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「嘘か真か、手相だって変えてしまう断捨離」
– F.Mさん
それは、幼馴染みに一年ぶりに
手相をみてもらった時の事でした。
「あれ!?手相が変わっている!!」
「何かあった?」
「不安がなくなっていて、心身共に安定していて、希望に満ちているね!」
「夫婦間も良好だし、健康面も心配ないよ!」
驚きでいっぱいの幼馴染みの顔を見ながら、
心の中で「やったー!」とガッツポーズの私。
すべては断捨離に出会ったおかげでしょうか!?
それは、断捨離のことをまだよく知らなかった3年前、
息子が彼女さんを私たち夫婦に
紹介したいと連絡してきた頃に始まります。
モノ・モノ・モノで溢れかえっている
我が家に彼女さんに来ていただく訳にはいかないと、
1回目のお片づけをしました。
<実は、二階に押し込んだ程度>
その彼女さんとの結婚が決まり、
2回目のお片づけをしました。
<ちょっと捨てました>
そして結婚式当日、、、
なんと式の途中に母が脳出血で倒れ、
我が家はそのまま介護生活に突入してしまったのです。
ここから本気の3回目のお片づけが始まります。
介護を必要とする母の部屋は、
立派な汚部屋だったのです!
ドアが半分しか開かないほどモノで溢れ、
部屋に家族をも入れたがらない母でした。
何度も何度も何度も片づけを促しましたが
拒否され、うまくいきませんでした。
母が入院している間に何とかこの部屋を片付けなくては!!!
気持ちは焦るばかり、、、
仕事と家事の合間に1人で作業を
始めたのですが、あまりの量に遅々として進みません。
私は夫と息子に助けを求めました。
彼らは大物のベッドやタンスを軽々と
部屋から運びだし、捨てるモノの分別をし、
残ったモノを二階に運び、
黙々と片づけの手伝いをしてくれました。
これは本当に助かりました!
私とは違い、彼らには母のモノへの執着が全くありません。
そのおかげでモノが一気に片づいたのです!
(だいぶ処分しましたが大半は2階に押し込みました)
退院した母を、片づいた部屋で介護が
出来て本当に良かったです。
母はとても心地よさそうでした。
その母は去年の春に亡くなり、
介護生活は呆気なく終わってしまいました。
それからしばらくして、私の心にも変化が表れました。
母の心やモノに執着していた私でしたが、
母の大量の洋服等は、
お洒落がしたくても出来なかった頃の名残。
洋服もバッグも靴もたまらなく
欲しくて仕方がなかったに違いない。
母との思い出はすべて私自身のもの。
モノに執着する必要はない。
たった一部屋のモノを片づけるのが
こんなに大変なことだなんて。
戸建ての我が家のモノを片付けるとしたら、、、
この頃の私は、大量にある私自身の
モノに目が行くようになっていました。
息子たちにこの大量の私たちのモノを片づけさせるのはイヤ。
お嫁さんにも負担をかける…
自分でしっかりとモノとの見切りをつけよう。
自分がやらなくちゃ誰がやるの?
断捨離したい!
綺麗にしたい!
そう思い始めていました。
そこからの私には勢いがありました!
まずは洋服から。
クローゼット、タンス、チェストから
全ての洋服を出し、1枚1枚手に取り分別しました。
似合わなくなっていたり、
サイズがあわなくなっていたり、
二軍用、つまり、家で着ようと取っておいた
洋服等をすっぱり捨てると…
なんと70リットルのビニール袋で15個にもなりました!
ナンテコト!
そのまま、バッグ、靴、小物類、
次々と断捨離した結果、
出るわ!出るわ!、捨てる!捨てる!、
面白いくらい!
夢中になって見切りをつけました。
気持ちがいい !!!
とっても気持ちがいい!!!
そのまま流れるように家中のモノを断捨離しました。
そしてついにはなかなか見切りが
つけられなかった二階にある残りの
母のモノすべてを受け入れ、
1点1点を手に取り、
母が大事にしていた洋服やバッグ等
数点を残し、すべて処分することが出来ました。
今、居間続きにある母の部屋と
二階の部屋はすっかり片づき、
母の部屋には御仏壇があるだけ。
2年前には信じられないことです。
感謝の気持ちを込めて…
片づけたくても片づけられなかった
母への私からのプレゼント。
それは母への供養になるでしょう。
振り返ると、この1年、
私は家中のモノを嬉々として断捨離しているのです。
「捨てろ、捨てろ」と口うるさかった夫も嬉しそうです。
「珈琲を淹れたから、休んだら?」
「ゴミ袋は足りている?」
「重ければ運ぶのは手伝うよ!」
夫が見守ってくれているのがよく伝わり、
気持ちがいいのです!!!
本当に不思議なことなのですが、、、
他者との付き合い方に悩むことが無くなり、
気持ちがいいのです!!!
毎日の洋服選びも簡単で、
出掛けるのも楽しくて、気持ちがいいのです!!!
探し物をするストレスからも解消され、
気持ちがいいのです!!!
家中の空気まで良くなったようです。
ペットのワンコも嬉しそう!?<笑>
やましたひでこさんがおっしゃるように、
モノを絞り込み、その量を自分の空間や
生活にとって最適な量にまでにモノを選び抜く。
モノとの始末をつけ、手入れをし、
お気に入りの物に囲まれる。
今、幸せを感じられる理由。
それは「断捨離」に出会い、
実践出来たことによって感じられる様々な変化。
感謝しています。ありがとうございます。
PS
継続は力なり。まだまだやります。
そして断捨離は友人に広がりつつあります。
嘘か真か、、、
手相までをも変化させる断捨離。
「不安がなくなっていて、
心身共に安定していて、希望に満ちているね!
夫婦間も良好だし、健康面も心配ないよ!」
手相をみてくれた幼馴染みも断捨離し始めたそうです!
彼女からの報告が楽しみです!