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2016/07/11(月)

【やましたひでこ】部屋の言い分、体の言い分

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

文月7月11日、月曜日。
<旧暦六月八日>

京都、東京、熊本、鹿児島、
沖永良部、東京、神戸と、
移動とイベント、そして、
睡眠不足が続いたこの二週間。

途中、少しばかり風邪をひき
かけたものの、なんとか凌いで
きましたね。

う〜ん、仕事の峠は超えたか、
とほっと息をついて我が根城を
見回せば、当然ながら室内は
荒れ模様。

資料は机の上に出しっぱなしで、
書棚に納め切らず。

洗濯ものは取り込みっぱなしで、
たたみきらず。

食器は洗いっぱなしで、カップ
ボードにしまいきらず。

そう、一応片づけているつもり
でも最後の詰めが甘くなる。
つまり、しまう・納めるが
おろそかになるのですね。

忙しすぎれば、余裕のない部屋に。
疲れていれば、すさんだ部屋に。
せわしなくいれば、落ち着かない部屋に。

ああ、なるほど、部屋は
嘘をつきません。部屋は、
見事なばかりに今の自分の
状態を映し出すのです。

そして、やはり、つくづくと
思うのは、しまう・納めると
いう収納作業は、ハードルの
高い片づけ術だということ。

よほどの余裕、時間と空間に
ゆとりがないかぎり難しい。
毎度、事細かに仕分けて、
きっちりと揃え、隙間なく
収めるなんて、相当律儀な
性格でない限り、やり続ける
のは無理のよう。

とまあ、私の性格がいい加減
だから、そう思うのだけど。

ザックリと仕分け、ほどほど
に揃え、スンナリとしまう。
片づけの作業とはその程度で
いつも済むようにしておきた
いもの。それには、モノを
絞り込んで減らしておくこと
が一番ですね。

という訳で、私の2週間分の
「◯◯っぱなし」状態のモノ
たちは、30分もかからない
うちに、それぞれ、いつもの
居場所に戻っていく予定。

あはは、予定というのは、
まだ取り掛かっていないから
でありまして。

そう、今は、モノに始末を
つける前に「睡眠不足」を
解消するほうが先ですね。
何より、私の身体は睡眠を
欲しがっているのだから。

ところで。

やました、思うのですよ。

私たちは、嘘つきで。
私たちは、すぐに自分の
気持ちを誤魔化して。

本当は、疲れていて休みたい
くせに、「大丈夫」と言ってみたり。

本当は、褒められて嬉しい
くせに、「そんなことないですよ」
と言ってみたり。

本当は、もうウンザリしている
くせに、「でも、いい人なんです」
と言ってみたり。

そんなことを言っているうちに、
自分でも自分の本当の気持ちや
願いがわからなくなるのですね。

でもね、やはり、家の中では
嘘や誤魔化しが通らない。
誤魔化しても、見て見ないふり
を続けても、家の中の有様は
今の自分の状態を代わりに
語ってくれるものですね。

それは、身体も同じこと。
身体も嘘や誤魔化しは通らない。
吹き出物、ふくらはぎのむくみ、
爪先の割れだったりと、自分が
気づかないうちに抱え込み溜め
込んだ感情をちゃんと表現
してくれる。

残念ながら、「部屋の語り」も
「身体の表現」も言葉ではない
から、分かりづらいことはたしか。

読み解くには、少しばかり
熟練の技が必要となってくる
けれどね。

それでも、

あなたの部屋の言い分
あなたの身体の言い分

それらを、丁寧に気をつけて
観察と考察をしていれば、
あなた自身の今の「本当の言い分」、
そう、心の奥にしまった
「本当の気持ち」が見えてくる
というものです。

そして、これこそが、断捨離の
機能であり効用であるのです。

さあて、今日のあなたも、
本当の気持ちを探し当てるために、
一つでも余計なものを
断捨離して下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

PS
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━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

「目に見える部屋の言い分」、
溜まりにたまって耐えられなくなり、
一気に断捨離。

スッキリ!

「目に見えにくい体の言い分」、
足はむくみっぱなし、
体重は増えっぱなし。

・・・

解消にはもう少し時間、
かかりそーです。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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