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2018/10/17(水)

【川畑のぶこ】QA:父親に苛つく自分の気持ちについて

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

Q.父親に苛つく自分の気持ちは、
どうすればいいのでしょうか?

86歳の両親と同居しています。

父親に苛つく自分をもてあましています。

家事は母中心で、
私が少し手伝っていますが、
父は心臓の機能が
少し弱ってきているとのことで、
何もしません。

一日同じ椅子に座って
「お茶いれて」「お醤油取って」
と指示を出します。

テレビは自分の興味で
チャンネルを換え、大音量に
したまま居眠りをしています。

そんな父親に
「ここの郵便物を持っていきなさい」
「お風呂に入りなさい」などと
指示をされるたびに苛々してしまうのです。

友達に相談すると、
失うと悔やむよと言われます。

そうと知っていても
自分の気持ちをもてあましています。

【gon・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

親にとって、子どもはいつまでも
子どもですし、その 愛情そのものは
ありがたいもので、

ただし、子が成人してからもなお、
逐一指示を出されたりするなど、
子ども扱いをされるとなると、

フラストレーションが
溜まってしまいますね。

私たちは自分らしく、
自由に生きたいという、
純粋で健全な基本的
ニーズを持っています。

成長とはそれらを手に入れる
自立の過程といえるでしょう。

家族や周囲と協調関係にありつつも、
互いに依存しすぎず、
基本的に自分の足で立ち、
前進することは、大切なバランスであり、
わたしたの課題でもあると思います。

成長とともに親離れして巣立つのは、
健全な流れであり、ここで巣立ちが
うまく出来ずにいると、ズルズルと
依存関係に突入してしまいます。

無論、巣立ちとは、物理面のみならず、
精神面も含まれます。

「親は親、自分は自分」

という割り切った価値観を確立して、
自分で選び抜いた人生を
生きることができたのなら、
ときが巡って、親の老化や
自分の人生のままならなさなどの
変化を柔軟に受け入れることが
容易くなるのではないでしょうか。

日々どのように自分を満たすかを知っており、
その充足が習慣化されている人は、
さまざまな環境にもしなやかに
適応することでしょう。

それとは反対に、周囲に合わせたり、
気を使ったりしすぎて、自分のニーズ、
自由や自立のための選択を
してこなかった場合、慢性的な抑圧感や
フラストレーションを抱きがちになります。

もし、このような心理的また社会的な自立に
親の存在が妨げとなっているのであれば、
親とのあいだに適度な距離感を
保つことは大切です。

86歳の、身体的にも弱ってきている親の生き方を
いまから変えることはとても難しいですが、
gonさんの対応の仕方や生き方を
変えることはできます。

gonさんにとっての
親との適度な距離感とはどのようなものか?

近くにいすぎてイライラするなら、
離れて暮らしてみることも可能ではないか?

同じ屋根の下であっても、
他人同士が住むシェアハウスのように、
それぞれのスペースやプライバシーを
尊重して生活することは可能ではないか?

それに伴い、家事なども手伝いではなく、
自立したご自身の役割として
こなすことはできないか?

これらを模索すると同時に、
日々gonさんの心のニーズを満たすためにも、
ご自身が喜びを感じたり、充足感が
得られたりすることに取り組んでみてください。

日常に自分を満たす場所が増えれば増えるほど、
相手の変化が必要なくなってきます。

– 川畑のぶこ

PS 川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

僕が地元(島根)を離れ、
関西に来た理由の一つに
家族との関係が嫌になったから
という理由があります。

当時は苦しかったのですが
ある程度の距離感のおかげか、
今ではすっかり良い関係になりました。

まあ、、その当時は自分にとって
人生の大きな決断だったわけですが
大きな成長に繋がりました。

今では感謝の気持ちでいっぱいです^^

吉川広典

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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