨離事務局 渡辺

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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