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2014/05/31(土)

【安永周平】歴史が生んだ弊害

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 安永周平

 

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2014・5・30 No.975

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◆今日の断捨離 「歴史が生んだ弊害」

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想像してみてください。

 

あなたはタイムスリップして、
今、1945年の日本にいます。

 

まわりを見回してみて…何が見えますか?

 

そう、何もありません。
あるのは瓦礫の山だけです。

 

当時は、日本国中、空爆されつくし、
焼け野原です。人口7200万人のうち、
食料がすぐに輸入されなければ、
1000万人が餓死すると言われています。

 

それぐらい、何もありませんでした。

 

そんなときに、家族を守って
いかなければならない立場ならば…

 

何もないところから、価値を
創りあげていかなければいけない。
そんな志ある人達が活躍する時代です。

 

1945年、それが誰だったかというと、
ソニー創業者の井深大さんや、
ホンダ創業者の本田宗一郎さん。

 

何もないところから、
価値あるモノを作り出す人が
ヒーローとなったのです。

 

* * *

 

次に、それから18年後の1963年に
タイムスリップしたとしましょう。

 

そうです、東京オリンピックの開催、
それから、新幹線開通の前年です。

 

先に述べた偉大なる先輩方によって
必要なモノはつくられています。

 

この時代に活躍するのは、
創られたモノを社会の要望によって、
広げていく人たち、つまりは流通に
取り組んだ人たちが活躍する時代。

 

当時、それはイトーヨーカ堂の
伊藤雅俊さんや、ダイエー創業者の
中内功さんといった方々です。

 

* * *

 

さて、再び17年が過ぎ1980年。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
そして「バブル景気」といった
言葉で表現される時期の到来です。

 

まわりを見渡すと…既にモノは
創られ、至る所に広がっています。

 

この時代は、商品としてのモノを
より良くできれば活躍できます。

 

それは当時、大前研一さんや
堀紘一さんをはじめとした
経営コンサルタントの方々。

 

そして、「おいしい生活。」
という名コピーを生み出した
コピーライターの糸井重里さん。

 

こういった人たちが、
時代のヒーローになったのです。

 

* * *

 

そして、さらに18年が過ぎた1998年。
まわりを見渡すと…あらゆるモノが創られ
広がり、品質もよくなっています。

 

もう欲しいものは何もない。
「日本人はミラクルだ」
といわれた理由がわかります。

 

食べるものさえなかった国を、ほんの
50年ほどで、欲しいものは何もない、
というくらい、豊かな経済大国に
してしまったのですから。

 

約70年前、敗戦のドン底から、
日本は「モノづくり」によって
「一億総中流」と言われる時代を、
再繁栄期を築き上げてきたのです。

 

* * *

 

しかし…

 

この時代に築き上げられた価値観が、
2014年、今現在に生きる私たちを
苦しめている事に気づいている人は
いったいどれくらいいるでしょう?

 

モノづくりによって発展してきた
日本経済…そんな中、団塊の世代の
方々を中心に根強く残る価値観。

 

「モノを粗末にしてはいけません…」
「モノは大切に使いなさい…」
「まだ使えるのに、捨てるなんて!」
「大事に使えば、長く使えるから…」

 

モノ自体に希少価値があった70年前。
そして、モノが至る所に溢れる現在。

 

状況はまるで正反対なのに、
多くの人が信じている価値観は、
今も「旧時代」と変わっていません。

 

「モノを捨てるなんてもったいない」

 

確かに、この価値観が
正しい時代もありました。

 

しかし、今現在のモノが溢れた社会で、
この価値観は本当に正義でしょうか?

 

私たちは常に、流れの中、
変化の連続の中で生きています。

 

捨てるべき価値観、あるいは、
物理的に捨てるべきモノさえ
捨てられない状態というのは…

 

今現在の私たちを息苦しく
しているように思えてなりません。

 

「もったいない」という言葉は、
今では国連までいった正義の言葉に
なってしまいましたが…いったい、

 

「本当にもったいないのか何か?」

 

というのは、日頃からしっかりと、
問いなおしてみる必要がありそうです。

 

PS
このビデオで旧時代の価値観を手放し
自分を生き直す選択をしてみませんか?

http://123direct.jp/tracking/cr/r0bHDdFc/170278/12481383
※自分が持っている宝に気づくはずです…

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

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安永周平

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