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断捨離との再会
– 入選 あきコロ さん
私と断捨離との出会いは、断捨離が世に出た頃に、書店です。インテリアや整理収納の本が大好きで、新刊が出ては購入し読みふけっていました。それまでの整理収納術とは一線を画する断捨離に衝撃を受け、それからも断捨離と名がつけば雑誌でも漫画でも本でも購入して熱く愛読していました。
20代友人の結婚ラッシュを終え、30代半ば独身の私は仕事や結婚について焦りを感じていました。そんな中、数少なくなった独身の友人が、「断捨離している」と言って、大量のモノを手放し、2月の粉雪舞う中、押し入れ収納を水洗いしていました。2か月後の4月に彼女は未来の旦那さんに出会い、6月に結婚しました。
断捨離の良さは理解していたけど行動していなかった自分、いつも本を読んで満足していた自分。ならば、私もと、雑貨が大好き!手作りが大好き!で雑貨屋さん、手芸屋さんのようにモノにあふれた部屋が、選び抜いたシンプルなベットと、持ち物は押し入れに入るだけという状態になった、その年の11月に私は今の旦那さんに出会い、翌年の11月に結婚しました。そう、私は断捨離で旦那さんを手に入れたのです。
それから月日がたち、私は断捨離トレーナー養成をすることや断捨離検定ができたことを知っていたし、気にかけていたのに、行動できない自分がいました。
私は40代となり夫婦で共働き、働き改革とはどこの国の話と、夫婦で忙しく心身ともにすり減らして働いていました。その頃、父を亡くし(母は高校生の時に亡くし)、私の実家に夫婦で2人暮らしとなりました。両親の遺品と、忙しさを理由にネットや買い物に明け暮れ増える自分たちのモノで家はあふれかえっていました。また、結婚1年後から不妊治療を始め5年ほど経ち、この間に流産を3回経験しました。心拍確認後の流産は本当に辛く、職場では不妊治療による休職は認めてもらえず、ホルモン剤を多用しての不妊治療に心身ともに疲れ果てていました。‘出口のないトンネル’と例えられる不妊治療、結果がどうであれ、自分らしく生きていきたいと強く願う自分がいました。
そんな中、2018年の冬、現在、断捨離トレーナー講習生のゆずさんのブログに出会いました。インターネットが得意でない私が、毎回たどり着くゆずさんのブログ。夫婦共働き、新幹線通勤で頑張っている姿に大いに共感し、むさぼるように最初から全て読みました。3年分ありましたので、毎週1か月分くらいを頑張った自分のご褒美として夜な夜な読んでいました。ブログを読み進めるごとに、目に見えて綺麗になる家の様子、手放しがたい子供服の断捨離での葛藤、密かに勉強をして、やましたひでこ先生が自宅チェックに来た時のこと。
その成長と姿勢に勇気をもらい背中を押してもらいました。
「私は、自分がずっと断捨離をやりたかったんだ。」
断捨離との再会です。
日々断捨離に取り組むも、独身の頃と状況は変わっていて、仕事での責任も増え残業も多く、加えて両親の遺品と家族のモノに囲まれてエネルギー切れを夫婦ともに起こしていました。だからこそ、目に飛び込んできたメルマガの『断捨離フルサポートトライアル』に「東京オリンピックの抽選は外れたけど、これは当選するかもしれない」と申し込みをしました。ポチッと申し込みボタンを押したとき、涙がこぼれ震えました。ずっとやりたかったのにできない自分をやっと卒業できた思いからでした。
現状を打破したい、‘藁’をもすがる思いで申し込みをして、訪れた断捨離トレーナーは岐阜に住む‘藁’谷さん、母と同じ三重県出身でもあり不思議なご縁を感じました。
フルサポート前日は、混沌とする我が家に断捨離トレーナが来るかと思うと、自分なりに頑張ってきたのだけど、怖くて逃げ出したい気持ちでいっぱいになりました。‘怖いはススメ’フルサポート当日は、忘れられない日となりました。わずか3時間ほどの時間、藁谷トレーナーは、私に対して父の遺品である大量の本の断捨離に丁寧に寄り添っていただきました。キッチンの食器棚やクローゼットかと思いきや、父の本の断捨離は予想外でした。私は父の本を全部読んでから処分しようと考えていました。それはいつなのか?今の私が読みたいものなのか?未来の私は違う本が読みたいかもしれないのに?
おびただしい父の本を手放すことを決めたとき、私は、父への執拗な執着に苦しんでいる自分に気づき、重くて嵩張る本を手放すことで空間をすぐに手に入れることができました。堆積されていた本が動いたことは大きな大きな一歩となりました。
藁谷トレーナーの帰宅後、ミラクルが起こりました。藁谷トレーナーと主人とはほとんど会話をしていなかったのに、主人が20年来集めていた押し入れを埋め尽くすコレクションの断捨離を始めたのです。
そして、私は、今年10月には初めて断捨離東京講演「本当の断捨離」に参加し、やましたひでこ先生が登壇するとともに感極まって涙していました。11月には断捨離トレーナー講習生のゆずさんのブログ1,000日記念ダンシャベリ会長野県小諸市に駆け付け、12月は檀トップトレーナーの断捨離名古屋講演、断捨離祭り東京に参加と大忙しです。
私たち夫婦はフルサポートトライアルの後に、藁谷トレーナーの元、断捨離6か月のトータルサポートを受けています。毎月の訪問にワクワクしたりドキドキしたり、自分たちだけでは停滞していたモノ・コトが加速度的に動き出しスパイラルアップを実感する毎日です。
私は、断捨離をしている人のブログにたどり着いた自分を褒めたい。
私は、断捨離フルサポートトライアルに申し込んだ自分を褒めたい。
今年の彼からのクリスマスプレゼントは、綺麗に床が見えたお家に、お掃除ロボット・ルンバとブラーバを迎える予定です。この特別支出は、彼が20年来集めてきたコレクションをオークションで手放した売り上げ金でお釣りがくるほど充当できました。
そして、今年、断捨離検定3級と1級のダブル受験を夫婦でトライします。
今、私たち夫婦の目標は、目指せ夫婦で未来の断捨離トレーナー!です。