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「親の愛情に気がつきました」

– 織部 玲子さん

「親になったら、親の気持ちがわかるよ」
 
こんなことを昔誰かに言われました。
 
そして、今私は旦那と結婚し、親になり、2人の娘が生まれました。
 
「親はこどもにどんなに大変な思いをさせられたとしても、嫌なことをさ
れたとしても、こどもが大好きである。」
 
それが、わかりました。
ただ、親には、それをうまく表現できない人がいることもわかりました。
自分を好きになれず、弱い子供を傷つけてしまう親もいるのかもしれませ
ん。

 
子供が傷つく言葉をいうことで、自分を守る事を優先する親もいるのかも
しれません。

 
ただ、自分の遺伝子を受け継ぐ子を、心から憎んでいるということはない
のだと思えました。

 
私はずっと、父親に嫌われていると思って生きてきました。
姉妹よりも、私は親から愛されていないと思って生きてきました。
父親の愛情を知らないと思っていきてきました。

 
しかし、断捨離を繰り返し、すっきり空間を手に入れて、家のモノを見た
ときに残ったもの。
それは、父親が引っ越しをした時に買ってくれた乾燥機。

 
母が買ってくれた炊飯器。

 
父が結婚のときにずっと貯めたお金を包んでくれたご祝儀袋。

 
母親からの私を労わる手紙。

 
親からもらったものが、実はたくさんあったことに、断捨離を通して、気
がつくことが出来たのです。
私は遠くに嫁いだので、近くにいる姉妹よりは関りが少ないし、愛を感じ
られない。もともと嫌われているし、仕方がない。
そう思っていました。

 
しかし、断捨離を繰り返して、親から、実は見守られていたんだと気がづ
けた瞬間、涙がこぼれました。

 
断捨離で気がついたことはたくさんありますが、本当に思い込みの中にい
るのだと思います。
断捨離を通して、私は過去を捉えなおすことができました。

 
親も親なりに、私達姉妹の子育てを頑張ってくれていた。
否定されて育ってきたと思っていたけれど、それは私が勝手に親からの言
葉の裏側を読んで、記憶していただけのこと。

 
親にはそんな意図もなかったということ。
溢れ出た感情を親にぶつけてみたときに、
「そんなこと、気にしていたんだ」って。

 
覚えていないんだ。
私がそのひと言に執着してしまっただけなんだ。

 
握りしめてきた心の引き出しをずっと閉めてきたけれど、開けてみたら、
もういらないものでした。
過去は過去。
さようなら。

 
断捨離。

 
半年ほど前、色々なことがうまく回らなくなってきたことがあって、苦し
くなって、母に電話をしました。
そして、母が、突然電話を父に渡しました。

 
久々の声。

 
「あんまり無理するなよ」
 

だって。
 

私が、
「公務員も、大変だね」

 
というと、

 
公務員の父が
「まぁな」

 
と。

 
ただ、それだけなのですが、幸せな気持ちになり、涙がたくさんこぼれま
した。
断捨離で、親の愛情に気がつけて、本当に良かったです。

 
お父さん、お母さん、私を育ててくれてありがとう。
素直にそう思えるようになりました。

 
断捨離を続けてきて、本当に良かったです。
ありがとうございました。

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