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「次の引っ越しの時は笑顔でいけるよ!」

– うらうらママさん

 

主人の転勤でこの8年間に6回の引っ越しをしています。

 

家族が増えるにつれ荷物も増え、
今回は段ボール150箱。

 

引っ越し業者さんに
「4人家族にしてはかなり多い方ですね。」
とやんわり言われようが、どれも必要な
モノだから仕方ないと諦めていました。

 

しかし、当時5歳と8か月の2人の息子を
世話しながらの片づけは想像を絶し、
連日子供が寝た真夜中にフラフラに
なりながら家じゅうのモノを
詰め込む幽霊のようでした。(苦笑)

 

ようやく段ボールが無くなった1か月後には
疲労とイライラがピークになり、
ぎっくり腰と原因不明の全身発疹。

 

動くに動けず横になりながら、
ただ天井を眺め、私はこんな片づけを
あと何回するんだろう?と思ったら
涙が止まりませんでした。

 

これまでは通常、引っ越しが決まると
不安やら慣れない生活で2か月程度は
情緒不安定になるのが相場(笑)でした。

 

しかし、今回はどうにもイライラが止まらず、
自分でも怒りのやり場がなく、
過食に走り、家族にあたりちらす毎日でした。

 

そうこうしているうちに長男の小学校入学準備で、
学習机を入れるという話が持ち上がった時に、
完全に私の思考は止まってしまいました。

 

 

「無理…絶対無理…足の踏み場もないのに」

 

 

当時、6畳の子供部屋はミニカー100台を始め、
電車や線路、ヒーローものや
当時流行っていた妖怪ウオッチグッズ、
幼稚園で作ったお面やら作品、
知らぬ間に増えた景品などで溢れていました。

 

それが、リビングやら寝室にまで押し寄せ、
どの部屋にいても私の心は休まりませんでした。

 

そこで藁にもすがる思いで飛び込んだのが、
近くのカルチャーセンターで月1回開催されていた
『断捨離セミナー』でした。
ちょうど1年前の事です。

 

以前、やましたひでこさんの著書に感銘を受け、
いつか私も!と思いつつも、現実の
我が家の物の量を目の当たりにして全く行動できなかった私。

 

しかしセミナーでは初回から目から鱗の連続で、

 

「ひとつでもいい、何か前進したら自分を褒める」
「時間軸は今!」
「断捨離は選択をして自分に大切なモノを見つけること」などなど

 

講師の断捨離トレーナーさんの言葉を
呪文のように唱えながら、
少しずつ断捨離を進めていきました。

 

そして、最大の難関だった、
大手通信教育の教材本(100冊)と付録は
「私が過剰な期待で買ってしまっただけで、
長男には迷惑なだけだったわ」と
考えられるようになり、処分。

 

カラーボックス2つ分がすっきり空いた時、
捨てられない原因が
「子供にちゃんとした教育をさせなくては!」
という自分自身へのプレッシャーだったのだと気づきました。

 

そう、やらない子供が悪いのではなく、
私のあてが外れただけのことだったのです。

 

なのに私は、手つかずで並んだ教材や
片づかないおもちゃを見る度に
イライラスイッチを勝手にオンにし、
子供にあたっていたのです。

 

無事、学習机も入り、
すっきりした部屋を見て長男は、
「ママ、頑張ったねー。
ぼく、これだけのおもちゃで充分だよ」と一言。

 

私は涙が出そうでした。

 

子供はこんな少しのおもちゃで充分だと
言ってくれたのに、私はなぜ捨てられなかったのだろう。

 

子供の方がよっぽど断捨離ができていたのに、
私の捨てられない性格のために、
不必要に叱られていた子供たち。
逆の立場だったら、ほんと、たまったもんじゃありません。

 

もうそれからは猛省と謝罪の毎日でした。

 

そう思って家中を見回すと、要らないモノばかり…。
この要らないモノ一つ一つがイライラスイッチとなり、
落ち着かない部屋になっていたのです。

 

そこから一つずつモノと向き合って約1年。
45リットルのゴミ袋50個分は出たのではないでしょうか?

 

その頃には、生産中止になった大事な
MD&CDプレーヤーを次男が壊してしまった時も、
「これは断捨離のチャンスをくれたのだ!」
と思えるまでになり、思い切ってMD80枚、CD200枚を処分。

 

読書が趣味の主人も、
もう読まないからと本120冊、
洋服30枚を自然と手放してくれました。

 

部屋が片付いていくと同時に私のイライラも激減して、
穏やかに過ごせる日が多くなりました。

 

キッチンもすっきりして調理がしやすくなったので、
手料理も凝ったものを作れたり、
子供とキッチンに立ったり。

 

何もしていないのに、自然と体重が
2キロも減ったのには正直驚きました。

 

子供たちも明らかに表情が穏やかになり、
「片づけるよー」と言えば、所定の位置に戻してくれます。
そして何より嬉しかったのが、
子供のお友達を呼べるようになったこと。

 

以前は友達を呼びたいなどと言おうものなら、
いかに我が家が散らかっているかを力説し、
断固拒否していたのに不思議なものです。

 

お友達を呼べば、今度は呼んでもらえ、
転勤族には知りえなかったお話や、
情報を教えてもらえたり、
断捨離効果を日々実感しています。

 

なんなら、もっと早く人を呼べる家にしておけば、
もっと前向きな転勤ライフが送れたのではないか?と悔やまれます。

 

正直、転勤&引っ越しは面倒だし、
できればしたくありません。

 

でも、今ならこれまでにない身軽さで
引っ越しができるはずだし、実際
段ボール何箱分まで減ったか見てみたい気もします。

 

そして今なら心から主人にも言えます。

 

「引っ越しという最大の断捨離チャンスを
何回もありがとう!
次の引っ越しの時は笑顔でいけるよ」と。

 

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