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2018/06/06(水)

【川畑のぶこ】 QA:自信家の彼女と友情を築く方法はありますか?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

Q:自信家の彼女と友情を築く方法はありますか?

いつも適切で的確な先生のお答えを
参考にさせていただいております。

今日は私の悩み事にアドバイスを
頂ければと思いお便りさせていただきました。

私には知り合って長いお友達がいます。
彼女は明るく朗らかで、とても良い人です。
色々な面で長けていて周りにいつも刺激を与える人です。

彼女のそう言った才能は自他共に認めるところで、
彼女自身とても自信家です。

それはもう分かりきっていることで、
自信があるのは良いのですが、
それがとても鼻につくことがあります。

付き合いの長い私と二人だけで
話している時は良いのですが、
そこに新しく知り合った人や
普段いつも会わない人が会話に加わると、
話している内容は彼女がすべて自分の事に
持って行ってしまいます。

彼女自身の仕事の素晴らしさ、
あるいは、彼女の友達は「凄い人」「偉い人」
だと言うことを常に会話に持ち出して、
自慢話になってしまいます。

また、そういった話がしたくてたまらない、
という感じで、人が話しているのを遮ったり、
人が話しているのに、自分の話を始めて
会話をそちらに持っていったりすることが
多々あります。

こんな時、私は自分の話をするきっかけが
掴めないほどになってしまい、
会っていても楽しくなく、かえって疲れて
帰ってくることが最近よくあります。

彼女は話足りないと、またすぐ会おうといって
連絡をしてきますが、私はしばらく時間をおかないと
その気になれません。

彼女はとても良い人で尊敬されているにも関わらず、
友達が少ないのはそのせいだろうと私は睨んでいます。

そんな所をうまく彼女に伝えて、
これからより良い友情を築ければと思うのですが、
どうもその伝え方が分かりません。

何か良い言い方、方法がありましたら、
ご教授ください。

よろしくお願いします。

【ぷっちん・40代・事務員】

―――――――――――――――――
A:FROM:川畑のぶこ

長年の友との関係が
煩わしくなってきているのですね。

ぷっちんさんは今後そんな彼女と
うまくやっていきたいと思っているでしょうか?

それとも正直しばらく距離を置きたいと
思っているでしょうか。

心の声に耳を傾けてみてください。

相手を変えるのは難しいかもしれませんが、
相手との関係性を変えることは比較的容易で、
ぷっちんさんの意思次第です。

もし、ぷっちんさんがご友人と
しばらくは距離を置きたいと思っているのであれば、
誘いに乗るのをやめたり、頻度や時間を
ミニマムにしたりするのが効果的かと思います。

要するに、やんわりとNOというということです。
ご友人からすると、これまでいつでも
付き合ってくれたぷっちんさんなのに、
最近付き合いが悪いなと思うかもしれません。

おそらく、ご友人のオプションは、
それでも大切な友人だから
会えるときに会えれば良いと受容するか、
話を聞いてくれないのならぷっちんさんとは
距離をとるようになるかの、
どちらかではないでしょうか。

前者であれば、その友情は長く続くでしょうし、
もともとぷっちんさんが無理に相手に合わせたり、
過剰に喜ばせようと努力しなくても
続く関係であったということです。

万々歳ですね。

ところが、相手が常に我慢してくれて
自分に合わせてくれるからこそ
付き合っている関係であれば、
もともと健全な関係ではありませんし、
長続きしないでしょう。

ゆえに、ご友人が離れていくことは
やはり万々歳ですね。

ん?そうでもないでしょうか? そうですね。
微妙ですよね。

これまでのウン年間はいったいなんだったのかと。
ここがぷっちんさんの試されるところです。

「友人が離れていくこと=私に友人としての
価値がないことの証明」

と受け止めると、辛くなってしまうでしょう。
自分の存在価値を証明するのに、
無理をして友人との関係を維持する無意識が
はたらくかもしれません。

確かに
「常に私の話を聞いて欲しい」という
ご友人のニーズをぷっちんさんは
満たせないかもしれませんが、
それはイコールぷっちんさんが
友人としての価値がない
ということではありません。

私たちはみんな、
それぞれの人生の課題を持っています。

ご友人には、それが単なる
エキサイティングな近況のシェアではなく、
常に自分の話ばかりになり、
相手の話を聞けないのであれば、
彼女の求めているものは
友情や絆ではなく自分の価値の
確認かもしれません。

「自分はすごいことを成し遂げて、
“凄い人”や“偉い人”とつながっているのだから、
私だってすごいと認めて欲しい
(なぜなら私自身がそうだと信じきれていないから…)」

と、どこかに優越コンプレックスを抱えていて、
それをクリアする課題があるのかもしれません。

すごいことをしなくても、
すごい人が周りにいなくても、
私は私なりに価値のある存在で、他の人も
同様であるということに気づけたなら、
みんなの話をことごとく奪い、
自分の話に持っていく必要が
無くなるかもしれませんね。

そのようなご友人の複雑な部分を
深い理解と慈愛の眼ざしで
見てあげることができれば、
ぷっちんさんの痛みも
薄れるのではないでしょうか。

逆に、そのような「優れた」友人に
必要とされることで、自分は価値のある
人間だと確認したいという
劣等コンプレックスがぷっちんさんの中に
あるのなら、彼女に必要とされようがされまいが、
私は私なりに価値がある存在で、
他の人も同様であると、そのような
コンプレックスを克服することは
ぷっちんさんの課題となるでしょう。

「私の話なんて彼女の話に比べたら、
取るに足らないもので語る価値などない」

と思っていませんか?

友情を育むのに、話す価値の有無で
話しをする必要はありませんし、
くだらないことでも笑いあえるのが友情でしょう。

ですので、やんわりNOを言う以外にも
「こんどは私の話も聞いてもらっていい?」
と率直に伝えることもひとつの対策です。

彼女から再度お誘いがきたなら間髪入れずに、

「こんどは私の話も聞いてね〜(^0^)/♪
本当は私も話したいこといっぱいあったんだけど、
時間切れで10分の1も話せなかったからー(笑)」

などと軽やかに伝えてみてはいかがでしょうか。

言いたいことが率直に伝えられたことで、
わだかまりが無くなることだってあります。

相手も
「私ばかり話しちゃってごめん!
今度はぷっちんの話を聞かせてね!」
とちょっと反省モードで返ってくるかもしれませんね。

今まで周りの人も何も言わないし、
話さないからそれで良いと思っている
可能性もあります。

周囲が合わせすぎることで、
ご友人が気づき反省するきっかけを
奪っていたとも考えられます。

もちろん、率直なコミュニケーションで
関係がくずれるなら、やはりそれは
最初から長続きする人間関係では
なかったのでしょう。

そうであれば、しがみつく必要も
ないのではないでしょうか。

彼女以外にぷっちんに
ふさわしい友人関係を
大切にしてくださいという
サインかもしれません。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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全国的に梅雨入りが始まりましたね。
ジメジメしてさっぱりとしない季節で、
髪の毛もクルンクルンになって
セットもしづらい…

僕はくせっ毛なのでこの時期
特にクルンクルン感アップですw

ただでさえ、雨や不快感で
イライラしやすい時期でもあります。が!

そこで、イライラしたら…
「人生の最大の敵は不機嫌である」
という言葉を思い出して落ち着かせましょ^^

吉川広典

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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