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私に断捨離的生き方は無理

– 横山 和津実 さん

断捨離トレーナーさんのブログを見てみると、
載っているのはどれもオープンルームの
一室であるかのような素敵なお部屋。
 
でも、そこには人が快適に住まうための
工夫がされているのです。
 
ひでこさんの言葉から
ぼんやりと見えてくる断捨離の正体、
断捨離的思考、断捨離的生き方。

 

恥ずかしながら断捨離を始めた頃の私は、
断捨離が幸せになるための
ツールだと思っていました。
 
だからこそ、「信じて期待せず。」
の七文字が全くピンときませんでした。
 
いつも期待ばかりしていた私。
 
確かに心も明るくなって、
自分の願いがどんどん叶うようになり、
幸せになれました。
 
自分軸で考え、
取捨選択をするようになってきてからは
「これで良いや」、「どうせ私なんて」
という言葉を使わなくなり、
ごきげんであると感じる場面が多かったです。
 
断捨離を通じて笑顔が増え、
前向きに考えられるようになり、
人のせいにすることがめっきりなくなったりと、
手に入れられたものは数多くあったのです。

 

ある時、全国のトレーナーさんの
ブログを読んで気がついたことがあります。
 
それは、部屋が整っているとそれが心に伝わり、
言葉にも優雅さをもたらすということです。
 
だから私に断捨離は無理であると感じました。
 
引き出しの中全てにゆとりを創り、
部屋をあんなに綺麗にすることや、
善いか悪いかジャッジしないことなんかできない。
 
ましてや、いつどこで誰に見られても大丈夫な自分、
綺麗な立ち居振る舞いをすることは
かなり大変なことだと自覚している私がいるのです。
 
この頃から、断捨離をするのを止めようと思い、
手を抜くようになりました。
 
断捨離をしているのだから
お部屋の全てを整った状態にしなければ!
と思っていたので、心が軽くなりました。
 
それからすぐに始まったのが
「どうせ私は断捨離アンじゃないのだから
この程度で良いや。」というセリフ。
 
多くのことが中途半端になり、
とても有意義な時間を過ごしたとは
言えない日が続きました。
 
このままではまずいと思い、
これから断捨離をするために、
「やらなきゃいけないという縛りから
自分を解放していきたい」
 
と思いました。

 

「やっぱり素敵なお部屋で過ごしたい!」
「綺麗なお部屋で過ごすのにふさわしい女性になりたい!」
「ゆとりのある空間でくつろぎたい」
 
と思いました。
 
しかし、周りを見渡してみると、
どうでもいいものは自分の生活の中に
存在していなかったです。
 
断捨離を辞めていたつもりでしたが、
実は続いていたのです。
 
断捨離は螺旋階段でつながっているので、
確かに前に進んでいることがわかりました。
 
ゴールがなく、
どこをゴール地点にしたら良いのか、
今でもほんっっとうに悩みます。

 

自分が劇的に変化したと感じたのは、
断捨離と出会ってはや10年たった今年。
 
20歳の誕生日を迎え、
学生ボランティアとして
サマースクールに携わっていたときに、
複数の高校生に言われました。
 
「あづみさんは、どんな発言も
受け入れてくれるから安心感がある」と。
 
ジャッジしないことは無理だと思っていましたが、
モノをすっきりさせていくうちに、
自分がジャッジする癖があることを知りました。
 
自分に対しても厳しい一面がありましたが、
いつの間にか自分に許可を出せ、
「それ違くない?」と否定的な発言もしなくなり、
相手を認められるようになっていたようです。
 
私は、断捨離で未来を創造できるということを
忘れていました。
 
もしかすると、無意識のうちに
私の生活のすぐ近くに
断捨離が存在していたのかもしれません。
 
断捨離的思考を手に入れることはできないと
ずっと思っていたので、とても嬉しかったです。
 
断捨離が大切にしていることは、
「今・ここ・私」。
 
自分の行動に責任が持て、
いつの間にか言い訳することもなくなっていたのです。
 
部屋も心も整うと、
イライラに充てていた時間を
ごきげんに過ごすことができ、
有意義な時間が増えました。

 

断捨離的生き方を手に入れることは
まだまだ難しいと思いますが、
少しでも近づけるようにこれからも頑張りたいです。

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