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今の私

– ユッキーさん

 

断捨離生活半年、
まだまだダンシャリアンの卵かもしれませんが、
私の体験談をお話させていただきます。

 

22年前、優しくて気の合う夫と結婚しました。
2年後に長男、4年後に長女を出産し、
まさに順風満帆な生活を送っていました。

 

ところが、子育ても一段落という
結婚15年を過ぎたころから、少しずつ
夫との関係がギクシャクし始めたのです。

 

それ以前にも、些細なことでケンカをしたり、
2~3日会話が無いときもありましたが、
すぐ元の状態に戻っていました。

 

なぜなら、私がダンマリを決めこむと、
たいてい2日目あたりから
夫の胃がキリキリと痛みだし、

 

「もう勘弁してください・・・」

 

とギブアップ宣言をし、私が夫を許す形で
冷戦状態が終了したからです。

 

しかし、今度ばかりは違いました。
私のダンマリが3日続いても、
5日目になっても、
夫が何も言ってこないのです。

 

一週間が経ち、正直焦りを感じた私は、
平静を装い普通に話しかけてみました。

 

すると、夫もいたって普通に話してきました。
一見、何事もなかったかのような光景。

 

でも、何かが違う。

 

それからというもの、
夫の気持ちはどんどん私から離れていき、
少しずつ私を避けるようになしました。

 

子どもたちとは楽しそうに話すのに。

 

好きで結婚し、
ずっと仲良くしたいと思っていたのに、
すぐそこに居る夫と仲良くできない。

 

寂しい私は、ときに夫の気持ちを確認したくて
話をしようとしても、
夫のそっけない態度に落ち込むだけでした。

 

そんな状況はいつまでたっても改善されず、
もう、いやだ。
夫の顔を見るのが辛い。
じゃあ、別れる?
いや、別れたくない。
だって、好きだもの。
だったら、仲良くしたい。
話しかてみる。
そっけない態度。
もう、いやだ。

 

負のスパイラルが続きました。

 

気持ちの整理がつかないまま
日々の家事をこなし、
とにかく夫との関係を修復したいと
必死にもがき苦しんでいました。

 

心理学や自己啓発本を読みあさり、
潜在意識を活用できれば願いは叶うと知っても、
すべて空回り。

 

セルフイメージがどんどん下がり、
毎日トイレで泣きました。

 

夫に振り向いてもらおうとアレコレ試すものの、
3歩進んでは5歩下がり、
ますます夫が遠ざかって行くようでした。

 

「私は寂しい。話がしたい。」と伝えても、
「仕事で疲れている。家では何も考えたくない」

 

何も考えたくないって、
妻の私のことも考えたくないのか・・・
と愕然としました。

 

ここまで嫌われたら、
もう一緒に居る意味は無い。

 

ギクシャクした関係が6年半続いた頃、
断捨離に出逢いました。

 

Facebookの
「愛され妻が行っているたった1つのこと」
を読み、まるで私のことだと思いました。

 

これだ!とにかくやってみよう!と決め、
ゴールデンウィークを利用して、
財布・冷蔵庫・食器の断捨離をしました。

 

もともと片付けは好きなほうだったので、
簡単にできると高を括っていましたが、
甘かったです。

 

なぜなら、片付けは
モノを整理整頓するだけでよかったけれど、
断捨離は一つ一つのモノたちと向き合って、
今の自分にとって必要かどうかを問う
作業だからです。

 

「これって、今の私に必要?」

 

この作業を繰り返しながら、
いかに自分と向き合って来なかったか、
思い知らされることに。

 

そして、気づいたんです。

 

食器棚の食器を一つ残らず引っぱり出して
最後に出てきたもの、それは、
箱に入ったままのマグカップでした。

 

9年前、私の40歳の誕生日に
夫がくれたお気に入りのマグカップ。

 

使うのがもったいないからと
奥へしまっておいたマグカップ。

 

そのマグカップを久しぶりに見たとき、
以前の夫は私のことを思っていてくれた、
いや、今もそうかもしれない、
実は、
夫の態度をそっけないものにしてしまったのは、
私!?

 

キッチンで思いきり泣いたあと、
冷静に振り返ってみました。

 

この数年間、
夫の目に私はどう映っていただろうか。

 

子育てが思うように行かずイライラしている妻、
PTA活動の愚痴ばかり言う妻、
連絡をせずに上司と飲んで帰ると怒る妻、
靴下を丸めて脱ぐと怒る妻、
電気を付けっぱなしだと怒る妻、
たまに料理を作れば
ちゃんと片づけてないと怒る妻、

 

夫はほとんど私の怒る顔しか
見ていなかったのです。

 

自分を苦しめていたのは、自分だった。

 

実に情けなく、夫に申し訳なく、
夫に謝りました。

 

「仕事でも、家庭でも、
疲れさせちゃってゴメンね。でも、
やっぱりあなたのことが好きだから
仲良くしたい。」

 

今までこんなこと絶対に言えなかったけれど、
不思議と素直に言えました。

 

夫は急にこんなことを言われて
苦笑いしていましたが、
悪い気はしなかったようです。

 

このような現実を受け止め、
断捨離を進めるうちに、
私の気持ちはみるみる明るくなって行きました。

 

笑顔が増え、
少々のことではイライラしなくなり、
すべて何とかなるさと思えるようになりました。

 

人と自分を比較しなくなったのも
大きな変化です。

 

何冊もの自己啓発本を読み、
その場しのぎをしても、
結局現状を知ることはできなかったし
自分を変えることもできませんでした。

 

でも、断捨離は、
現状を知るチャンスを与えてくれたから、
今の自分とちゃんと向き合うことができたから、
長年の思い込みから解放されたのだと思います。

 

目に見えるモノだからこそ、
理解しやすいのですね。

 

今の私は、まず自分を大切にし、
素直に夫を愛し、
いつもそばに居てくれる夫に
心から感謝しています。

 

いまだにケンカはしますが、
私がダンマリを決めることは無くなりました。

 

それに、もう、
自己啓発本を買うことも無いでしょうから、
その分の時間とお金は夫とのデートに
まわしたい気分です。

 

これからも、毎日少しずつ断捨離し、
今の私がごきげんでいられるように
一日一日を楽しみたいと思います。

 

そして、私を救ってくれた断捨離を
多くの人に広め、
苦しんでいる人の役に立ちたいです。

 

やましたひでこ先生、塾生の皆さん、
これからもよろしくお願いします!!

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