ホーム / 断捨離体験談2018(入選:ヒスミさん)
モノに殺される!!
– ヒスミ さん
限界でした。
やってもやっても日々追われる家事。
育児...という可愛い時は過ぎ、母に対して容赦なく恐ろしい中高生思春期3人組VS私
仕事と自分のことだけの旦那。
疲れていました。
やりたい仕事もできない、人にも会いたくない、家にもいたくない。
私って何…消えてしまいたい。
そんな日々でした。
母は厳しく愛情いっぱい育ててくれ、父も祖母も可愛がってくれ何でも買ってくれる。幸せに育ちました。
子供の時からの夢だった美容師になることができ、頑張ろうと思っていた時、結婚しました。
人から見たら家も車も子供も犬もいてとても幸せ…。
でもそうでもなかった私…まあこんなもん。
いろいろなストレスを大好きな買い物で紛らしていたのかもしれません。
捨て方もしらないのに。捨てていいなんて誰も教えてくれませんでした。
小さい頃からモノが多く片付けなさい片付けなさいと言われて育ちましたが片付け方を知らなかったのです。
もったいない、それが当たり前と思っていましたから。
モノに殺される!!と思うまでは…
自分も買い、買い与え、女子三人がそれぞれモノを買う…あのまま行っていたと思うと鳥肌がたちます。
たどり着いた理想はサザエさんのおうちでした。
何もない、何もなければ。
そっかミニマリストか。
しかし三人の子供がいる私には絶対無理。
仕方がないのでネットで画像を見てイメトレだけでも…
そんな時断捨離に出会いました。
今までもいろんな収納家具や、収納片づけの本にお金を払ってきました。
だまされてもいいや、気持ちは藁にも縋る思いで。
そして今。
断捨離歴1年ですが、1年前とは大違い。
ひたすら捨てました。
子供たちがいつか私たちも捨てられる…と話していたほど、加速しました。
いそいそとセミナーに出かけ毎日捨てている、宗教ともいわれました。
真剣にやっている姿を見て子供たちにも伝染し捨てるようになりました。
あら、びっくり。
モノとともに抱えていたものが浮き彫りになりました。
キャパを超えていたようです。
うわばきも洗ったことのない私が3人のうわばきを洗えるはずもなく、母親のこうあるべき母像を守ろうとしていた自分がいました。
母は私と弟に完璧に家事育児をやってくれて、ありがたいと少しでも思うなら自分の子供にやってあげなさいと言っていたので、それを守ろうと見えないものに縛られていたことに気づきました。あんな完璧には無理…
モノと一緒に家事も手放していきました。
不思議なことにモノを手放すと家事は楽になっていきました。
一時は仕事と自分のことしかしない「主語は俺」の大食い旦那の大量のご飯を3万円渡して手放しました。
少しは大変さがわかってくれるだろう、しかし旦那は3万円では足りないと不満なだけで何の効果もなく、一か月で断念。
一番断捨離したいのを見つけました(笑)
私だけではできないことを子供たちに宣言し、洗濯もそれぞれしてもらうようにしました。
お弁当も作れないとき自分で作ってもらって、私が作っているとやった~作ってる~と喜んでくれます(笑)
そんな感じで今では気楽にやらせてもらってます。
子供たちからは、「自分はやってもらってたんでしょ?普通のお母さんはやるんだよ。」とか、体育祭のお弁当は気合入れて作るのですが、「これで普段がチャラにはならないからね!」
いろいろ言われますが、いいんです。
気にならなくなりました。
今では母であることを断捨離しようとしています。
私の役割は庶務に変わりました。(笑)
それでも家事はまわっていて、家族は元気です。私も元気です。