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2019/01/30(水)

【川畑のぶこ】QA.恋愛感情は持つべきじゃないのでしょうか?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

Q.恋愛感情は持つべきじゃないのでしょうか?

いつもメルマガを読んで
川畑先生のご回答がわかりやすく、
また相談者のことを親身に
考えてくださっていていいなぁと
思っています。

私の質問はくだらないかもしれませんが、
この気持ちをどのようにしたらわからないので、
ご相談させていただきます。

夫は仕事が忙しく、
勤務時間も休みもバラバラです。

それでも家族のことは
大切にしてくれていますし、
家事もやれるときやお休みには
積極的にやってくれます。

二人の子供も
浮気性なんだからしょうがない、
とは思えないのです。

大人だから、妻だから、母だから、
なにより結婚しているのだから、
恋するような感情は持つべきではない
ということでしょうか?

この気持ちをどのようにしたらいいの
かわかりません。

【チョコレート・40代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

許されない恋愛感情への苦悩が
うかがえるご相談内容ですね。

恋とは病のようなものであり、
また、ときとして中毒のようなもの
ではないでしょうか。

その感情はもつべきか、もつべきで
ないのかという次元のものではなく、
もってしまうもの。

或る日突然風邪を引いてしまうように、
かかってしまう病のようなものなの
ではないでしょうか。

ですので、チョコレートさんが
誰かに恋心を抱いてしまったのであれば、
それは良いとか悪いとかといった
話ではなく、仕方のないことであり、
人間らしいことなのでしょう。

ただし、それを行動化するかどうかは
別の話です。

あの人素敵だな…
好きだな…
話してみたいな…
触れてみたいな…
もっと多くの時間を過ごしたいな…

このレベルの情動は、多くの人が
意識的であれ、無意識的であれ、
抱くことのあるものでしょう。

さらに恋愛感情が深まっていくと、
他の人よりも、自分を見て欲しい、
自分だけを見て欲しい、とかといった
所有欲が湧いてくることでしょう。

風邪をひきやすい人がいるように、
恋の病に陥りやすい人もいます。

もしチョコレートさんが、過去にも
同じような状態になってご主人と
話し合いをしているのであれば、
チョコレートさんは
(少なくとも今の状況では)
恋に陥りやすい
状態なのかもしれません。

免疫の低い人が風邪をひきやすい
ように、永遠の愛を誓ったにも
かかわらず、恋に陥りやすい人も
あるものに対する抵抗力が低いの
ではないでしょうか。

そのひとつは「寂しさ」かもしれません。

「夫は仕事が忙しく、
勤務時間も休みもバラバラです」

チョコレートさんは、本当は
もっと夫に私(たち)との
時間をつくって欲しい。

家族のためにまとまった休みを
とって欲しい。

私の大切な子どもを、
私が望むかたちで、
あなたも大切にして欲しい。

子どもが情熱を捧げているものに
あなたも私のように関心を寄せて欲しい。

そうすれば、私は愛を確認できるから。
私が「愛に値する人間だ」と
感じられるから。という心の叫びが
あるのではないでしょうか。

お子さんが小さいときだって、
大変な育児を一人でこなして、
寂しかったのですよね。

それを誰かに埋めて欲しかったのでは
ないでしょうか。

人間は、接触している時間の多い対象に
興味を抱きやすい生きものです。

おそらくコーチは、ご主人よりも
接触頻度が高いことでしょうし、
チョコレートさんが大きな関心を持っている
お子さんと、お子さんが大きな関心を
もっているスポーツに同様に関心を
もっていることでしょう。

ですので、共感を得易いという状況が
あることと思います。

もしかしたらコーチも、家庭では
「他の子の面倒ばかり見ていないで、
もっと多くの時間を我が家のために
費やして欲しい」と思われているかも
しれませんね。

自分が情熱を捧げているものに対する
理解がなければ、チョコレートさんに似た
寂しさを抱いているのかもしれません。
そうであれば、さらに共感力は
高まることでしょう。

理解してもらえる(と感じられる)
人との時間は心地のよいものです。

そのような人といるときには、
自分は価値ある人間だと思えるからです。

現実を離れ慰め合いの時間が持てるのも
恋の魔力なのしょう。

寂しさに耐性の無い人は、この辺が
恋の病につけこまれてしまうところです。

病とはいえ、恋は寂しさへの対症療法の
役割を果たしているのかもしれませんね。

ただし、それは必ずしも真の愛や
幸福につながるわけではありません。

恋の対症療法もさながら、寂しさには
自己免疫をつけることが大事でしょう。

こちらのほうがチョコレートさんに
とってはより大きな課題のような
気がします。

誤ってはいけないのは、コーチは
寂しさを埋めてくれるかもしれませんが、
ご主人のように責任をもって妻や子どもの
ために心血を注いで愛するわけではない
ということです。

ご主人は多くの時間を一緒に過ごすという
かたちでは愛情表現ができていないかも
しれませんが、多くの時間を妻やこどもを
守り抜くために、仕事を通して愛情を
表現しています。

これはコーチからは得られないものですね。

数年経つと、燃えるような恋愛感情という
のは自然と薄れてきます。

そのとき、恋の熱に頼らずとも、
ゆるがぬ絆や信頼感が得られるコミットした
関係というのはそうそうあるものでは
ないでしょう。

そのようなときに、寂しさを埋めるための
新たな相手を繰り返し探さなくて良いように、
寂しさへの耐性を整えてください。

まずはご主人に素直に自分の寂しさを
伝えることは大事ではないでしょうか。
そして、その寂しさを健全に克服
するために、自分自身努力をしていること。

その努力には、自分の世界からだけでなく
さまざまな視点からものごとを観ること
も含まれるでしょうし、誰か一人に
依存せずとも、喜びや充足感を得られる
時間を持つことが含まれるかもしれません。

そして最後に、「どうか助けてください」
と、ご主人に助けを求めてみることを
おすすめします。

– 川畑のぶこ

PS
川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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1月も早いもので
月末を迎えようとしています。

つい最近年越しだ!だの
あけまして!だの言ってた気がしますが
もう、2月になろうとしているのですね。

まだまだ、やることたくさんあるのに(汗)

吉川広典

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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