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2013/02/27(水)

【川畑のぶこ】自分軸の乱用

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2013・2・27  No.516

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◆今日の断捨離 自分軸の乱用

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FROM 川畑のぶこ

 

「私は自分軸で生きたいのに◯◯が××だからできない。」

 

ビギナーダンシャリアンからよく漏れるつぶやき…
◯◯には相手(ヒトやモノやコト)が、
そして××には自分の思い通りにいかない状況が入る。

 

それは家族だったり、職場の上司や同僚だったり、
世の中に提供されるサービスやしくみだったり…

 

私は捨てたいのに親は捨てないから家は片付かない。
私は欲しくないのに相手が勝手にくれる。
私はしたくないのに上司や同僚が仕事を押し付ける。
私は直ぐに捨てたいのに分別が多いし
粗大ゴミは自分で手配しなければいけなくてめんどう
私はやりたくない。

 

…などなどと表現される。

 

どうやらこの人たちは、自分軸とは身の回りの全てが
自分の思い通りになることと勘違いしているようす。

 

ちょっと乱暴な言い方をすれば、
自分軸と自分勝手を取り違えてしまっているようだ。

 

私はこれを「自分軸の乱用」と呼んでいる。

 

まるで水戸黄門様が自分軸という名の印籠を
不要にかざして歩き回っているみたいだなと。

 

今まで周囲や相手に合わせてきたことに気づき
それをやめようと思い立ったまでは良い。

 

ところが今度は相手が自分に合わせないことに
不平を鳴らす状態に陥っている。

これは、ものごとを立体的にとらえることをせず、
点でバラバラにとらえていることにより生じる悩み。

 

相手か自分か、あるいはモノか自分か
といった二元的な視点で、ものごとが
対立の構造の中で判断されてゆく。

 

かならず一方が正しくなくてはいけなくて
もう一方はそれに合わせなければいけない。

 

これは苦しい。
とっても苦しい。

 

だって世の中そんなふうには成り立っていないから。
それが健全な状態か否かは、それぞれの関わりかたや
文脈の中で定義されていくものだから。

 

断捨離の視点というのは点に目をむけるこのではなく
点と点と、そしてそれを支えるダイナミックな場との
関係性に目を向けること。

 

どのような文脈を築き上げていく私なのか
ということに軸を戻すこと。

 

それを問い直した結果の気づきを通して、
どう関わりたい私なのか
そのためにどのような姿勢や行動が必要なのか。

 

どのように折り合いをつける必要があるのか。
どのように意識を変えて努力をする私なのか。

 

これが軸を自分に戻すということだ。

 

決して他人や環境が望みを叶えてくれることを
期待する姿勢ではない。

 

それは結局のところ他人次第の人生だから。

 

この期待を捨てて、自分の足で立ち、
さまざまな逆境を自らの方向性を意識しながら
切り抜ける姿勢で前進する。

 

それが自分軸。

 

親が捨てないのなら、捨てさせるには
どうするかに焦点を当てるのではなく、
相互理解を深めるには何が大切なのか、
そのためにどんな努力をする私なのか…

 

勝手に押し付けてくる相手に対して断らない私は
いったい何を恐れているのだろうか、
そしてその恐れを手放すにはどうしたらよいのだろうか…

 

世のサービスやしくみが自分の都合通りにならない場合、
世の中とはそういうものと割り切るのか、
それともしくみをより良くするために自分が出来ることを模索して
変化のための取り組みを勇気をもって開始するのか…

 

自分軸が確立されると、自然と相手軸にも
深い理解を示せるようになる。

 

全体を俯瞰している心の中には
常に調和がある。

 

 

 

<川畑のぶこFacebookページ「ココロの学校」>
https://www.facebook.com/kawabatanobuko

 

 

 

 

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