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本当に断捨離すべきだったもの

– S.K.さん

 

私が断捨離に出会ったのは6年ほど前。
12年間暮らした海外から
家族の事情で日本に戻ることになり、
今後の人生をどう過ごすか
模索していた最中のことでした。

 

以来、模索中に蓄積した様々な
資格関連の本や気分転換に買った
中途半端な洋服などと
断捨離塾に入って勉強しながら
格闘しているのですが、
一つだけ驚くほど簡単に
実践できたことがありました。

 

それは『親との関係の断捨離』です。

 

私は一人っ子で両親は私が2歳の時に離別。
母は日本の伝統的なお稽古事の先生をして
私を育ててくれました。

 

今の時代シングルマザーの多くが
貧困に苦しんでいますが、
当時は経済成長期で人々が豊かだった
こともあり、母は多くの生徒に恵まれ、
自由で楽しく金銭的にも余裕のある
暮らしをしていました。

 

子供の頃から勉強が好きで言語学を
学びたいと思っていた私は、
高校3年の時突然母と同じ
日本の伝統芸術を勉強しようと決め、
上京して母が若い頃に付きたかった先生に付き、
難関と言われる大学に合格しました。

 

はからずも母が若い頃戦争などの事情で
諦めた夢を私が代わりに叶えたことになったのです。

 

やがて20代後半にフランス人と出会って結婚。
夫はビジネススクールでMBAを取得した
いわゆるエリートで、実家は朝から純銀の
カトラリーを使って食事をするような
典型的なブルジョア家庭でした。

 

しかし驚いたことに夫の両親の普段の
暮らしは非常に慎ましく、レストランに
行くことも無駄な買い物も一切しない
という質素なもの。

 

対して私の母は着物や洋服に莫大なお金をかけ、
人との付き合いも派手。自分が稼いだお金は
好きなように好きなだけ遣う暮らしでした。

 

私自身も子供の頃から高価な洋服を着せられ、
高校の頃には誕生石のルビーの指輪を
買ってもらうなど、母と同様の贅沢を
させてもらって大きくなりました。

 

結婚当初は夫の両親と私の母との両極端な
金銭感覚の違いに戸惑っていた私ですが、
質素な暮らし、無駄のないお金の遣い方をして
子供達に残そうとする義父母の生き方に
次第に傾倒していき、
母には強く反発するようになりました。

 

その母が80歳になろうとした頃、
いくらまだ元気で仕事をしているとはいえ、
さすがに80歳にもなれば何かの時のために、
私が保険や貯蓄などを把握しておいた方が
よいのではと思いそう告げたら、
『私が早く死ねばいいと思っているのでしょ!』
という言葉から遂には泥棒扱いまでされる始末。

 

挙句の果てに言われたのが
『裕福な人と結婚したあなたに
一銭も残すつもりはない』という言葉。

 

真面目で働き者の夫のお蔭で一度もお金に
不自由したことのない私は、母にお金を
残してもらおうなどとは一度も思ったことが
なかったので、このひどい言葉に少なからず
ショックを受けました。

 

若い時からとても元気で病気などしたことの
ない母でも、いずれは認知症になるかもしれ
ないし癌に侵されるかもしれない。

 

そうなってから死ぬまでにかかる医療費や生活費は、
母の派手な暮らしを知っている夫には絶対に
頼めないから、これまで十分稼いできた母自身が
自分で賄ってほしい。

 

ただそう思っていただけだったのに・・・。

 

このやり取りの日以来、私の母に対する気持ちは
急速に冷えていき、もう母を喜ばせることも
二度としたくないと、仕事もインテリアや
テーブルコーディネートなど、
以前から私が好きだったことに変えました。

 

そして、たまに電話はするものの実家には
殆ど帰らず10年の月日が経ちました。

 

しかし普通なら誰もが年金生活だろう90歳になった今も、
母は週に2回、電車を2本乗り継いでお稽古場に
教えに行っています。まだ身体も頭も元気なので
それが生きがいなのももちろんありますが、
私にお金を残さないために貯金もしてこなかったので、
年金だけでは暮らしが心もとないからです。

 

そんな母を私はずっと自業自得だと冷ややかに
見ていました。10年前私にあんなひどいことを
言ってお金を無駄に遣ってきたからだと。

 

そして断捨離に出会ってからは・・・。

 

何十年も離れて暮らし、金銭感覚も価値観も
相反する親子など、もはや他人と同じ。
できる事なら今後一切面倒など見たくない。
母の財産と呼べるものはマンションだけだけれど、
私はそれを放棄してもいいから母が死ぬまで
全てを誰かに任せたいとまで本気で考えるようになり、
これで母との関係がようやく断捨離できたと
思い込んでいたのです。

 

ところが先日ある友人が
『ずっと友達と思っていた人に嫉妬され裏切られた』
というメールをくれた際、私が
『他人ならさっさと絶交すればいい。
私など実の母にひどいことを言われ傷付いたけれど、
親だからずっと引きずってきて最近ようやく気持ちが
断捨離できた』と返したら、
是非会って話したいことがあると言われました。

 

数日後ホテルのロビーで会うと、
友人は自身の壮絶な体験を語ってくれました。

 

彼女の両親は二人とも厳格な教育者で、
彼女が高校時代には父親に反抗的だと言われ
ひどく殴られたことさえあったとのこと。

 

その後大学に行くため親元を離れ、
結婚し子供ができ親との関係も落ち着いたそうですが、
娘さんが小学2年の時友人の兄が事業に失敗し、
両親が友人に内緒で家や土地など全財産を
兄の借金返済に充てていたことが発覚。

 

彼女は怒りでその後5年間両親と絶縁したそうです。

 

やがて娘さんが中学受験に受かり久しぶりに
両親に連絡を取ったら、母親は大腸癌末期で
認知症も進んだ状態、父親も高齢と看病疲れで
友人を見るなり泣きついてくるほどの変わりよう。

 

友人は、両親が可愛がっていた娘にも
5年間会わせず絶縁したことへの罰が当たったと思い、
母親の壮絶な介護を一人で引き受け、
その1年後に亡くなった父親の面倒も最後まで見たのでした。

 

それに比べ、というか比べなくても
私の母が言ったことなど大したことではないと
友人は続けます。

 

『もちろん言われたこ言葉はひどいけれど、
母は私にたくさんのいいこともしてくれた。
シングルマザーで頑張って私を何不自由なく
育てただけでもすごいのに、今私が美的センスを
問われるインテリアやテーブルの仕事ができるのは、
母が私に子供の頃から美しいもの上質なものを
与え続けてくれたからでは?』

 

友人の話を聞きながら、私は涙が止まりませんでした。
よくよく考えてみればあの時の母の言葉は、
それまで私が結婚以来母に繰り返してきた
『もっと節約したら?』
『なんでそんなに無駄遣いばかりするの?』
『おつき合いでお金をばらまくのもいい加減にすれば?』
への一度だけの反論だったのかもしれません。

 

この日帰宅して夫に話したら、
もし私が上質なものへのこだわりや美的センスを
持ち合わせていなかったら結婚していなかった
かもしれないと言われました。結局のところ
私が夫と幸せな結婚ができたのも母のお蔭だったのです!

 

自分の言葉が相手にどのように響いたかは考えず
相手に言われたことには傷付いたと怒ったり、
一度だけのひどい言葉に傷付きそれまで相手に
与えてもらったことを全て忘れたり、私達は
とかく自分の側の感情だけで物事や状況を判断しがちです。

 

だから人間関係の断捨離はモノの断捨離より数倍難しいのですね。
もし友人と話していなかったら私は大きく間違った断捨離をして、
一生後悔するところでした。

 

私が本当に断捨離すべきだったのは
母との関係ではなく
『自分の偏った思い込み』だったのです。

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