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2021/10/20(水)

【川畑のぶこ】「いい人」も「我慢上手」もやめていい

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

今日は、みなさまからのご相談をお休みし、
川畑のぶこの所感をお伝えします。

*  *  *  *  *

現在、カウンセリング現場で
多くの方々の“こころ”と向き合うかたわら、

東北大学で博士号を取るために
東京と仙台を行き来する
毎日を過ごしています。

今月は特に大きな学会があるため、
スケジュールが過密になっているのですが、

振り返ってみると、若い頃より今のほうが
健やかに過ごせている気がします。

私は19歳の時に渡米し、
アメリカの大学を卒業後、
経営コンサルティング会社や
貿易会社に勤めていました。

当時は、いい結果を出して
目標をクリアするたび、
達成感がありました。

ですが、その達成感は長続きしません。
「もっといい仕事をしなくては」
と頑張り続けていました。

また、自分の居場所を確保するかのように、
上司や職場の雰囲気に合わせ
「いい人」を演じていました。

その時は自覚がありませんでしたが、
肉体的にも精神的にも
無理をしていたのでしょう。
当時はよく体を壊していました。

ホルモンバランスも崩れていたのか、
生理痛がひどく、アトピー性皮膚炎も悪化、
会社を休むこともよくありました。

今年の5月に開催した
“こころ”の断捨離セミナーでも、

「疲れているけど頑張らなきゃいけない」
「ちゃんとしなきゃならない」

と思ってしまうという話が出たのですが、
人間の感情は、神経系やホルモン系を介して
免疫機能を高めたり、低めたりします。

感情が安定していれば免疫力は上がり、
否定的な感情を持っていると
免疫力が下がるのです。

私の専門であるサイモントン療法は
「感情の力」を最大限に利用して
がんの治療にあたるのですが、

多くの患者さんは、はじめ、
「治療は辛くても我慢しなければならない」
「楽しいことなんて、してはいけない」
「もっと頑張らなくてはいけない」
という観念に縛られています。

しかし、こうした
「〇〇せねばならない」という観念を断ち、
「自分の心を満たす」ことに許可を与えると
表情が明るくなっていきます。

そして、身体の痛みが消えたり、
治療の副作用がおさまることもあるのです。

人は、良い意味でも悪い意味でも
環境に慣れるもの。

同じ環境が続くと、
ある種の安心感を抱くようになり、
我慢や無理も当たり前になって、
「我慢上手」になってしまいます。

そして、いつの間にか
「自分軸」ではなく「他人軸」で
生きるようになっていくのです。

もしかすると、あなたも
「いい人」でいるために
我慢や無理をしていませんか?
「耐える自分」に慣れ切ってはいませんか?

「いい人」をやめても、
「耐える自分」をやめても、
あなたにはたくさんの価値があります。

もし、心当たりがあるなら、
これまで頑張ってきた自分を
褒めてあげてください。

そしてこれからは、
「自分の心」を満たすことを
最優先に考えてください。

心が求めるニーズが満たされていくと、
「秘められた力」がどんどん
湧き上がってくるようになりますから。

– 川畑のぶこ

PS
5月に開催したセミナーが
オンラインプログラムになった講座が
先行予約で申込み受付をしているそうです。
詳細はこちら

ここでは、
自分の心を満たす方法や許可を出すワーク、
私が実践している身体と心の休めかた、
耐えたり、頑張りすぎてしまう
自分をやめる方法などについて
お伝えしていますから
参考にしていただければ幸いです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

感情が免疫に影響するということは
私自身とても実感しています。

「頑張らなきゃ、ちゃんとしなきゃ、」
という感情もそうなのですが、

一番ダメージが大きかったのは、
「自分はダメだ」という否定の感情です。

もしかすると、断捨離をしたいと思って、
このメルマガを読んでくれているあなたは、
「片づけもちゃんとできないダメな自分」といった
自己否定をしてしまうことがあるかもしれません。

そんな時は、たったひとつでも良いので
モノを手放し、その行動をできた自分を
思いっきり褒めてみてください。

その小さな一歩が、
いずれ大きな一歩へと繋がるはずです。

ぜひ、実践してみてくださいね^^

*  *  *  *  *

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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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