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断捨離で手にしたもの
– 石津 登奈実さん(サポート こばやしりえ(断捨離トレーナー))
7年前3人の子供が独立し、
主人と2人になったのを期に広すぎた家を
今迄の半分にスッキリ・シンプルな家に建て替えました。
物も最小限にし、スッキリ充実した日々を過ごしていました。
当時 同じ敷地内に96歳の義母が暮らしていて
気丈な義母はここで一人で生活するというので
見守ることにしました。
義母の主治医は、自宅での看取りを推奨していて
その考えに賛同し最後まで見届けようと決めました。
賛同したものの現実は厳しく、日々変わっていく義母に
右往左往しながらも気持ちだけで頑張る日々でした。
だんだん1人で抱えきれなくなり、
主人と近所に住む義姉に助けをもとめるも、
こうしたらどうか!ああすれば良いんじゃないの!
と・・・他人事なのです。
一体誰の親なの!爆発寸前でした。
それでもいい嫁・いい人でいたかったのだと思います。
ある日私は 突然歩けなくなり
病院で検査しても原因はわからず
主人は家事一切をやることになり
同時に義母も体調を崩して我が家に来たのです。
24時間同じ空間にいるストレスで
自分が壊れていくのがわかりました。
ただパソコンに向かう毎日、
目に入ったのは断捨離の文字。
これって何? ダメダメうっかりのめり込んでは大変!
と閉じる。開くと断捨離の文字・・
開いては閉じ! 開いては閉じ!
どうしても気になり遂にのめり込んでしまいました。
そこには 断捨離まつり!! ピン~と来ました。
行って見ないと分からない・行くしかない
無謀にもポチっと 懇親会にもポチ!
申し込んでしまいました。
断捨離まつり 恐る恐る参加。
これは場違いのところに来てしまった!
衝撃を受けたまま家路に・・
それでも今年1月ダンシャベリ会に参加。
皆さんの話しに引き込まれ
帰りの電車の中一人ウキウキしたのを覚えています。
トレーナーのりえさんに
気になるものからはじめましょう!といわれ
浮かんだのはタッパー。
ありました~ どこにあったのか?
次々と100個はありました。15個位残して処分!
ものはないと思っていましたが納戸はギチギチ
クローゼットには入れない、ドアの外ばかり気にして
中の状態を気にする事すらありませんでした。
表向きは整えたつもりで
心の中は詰まりに詰まっていたのです。
キッチン用品:段ボール4箱、本170冊、
着物・洋服・食器、、、ないと思ってたのに
どこからか沸いてくるのです。
我が家は実家ということで、お正月に
総勢22〜23人集まります。
これまで手作りおせちを40年1人で頑張ってきましたが
今年やめました。
鍋にしました。
なんとみんな大喜び!
おせちに執着していたのは私だったのです。
友人が温泉に誘ってくれました。
義母のこともあり躊躇してたのですが
主人が気持ちよく出してくれ気分は爽快、
身体も軽くなりました。
介護をとおして主人との会話も増え
久々に気持ちが通じあえるようになりました。
今年5月の晴れた日、
義母は103歳で1世紀をこえ生き抜きました。
最後の日を自宅で看取る!思いどおりでした。
モノを手放すと何かが流れ込んで来るとききました!
今、私は自分の時間と自分自身を思いっきり手にしたのです。
断捨離に出会って、のめり込んで、本当に良かったです。
やました先生、トレーナーのこばやしりえさん、
仲間のみなさんありがとうございました。