ホーム / 断捨離体験談2024(入選:しろさん)
『自立・自由・自在』
– しろさん
このテーマで冷蔵庫に向き合ったとき、閃いた。
わさびのチューブを自立させてみよう。
わさび、しょうが、からし、にんにく、冷蔵庫の最上段の中央にひとつづつ自立させてみた。
冷蔵庫が、パッと華やいだ。
か、か、かわいい~!
冷蔵庫を開けるたび、自立したチューブをみて笑みがこぼれた。
起こしては倒れ、倒れては起こし、美しく並べ続けた。それとともに私の思考も深まっていった。
このチューブの収納には、試行錯誤していた。
決められた配置、個数、入れ方に抵抗を感じて、100均で販売している専用の入れ物は使いたくなかった。
コップに何本か入れて納めていたが、互いにもたれかかっていて取り出すたび、納めるたびくるくると回転し、しっくりとこなかった。
人の目を気にして、人の意見を気にして、常に自分は他人軸で生きてきたように思っていたけど、
この自立したわさびのチューブが教えてくれた。
人の目を気にしてチューブ立てた?
人の意見でチューブ立てた?
なんだ、他人の目、他人の意見を気にしないで、自分で決断してるじゃない!
決められた枠に入りたくない自分、互いにもたれかかる事はしたくない自分。
だからそれぞれが適度な間隔で自立したチューブを見て、ワクワクしたのかな。
わさびのチューブに自分を投影するなんて…驚きです。
100均のケースもあれば、コップに入れるのもある。他があるから自分の好きを知る。
他者があって自分を知る。
冷蔵庫のわさびのチューブを自立させてみたら、私に大きな気づきと少しの自信を与えてくれました。
そして、毎日を丁寧に暮らしたいって思っていたけど、どうしたら良いのかわからなかった自分に
教えてくれました。
この何気ない小さな日常に、丁寧に向き合っていくことだって。
断捨離のおかげで人生が豊かになり、この感謝の気持ちと喜びをお伝えしたくて筆をとりました。
やましたひでこさん、断捨離を伝えてくれて本当にありがとうございます。