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2016/07/27(水)

【川畑のぶこ】[Q&A] 母との関係に悩み続けています。

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q: 母との関係に悩み続けています。

実母との関係についてご相談です。

母80代私(娘)40代です。
母とは別居、父は他界しており
母は一人暮らしです。私は夫と
子供と生活しています。

母はいわゆる毒親でした。
子どもの頃、母から褒められた
記憶は全くありません。

「のろま、グズ。何をやらせても
だめだね。取り柄がない」など
言われ続け、いつもよその子を
褒めている母でした。

思春期以降、母との関係に悩み
沢山本を読みました。親との対峙、
自分を受け入れる、親は変わらない
自分の心の持ち方を変える、など
あれこれ試みて今に至っています。

今は「過去は変わらない。母への
憎しみも無理に無くさなくていい。
母へ優しくしなくてもいい。それ
による罪悪感も持っていい。自分
と自分の家族の幸せだけを求めていい」
と思えるところまで至りました。

私からは母へ会うアクションは
しませんが、自営業であるため
週に数度、母が私のところへ
やってきます。

これは避けようがありません。
来ないでと伝えまた悪態を
つかれたくないため黙っています。

母が来ることにも心を波立たせず
出来るだけフラットな感情でいる
ように心がけていますが、母の顔
を見ると体調が反応してしまう
ようになりました。

動悸がし汗が出てパニック障害の
発作のような症状になります
(薬は飲んでいます)
母が来るとほぼ必ずです。

このような症状になることを伝える
こと、来てもらいたくないことを
伝えると、また過去の悪夢のような
母の口撃にあい、私の心が穏やかで
いられなくなるのでそれはしたく
ありません。

母へ何か言う、する、のではなく
私の心の持ち方でなんとか回避して
ゆく方法はありませんでしょうか。
よろしくお願い致します。

【匿名希望・40歳・女性】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

毒母を持つ子にとって、
人生は大きな試練の日々
となりますね。

言葉の暴力は肉体的な
暴力同様、私たちの中に
深い傷を負わせます。

理由は何であれ、
暴力は許されるものでは
ありません。

よって、精神的な暴力
に対して匿名さんが
憎しみを抱いたり、
そのような親に対して
優しくなれないのは
当然のことでしょう。

その人の本質ではなく、
許してはいけない「行為」
というものはありますから、
そのような自分に罪悪感
を抱く必要はないという
ことを知っていただきたい
と思います。

ただし、匿名さんが苦しい
のは、やはりどこかで
「親なのだから」なんとか
うまくやっていけないか
という期待があるからでは
ないでしょうか。

未だ相手の反応を気にして
しまっており、それに支配
されてしまっていることが
伺えます。

暴力的で憎むべき相手との
関係は親であれ誰であれ、
清算して良いと心底許可が
与えられたら、そして、
残念ではあるけれども、
暴力的な人というのは暴言を
吐くものだ、ということを
シンプルに認められたので
あれば、不快感こそあれ、
過剰反応する必要はなくなる
かもしれません。

そして本当に暴力と決別
しようと決心し、距離を
取れたのであれば、自分は
他人によってではなく、
自分自身で人生を切り開い
ていくことが可能なのだ
という自己効力感が得られる
ことと思います。

匿名さんはお母様と一緒に
お仕事をされているという
ことでしょうか。

職場に母親が来ることが
不可抗力で、その変更の
権限が匿名さんにない場合、
そして受け止め方を変える
ことで感情のコントロールが
できない場合は行動を変える
こと、すなわち、匿名さんが
その仕事やポジションを手放す
こともオプションです。

社会的な立場を維持しようと
するあまり、身体的、精神的
バランスを崩してしまう
ようであれば、やはり人生を
損なうことに変わりはありません。

パニック発作が起きるとの
ことですが、病気は日常の
心理社会的な痛みや苦しみから
離れなさいというメッセンジャー
でもあります。

今の状態ではきちんと距離が
取りきれているとは言えない
でしょう。

病気はそれを理由にその
ポジションや職を休んだり
離れたりしやすくしてくれます。

病気の恩恵を理解して、
しばらく休む、あるいは離れる
など、勇気ある決断と行動を
とることをお勧めします。

いったんきちんと距離を
とったことで、母娘関係を
より俯瞰的に見渡せるように
なり自分自身や相手への理解
が深いレベルで進んで、
親子関係が健全化することも
あります。

ぜひお互いのためにも、
適切な距離を取ることが
重要な時もあるということを
思い出してください。

PS
川畑のぶこに
セルフカウンセリングを
学んでみませんか?

http://123direct.jp/tracking/cr/Ht7Ah35V/230009/18266578

PPS
川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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ものすごーく昔(です、本当に!)
毎朝「お腹が痛いので休みます」
という、バレバレの仮病で
有休を使い切ったことがあります。

そのときは本当にお腹が痛いような
気がするものの、仮病なので、
身体へのダメージはナシ。

でも「病気の恩恵」はまったく別モノ。

”本当に”自分の身体を痛めつけてまで
頑張る必要はないんですよね。

自分のことを守れるのは自分だけ。

場合によっては仮病も選択肢の
一つじゃないかと思います。

–青野慶子

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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