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2014/05/19(月)
【やましたひでこ】暴力的コミュニケ-ション
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・5・19 No.963
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◆今日の断捨離 「暴力的コミュニケ-ション」
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
皐月五月十九日、月曜日。
いよいよ初夏の日差し。
天気予報では、さかんに紫外線対策を!
なんて、親切なコメントがつく。
近頃は、天気、天候、気候に対して、
ネガティブなキャンペーンのほうが
先行するよう。
私たちの心には、漠とした
異常気象への怖れが蔓延してる。
それでも、この五月晴れの
爽やかさを満喫しないのは、
心から存分に味合わないのは、
とてももったいない。
異常の反対は、正常?
それとも、普通?
異常気象の反対は、正常気象?
それとも、普通気象?
どうでしょう、そもそも、気象に、
正常も普通も無いと思うのだけど。
そうですよね、気象とは、
もともとが、常に変化要素
満載のものなのだから。
気象とは、言ってみれば、
異常であることが正常?であり、
普通?なことなのかもしれません。
ああ、こんなことを思うのは、
私だけかしらね。
◇◇◇◇◇
天気、天候への期待が、
叶わぬものであるように。
いえ、時々、期待したお天気に
恵まれることはありますね。
けれど、それは、
あくまでも恵まれたことであり、
自分の期待どおりに当てはめて、
自分が天気を変えた訳ではないのです。
そう、私たちの周りは、
自分の力で、変えられることと、
自分の力では、変えられないことがある。
そこの見極めは、しっかりと
していた方がよさそうです。
ところが、私たちは、
その変えられないものに対して、
変えようとして躍起になることがある。
その殆どが、対人関係において。
もちろん、人はいくらでも変わる。
幾つになって、気づきを得て、
変わることができる。
私は、そう信じている。
けれども、これは無理だと思っている。
相手を、自分の
期待どおりの人に変えること。
相手を、自分の
思う通りに変えようとすること。
しかも、そのアプローチは、
たいていの場合、こうなるのが常。
「あなた、これが普通なのよ。」
「あなた、これが正しいのよ。」
「あなた、これが当たり前なのよ。」
「だから、あなたは、
こうするべきなのよ。」
しかも、その投げ掛けの後には、
こんな言葉が続く。
「だって、みんなも、
そう言っているのだから。」
これは、実のところ、
自分の価値観の押しつけでしかなく。
この場合の「みんな」とは、
せいぜいが自分を含めた
周りの三人なんてこともある。
自分の価値観に合わせて、
自分の期待する相手を、
自分の期待するとおりに
変えようとすること。
しかも、その価値観が、
まるで、社会全部、全員がもつ
正しい価値観であるがごとくに、
すり替えながら。
これは、暴力的コミュニケ-ションと、
言っていいだろう。
たとえ、身体的暴力は
伴っていなくても。
そして、その結果は、明らか。
決して、相手は、
期待どおりになってはくれない。
そう、「くれない」のです。
そして、「くれない」相手に、
怒りを感じながら、自分は
徒労感を味わうことになる。
こんな、スパイラルは、いい加減、
卒業した方がいいですよね。
それには、まず、自分勝手な
相手への過剰な期待を、手離すことが、
最初の一歩となるのです。
いかがでしょう。
有難うございます。
あなたとの出逢いに、
いっぱいの愛を込めて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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これは、本当に耳が痛いですね(笑)
近い人間関係でも、よく起こりうるし、
組織の中で仕事をしていると必ずある。
相手に「期待」したところで、
そのように変えることはできない。
最終的に、変わることは、
自分自身にしかできません。
ところが、いざその状況になってみると
なかなかこういった事をを思い返して、
自分の行動を変えるのは難しい(笑)
とはいえ、日頃から意識する頻度を
上げておくだけでも、少なからず、
人間関係においては前進と言える…
個人的にはそう思いますが、
いかがでしょうか?
―安永周平
PS
分かっちゃいるけど続かない…
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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