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2014/08/28(木)

【やましたひでこ】どれを選びますか?

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・8・28 No.1064

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◆今日の断捨離 「どれを選びますか?」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

葉月八月二十八日、木曜日。

 

8月も終わりに近づき、
なんだか急に涼しくなってきたよう。

 

そうですね、
月の終わりは年に12回あるけれど、
年の終わりと重なる12月は別格としても、
この8月がおしまいになることほど
残念に思うものはなく。

 

それはきっと、
学校の夏休みの終わりと
重なってきたせいでしょうね。

 

そう、8月の終わりは、
過ぎ行く夏を惜しむなんて
悠長な気分にはなれず、
まったく出来上がっていない
自由研究や、
書くどころか読んでもいない
読書感想文に、
追い詰められていた記憶が蘇る。

 

なんだ、
あの小・中学生の頃と、
こんな年齢になっても
大差ない感慨に耽るアタクシ。

 

なぜなら、毎度のことながら、
原稿の締切りと格闘しているのですから。

 

◇◇◇◇◇

 

はてさて、
そんな私やましたひでこの事情は
どうでもいいことで。

 

今日は、
断捨離メルマガの読者であるあなたに
こんな質問を。

 

ぜひ考えてみて下さいね。

 

もしも、
列車に乗って旅に出るとしたら、
あなたはどんな列車や車両に
乗りたいと思うでしょう。

 

・貨物列車
・特急の自由席車両
・特急の指定席車両
・特急のグリーン席車両

 

さあ、答えは出ましたか。

 

もしかして、
あなたは貨物列車に乗りたいと
思ったりしましたか?

 

だとしたら、
あなたは荷物の間に身を潜め、
じっと息を凝らしている逃亡者のようなもの。

 

それはそれでなんだか
冒険映画の主人公になったようで、
スリリングな体験ができるのかもしれませんが。

 

でも、やはり、
惨めな状況ですよね、それは。

 

まあ、
どんな列車車両を選択しようと、
それぞれ好みの問題ではあるのですが。

 

では、さらに、
貨物列車と特急自由席を選んだあなたに、
次の質問を。

 

その貨物列車に、
ぎっちりと荷物が積み込まれていたらどうでしょう。

 

その自由席車両が込み合っていて、
通路にまで乗客が溢れて立っていたら
どうでしょう。

 

そこにいるあなたは、
どんな気持ちになるでしょう。

 

快適ですか?

 

ああ、もう、おわかりですよね、
私の質問の意図が。

 

そう、
列車や車両は「住空間」のたとえ。

 

私は思うのです。

 

家とは、

私たちの人生の旅列車そのもの。

 

人生の旅を、
どんな列車に乗車するかで、
自分の旅の質は変わる。

 

その人生の旅列車を、
どんなふうに仕立てるかは、
実はすべて自分次第。

 

あなたは、もしかして自分の住まいを
まるで貨物列車のように仕立ててはいませんか。

 

そう、収納術に嵌まり、
大量にモノを保管することに、
エネルギーを費やして。

 

それはね、
乱雑にモノが堆積しているよりは
マシで、
たしかに整然とモノは
納められているけれど、
住まいが貨物列車であることに
変わりがないですね。

 

どこまでいっても、モノのための家。

 

あなたは、もしかして、
自分の住まいを、
まるで帰省客で込み合った
新幹線の自由席のようにしてしまっていませんか。

 

たくさんの乗客たちの
網棚に載り切らない大きな荷物たちが
座席を占領し、
本来座れるはずの人が座れない状態。

 

それは、家で言うならば、
収まりきらないモノたちが、
廊下や階段の踊り場まで
積み上げられているのと同じ。

 

ソファーの上が、
いつも洗濯モノで占拠されているのと同じ光景。
本当は自分が座って寛ぐためにあるはずなのに。

 

どうでしょう。

 

だとしたら、
モノは座席以下の数に絞り込んでいく必要がある。

 

つまり、
モノはもともとある収納空間に
ゆとりをもって収まるよう、
厳選する必要があるのです。

 

それから、
こんなことはしないで下さいね。

 

棚板を増やし、ツッパリ棒を渡して、
隙間家具を入れて…
収納量を増やそうとすること。

 

それは、
列車の通路に補助席を並べるようなもの。
目的地まで私たち乗客を
身動きできないようにするのと同じ。

 

列車を旅の目的地への
単なる移動手段とだけ捉えるのでなく
車両空間そのものを快適にして
目的地までの時間をも
愉しんでいきませんか。

 

繰り返し確認しておきますね。

 

家は、住まいは、住空間は、
私たちの人生の旅の列車であり車両。

 

旅とは、
目的地だけにあるのではありません。
私たちの人生の旅とは、
終着地だけにあるのではありません。

 

目的地まで、
いかに快適な空間で過ごしていくか。
終着地まで、
いかに愉しみながら生活を営んでいくか。

 

さあ、
あなたの人生の列車である住空間を、
どんなふうに仕立てていきましょうか。

 

それは、
すべてあなたの選択決断次第で、
どのようにでもなること。

 

家が新しいとか古いとか、
家が広いとか狭いとか、
そんなことに囚われていては
なりませんね。

 

どんな家であれ、
今の私にとっての大切な空間。

 

どうぞ、過剰なモノを住空間に
蔓延させられることのないように。

 

どうか、必要のないモノを
いつまでも抱え込んで、
これ以上人生の旅を重たくすることのないように。

 

そう、
人生の旅を丸ごと愉しむためにね。

 

あなたが、さらに断捨離に励まれますことを。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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同じ“歩く”という行動でも、
「周りの景色を見ながら歩くのが旅で、
ただまっすぐ歩くのが移動」、
ということを、聞いた事があります。

 

同じ事をしていても、
同じ距離を動いたとしても、
旅と移動では感じるものが違いますね。

 

あなたは、
・貨物列車
・特急の自由席車両
・特急の指定席車両
・特急のグリーン席車両
のどれを選びましたか?

 

人生の列車である住空間を
快適なものにし、
ごきげんな人生を歩んでいきましょう♪

 

ー渡辺万里子

 

PS
ごきげんな人生のために
カラダは様々なメッセージを
私たちに出してくれています。

 

あなたの体調不良は、
どんなメッセージでしょうか…

http://123direct.jp/tracking/cr/Cfekxd2D/176569/10199574
※本日23:59まで

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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