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生きづらい観念を手放せた時

– ふっちー さん

ヒデコ先生、いつも断捨離をご教授くださり、ありがとうございます。

 

約3年前、断捨離セミナーに参加してからというもの、
断捨離を実践するのがとても楽しいです。
 
初めは家を片付けたい一心でした。
 
先生が
「断捨離をする人は自分が変わりたい時だ。」
と言われても、私はそこまで
自分が変わりたいという自覚はなく、
家を綺麗にスッキリとしたいだけだと思ってました。
 
まだまだその時は自分の生きづらい気持ちに蓋をしていました。

 

1年ほどして服の断捨離を重ねてきて、
タンスが空っぽになったので、
業者にタンスとその他の物の廃棄を2週間後にお願いしたのでした。
 
そしてそのことを夫に報告すると、
反対するではありませんか。
 
これまで夫と意見が合わない時は怒られたり、
不機嫌になられるのが嫌で
自分の思いを抑えてきた時もありましたが、
今回はタンスを捨ててすっきりしたいから説得しようと試みたのです。
 
が、とうとうその日がきても
夫は首を縦にはふってくれず、
仕事に行ってしまいました。
 
もしここで夫に背いたら、
夫は「ダメだと言ったのに、何で捨てたんや!」
というようなことを強い語気で言うだろうし、
鋭い目つきで睨みつけるだろうし、
機嫌は悪くなるだろうと、
想像が膨らんで本当にこわくてたまらなくなりました。
 
私は夫の反対を押し切ってまで敢行できないな、
と改めて思い知らされました。
 
そこへ、断捨離仲間から
今の状況が見えてるかのようなベストタイミングで
「捨てるのよ」「こわいはすすめよ!」
などのメールをもらったのです。
 
これは仲間が背中を押してくれているし、
処分したい気持ちを貫こうと、
清水の舞台から飛び降りるような気持ちで
勇気をふるって業者にタンスを解体してもらい、
出したのでした。
 
夫が帰宅して激怒するかと
恐怖におののいてましたが、
夫は「捨てたんか」の一言でした。
 
私は、100%怒られるかと思ってましたので、
拍子抜けしました。
 
その途端にタンスがなくなって
目の前には大空間ができているのに初めて気づき、
すがすがしく幸せな気持ちで満たされたのでした。
 
この騒動のおかげで
日頃当たり前になっていたもう一つの生きづらさに、
鈍感な私も気付いてしまいました。

 

これまで、
「妻たるもの、夫の休みの日や夜に
夫を置いて出かけては行けない。」
という観念にずっと縛られていたこということを。
 
仕事の勉強会に出席するのに、
夫の許可をもらって行くのですが、
「またか」とか、「そんなん仕事に必要ない」とか
「はぁ」とため息つかれたりとか、
そのように反応される度に、
気持ちは萎えて遠慮して出かけてました。
 
また勉強会が終わったら、
仲間とお茶や懇親会に参加したいと思うのですが、
これ以上は無理と思い急ぎ帰宅していました。
 
勉強会に出さしてもらえるだけで
充分幸せと思いこむようにしていました。
 
これが常となり、
当たり前といつしか疑問ももたないで、
ずっときてたのですね。
 
でも大空間が一か所できたからといって、
この観念をパッと手離すことなどできませんでした。
 
毎日物と向き合って物を手離して
さらに1年経つうちに、
最近家でとても気持ちよく
呼吸ができるようになったなぁと気づき、
 
そうしたら
「なんで、仕事に必要なセミナーに行くのに
いちいち夫のご機嫌を見て許可をもらわなあかんの?」
と自分のばかさ加減にも気づき、
 
夫に話す時に夫の許可をもらう
「行ってもいい?」ではなく
「行ってきます」というべきだ、
と自分に許可を出そうと思いました。
 
それを恐る恐る実践し出して、
出かける時夫が初めて
「気いつけてな」っていってくれたのです。
 
もう心の中で「よっしゃぁ!やったね!」
とガッツポーズしました。
 
やっと、生きづらい観念を手離せたのです。
 
それと同時に夫をそうさせていたのは
自分だったんだなぁと今頃解った次第です。
 
また勝手にハードルを上げてる自分もいますが、
少しだけ自在に行きたいところに
行けるようになった自分をほめてあげたいです。

 

ヒデコ先生、トレーナーの方たち、
断捨離アンの皆さま、
今までどうもありがとうございました。
 
これからもよろしくお願い致します。

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