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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・1・16　 No.474

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◆今日の断捨離　場のエネルギー

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FROM　川畑のぶこ

場の力というのはすごい。これはグループ療法や
グループワークをするたびに実感すること。

先週の土曜日、メンタルの断捨離アドバンスセミナーで、
今年初の研修指導の仕事をした。

基本的に準備したフォーマットに則って研修を進めるけれども
セミナーとは生き物。毎回アウトプットが変わってくる。
これがグループワークの面白いところだ。

これは参加される人が違うことや、
リピーターであっても、参加のたびに
意識やエネルギーが変わってくるから生じる現象なのだろう。

今回はメンタルの断捨離セミナーのリピーターが多く、
それぞれに経過を報告してくれたのだけれど、
みなさんの表情が前回のそれとはまるで別人。

格段すっきりされて大きな笑顔。
その変貌ぶりには驚かされるばかりだった。

講師冥利に尽きるなぁ…
しみじみと実感する瞬間…

ただし、ここで勘違いしてはいけない。
これは講師がすごいからではない。

メソッドはそれなりに効果が得られるよう
デザインはされている。だけれども、
参加者一人一人の中に宿る叡智そのものが
そもそもすごいのだ。

グループシェアなどは、講師の川畑より、
よほど気の利いたカウンセリングが
もたれていることが多々ある。

そして、研修の内容や参加者間で
もたれている会話そのものもさながら
会場の虚空に宿る場のエネルギーがすごい。

より良き未来に向けて真摯に取り組む
参加者一人一人のその姿勢。
一人一人が放つそのエネルギーがすごい。

今はまだ殻に包み込まれているかもしれないけれど、
確実に中心部で放たれている光。

私にできるのは場の文脈に寄り添い、
その殻をコツコツと少し破るお手伝いをするだけ。

いうなれば助産師のようなものだ。

輝かしい光を生み放つのは参加者ひとりひとり。
それぞれが徐々に光を放つプロセスに関わらせてもらう…
そのことの稀有でありがたいこと。

何層にも重なる厚い殻がようやく一枚剥けだした人もいれば、
一気に殻を破る人もいる。

問題や悩みは一人一人違うけれど
共通していることは、それらと真摯に向かい合い
それらを解決し、自分を自由に解放しようとするその姿勢。

飽くなきごきげんの探求。
そのエネルギーの美しいこと。

そこに場の力が宿る。

それは大きな癒しの力となる。

グループ療法やグループワークは、
この目に見えない力があって初めて完成する。

場は主治医となる。

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