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FROM　三枝陽子

みなさま、
ごきげんさまです。
『断捨離』編集担当、
北海道断捨離会の
三枝（さえぐさ）陽子です。

昨年末に考察していた
「すみません」「ありがとう」の
使い分けに続いて、
兼ねてから自分がひっかかっていた
言葉の問題。

それは、「がんばる」「がんばろう」
という類いの奮起の言葉。

一年の抱負を抱くこの時期、
「よーし、今年一年、
がんばるぞ！」
でもいいのですが、
「がんばる」って「頑張る」だから、
どうも額に血管浮き出るような
力みを感じ、少し違和感があります。
（みなさんはどうですか？）

つまり、もっとシンプルに、
ごく爽やかに、
「よーし、やるぞ～！」
という気分を表す手近な言葉を
身につけたいです。

あるいは、人に対しても
「応援の気持ち」を表したい
シチュエーションで、結果的に
「がんばって！」
という言葉を使うことがたびたびあります。
けれど本当は、「頑張って！」というより
「いい感じでうまくいくといいね！」
という気持ちでいるので、
「なんだかなあ…」と。

ここ最近ずっと、
こうした「言葉と思いのズレ」が
どうにも気になっています。
確かに言葉は、
言い方や「込められた思い」で
どんどん染められるものだから、
「がんばる」「がんばって」

でも決して悪くない。

けれど、断捨離的に、
モノとの関わり方に例えるなら、
服に合わせやすくてとりあえず
毎日履いているけれど、
実は履き心地がイマイチな靴みたい。

というか、そうしたモノを生活から
手放していった結果、
言葉に対する敏感さも増した、
というのが正確ですね。

知人の、60代の、
ちゃきちゃきした小料理屋の
女将さんは、人を励ます時、
「がんばって！」と言わず、必ず
「おきばりやす！」
と言ってくれます。
（京都人ではないのですが）

その方、着物着て自転車で、
東京・築地界隈を猛スピードで
ダッシュするような元気なオネエサンなので、
（近所の交番のおまわりさんに、
「ごくろうさまです！」
と声かけられるそうな笑。漫画みたい）
キャラとブレンドされていい感じ。
彼女の「おきばりやす！」を聞くと、
元気が出るんです。
言葉は言葉じゃないものとの、
複合力だなあと、改めて思わされます。

言葉を自分の心身から
湧き出るように使うには、
言葉の精査も大切ですが、
きっと、自分の“キャラ”みたいなものの
確立も必要なのでしょうね。

というわけで。
2013年のテーマはこれでいきます！
「キャラを磨く」。

というわけでどうぞ、今年一年も、
よろしくお願いします。

皆さんといろんな気づきを
共有できること、
とても幸せに感じています。

【今週ダンシャったモノ：だいぶ忘却の彼方だった冷凍ストック】

断捨離編集担当：三枝

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