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2014/02/19(水)
【川畑のぶこ】<Q&A>私は間違っていますか?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・2・19 No.874
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◆今日の断捨離 「川畑のぶこへのQ&A」
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Q:私は間違っていますか?
自分が変わればいい、
捉え方、視点を変えればいい・・・
何回も呪文のように
自分に言い聞かせますが、
嫌な事は嫌。不快な事は不快。
許せないことは許せない・・・
なかなか頭から消えず、
すっきりしません。
例えば夫の上から目線の言い方
食事中のマナー(肘をつく)
洗面後の汚さ、ドアの締め方等。
たくさんの心理学の本を読んだり
ラジオ人生相談を聞いたり
してきましたが、解決しません。
何か考え方が間違っているのでしょうか。
夫が出張等で居ないと、
とても解放感に満ち生き生きと
やる気が湧いてくるのです。
どうしてなのでしょうか?
嫌な事があってもなくても、
ぶれずに生き生きと
楽しく生きていきたいのですが・・・
【60代 女性 主婦 モモ様】
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FROM 川畑のぶこ
A:
モモさんのように自分自身が変わる
ことで、日々をより快適に過ごしたい
と願っている人は多いと思います。
ただし、誤ってはいけないのは、
それは決して無理をするという
ことでないということです。
不快なものを不快と思わなく
なれれば、問題が解決することも
あるかもしれませんが、それは
少々無理な話ではないでしょうか?
不快なものは不快で良いと
受け入れることも大切な視点です。
「夫の上から目線は嫌いだ」、
という思いがあるのでイライラする、
そのイライラを止めたいからといって、
「嫌いになってはいけない」などと
捉える必要は無いと思います。
「上から目線は嫌いな私で良い。」
と受け入れてみてはどうでしょうか。
それよりも問い直してみるべきは、
「夫が私の好みの通りの人物に
ならない限り私の人生は機能しない」
という思いがあるのでは?
ということです。
もしそうであれば、その考え方を
変えてみることをおすすめします。
「夫が好みのとおりの人物になったに
こしたことはないけれど、夫が
思い通りでなくても、私は自分の人生を
豊かに切り開いて行くことはできる。」
という姿勢です。
どうでしょう?
「期待は裏切られることがある」
という信念も健全だと思います。
期待したとおりになることもあれば、
ならないこともあるのが人生
というものです。そして、
モモさんの現状は残念ながら
期待どおりにならなかったケースです。
でも、人生では想定内のことが
起きていますし、残念ではあるものの、
全てが台無しになるわけではありません。
そう思えたのなら、さほど
狼狽することもなくなるとおもいます。
他人は思い通りになりません。
夫や周囲などの条件次第で
人生を幸せに生きれると
どこかで期待しているのなら、
そしてその期待が多ければ多いほど、
残念な経験をすることも
増えることでしょう。
では自分は思い通りになるのかというと、
それもまたYESとは言い切れない
のではないでしょうか。
自分を思い通りに変えるが難しいので、
他人や周囲が思い通りに変わることで
自分を楽にしたいという心理が
働いていることも多いものです。
まず、嫌なことは何か、
それを嫌でなくなるにはどうするかに
チャレンジするのではなく、
いったい、自分は
人生に何を求めているのか?
何に幸せを感じるのか?
に焦点を当てて見ることを
おすすめします。そして、他人に
依存しなくても、自分を幸せに
するための行動を積極的に
とってみてください。
日々幸せを体験する頻度が増したなら、
オートマチックにイライラすることも
減ってくるはずです。
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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