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2015/10/07(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]すべて母親の私のせい…?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2015・10.07 No.1469

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◆今日の断捨離「[Q&A]すべて母親の私のせい…?」

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水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:すべて母親の私のせい…?

私は、自分だけでなく旦那さんと
子供にも同じ様に攻めてしまいます。

6年生の男の子の親なのですが、
子供が不登校になってしまい、
それは、全部自分のせいだと、
全部ではないと分かっているのに、
苦しくて自分を攻め続けてしまいます。

少し自分が何か出来なかった事が
あっても自分を攻め続けます。

苦しいです。

責め続ける癖は、どうしたら治りますか?
教えて下さい。お願いします。

【はれ様・46歳・主婦】

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FROM 川畑のぶこ

「私たちは出来事によって
悩まされるのではなく
出来事の受け止め方によって
悩まされるのです」

ギリシャの哲学者、エピクテトスの言葉です。

私たちは日常に起きる出来事に対して、
ときとして歪んだものの見方を
してしまうことがあります。

このような状態を心理の専門用語では、
「認知の歪み」と呼びますが、
この歪みはとくにストレス下に
いるときに頻発する傾向にあります。

自分に厳しい人というのは総じて
他人にも厳しいです。

もちろん、他人に対しては、
表面的に優しく装うことができるでしょうし、
そうあろうと努力しているとは思います。

ところが、真に優しいあり方=Begin
ではなく、優しいやり方=Doingを
実行しようとしているのでどこか抑圧的で、
それを発散する対象に身内が
使われることがほとんどです。

ものごとの受け止め方が歪むのには
いくつかパターンがありますが、
その中に「自己関連づけ」というものがあります。

自分の身の回りにおこっていることで
悪いことは、すべて自分のせいだと
思い込んでしまうことです。

もちろん自分との関わり合いの中で
相手に影響を与えることはあるでしょうが、
全て自分のせいということは
無いことがほとんどです。

子どもが母親の影響を受けるのは
当然のことでしょう。

ところが、息子に起きている
好ましくないことの全ては母親の
せいかといえば、
そうではありません。

これは根拠のないことです。

現実的なのは、息子さんもご自身も
さまざまな関わり合いの中で、
息子さんなりのものごとの
受けとめかたや対処のしかたを
することが出来ますし、
ものごとの受け止め方や対処の仕方は
選択の余地があります。

「残念なことではあるが、やり過ごそう」とか、
「困難だが、なんとか善処しよう」と
とらえることもできれば、
「現状を打破することは不可能だ」とか
「誰も自分を分かってくれない」とか
「何をやっても無駄だ」と受け止める
こともできます。

また、「全て母親のせいだ」
と受け止めることもできます。

ただし、これはあくまでも受け止め方であり
事実に基づいていることではありません。

感情は受け止め方と連動しますから、
息子さんが辛いのは、後者のような
否定的な受け止め方で、
世の中に向かい合ったり対処したり
しようとしていることが考えられます。

では息子に考え方を変えろと言えば
良いかというと、そうではありません。

これは勉強しろと言えば勉強するか
というとそうではないのと一緒です。

考え方を変えることほど難しいことは
ありませんし、人間が最も執着するのは
己の考え方だと言われています。

すなわち、人生で最も難しいことに
今取り組もうとしているということを知り
息子さんにもご自身にも、
寛容になって、丁寧に向かい合ってみてください。

そのためにまずできるのは、
はれさんご自身がものごとの
受けとめ方を健全化することです。

そのことで、息子さんに背中を
見せることができます。

息子さんを変えようとすると抵抗が
出てきますが、母親が変わると
自然とそれに影響を受けることはあります。

母親自身が、不登校含め、人生の
困難に対して悲観的になっていれば、
それは自ずと非言語的な
メッセージとして息子さんに
「ダメなあなた」と届くことでしょう。

ところが、お母さん自身が
「人生に困難はつきもの」
「人間は失敗を免れないもの」
「どこからでも変化を起こすことは可能」
「これもまた経験で成長の種」
「急ぐ必要もなくそれぞれのタイミングがある」
などと受けとめ、息子さんと関わりあって
いるのであれば、それは単に
「人生の大切な課題にチャレンジするあなた」と
届くことでしょう。

まず人に優しくなりたかったら、
自分自身にも優しくなる必要があります。

そのためには、批判的な目でものごとを
うけとめる姿勢を改めて、
自分にも他人にも、健全で思いやりある
ものごとの受け止め方をしてみることから
始めてみることをおすすめします。

愛する我が子が困難な状況にいることは
母親としてこの上なく辛いことですね。

それでも現状は結末ではなく、
まだ必要なプロセスの途中であって、
あくまでも「道しるべ」です。

今、ここからどのような進路を取るか…
これはいつでもどこからでも変更できます。

どうか希望をもって息子さんと
ご自身の人生に向かい合ってみてください。

応援しています。

PS
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◎編集後記
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起きている出来事そのものではなく、
その出来事をどう受け止めるか。

私たちは困った出来事や
悩んだ時には、感情が先行してしまい、
一つの受け止め方しかできなくなってしまうものです。

しかし、一歩下がってみてみると、
違う受け止め方も出来るし、
状況が思ったほど悲観的ではない場合もあります。

「人生に困難はつきもの」
「人間は失敗を免れないもの」
「どこからでも変化を起こすことは可能」
「これもまた経験で成長の種」
「急ぐ必要もなくそれぞれのタイミングがある」

困ったとき、悩んだ時には、
これらの考え方を取り入れ、
受け止め方を取り入れていきたいですね。

渡辺万里子

PS
モノごとの受け止め方を
変えるのにこちらも
役に立つでしょう…

http://123direct.jp/tracking/cr/RJs2doA0/207496/16092004

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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