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2021/06/16(水)

【川畑のぶこ】Q.家族に愛情を持てません…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.家族に愛情を持てません…

夫と高校生の娘と3人暮らしです。
精神科の疾患があり、15年間無職です。

家族3人の想いがバラバラで、
家族をまとめることができません。

妻とはこうあるべきとか、
母親とはこうあるべきとか、
頭で考えながらも、
誰かのためにとかが
面倒くさくて行動できません。

たぶん愛情が無いのだと思います。
自分のことも嫌いです。

これから先のこともイメージできません。
これから先も生きていかなければいけない
とは思っています。

でも何をどうすれば家族への
愛情が生まれるのでしょうか。

【ごんきち・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

家族を思うようにまとめられず、
妻や母としての理想に沿って
生きることが出来ず、
苦しんでいらっしゃるのですね。

ごんきちさんはその理由を、
「愛情がないから」と、すなわち、
自分は薄情な人間だから、ダメなのだ
と責めてしまっているようですね。

でも安心してください。

ごんきちさんは
生まれながらにして愛情を持っていて、
それを表現する力も備えた人です。

それらが無いのではなく、
健全に表現するエネルギーが
今は(またこれまでは)枯渇して
しまっているだけです。

無理をすると、私たちの
精神的なエネルギーは
どんどん消耗してしまい、
やがて枯渇してしまいます。

すると理想の行動がとれず、
自分を責め、さらに鼓舞して
前進しようと試みるのですが、
なにせエネルギーがありませんから
できません。

理想の行動どころか、
日常生活に必要な行動すら
億劫になってしまうことでしょう。

そして、さらに自己嫌悪に陥る
という悪循環に突入してしまうのですね。

ガソリンが空になった車は、
どんなにアクセルを踏んでも前進しません。

私たちもまた、
心理的エネルギーが枯渇してしまうと、
本来の力を発動できないのです。

ですので、今は厳しさでなく、
優しさを大切にご自身に接してあげてください。

優しさとは強さであり、甘えではありません。

私は生まれながらにして愛情の種を宿していると、
そこに今から水やりをして芽吹かせるのだと、
ご自身に誓いを立ててください。

これまで自他に愛情をかけて
来れなかったご自身とその背景を理解し、
許してあげてください。

世間によって作り上げられた理想像を手放し、
ごんきちさんとご家族にしかない、
唯一無二の人生を、愛ある好奇心を
持って優しい眼差しで受け止めてください。

病気はそんなメッセンジャーです。

自分でない自分になろうとする
ごんきちさんにブレーキを
かけてくれているのかもしれません。

無理せず、頑張りすぎず、我慢しすぎず…

ごんきちさんがご自身を責めるのをやめ、
自分らしさを受け入れたときに
足枷としての病気はお役目御免
となって離れていくことと思います。

絵に描いた(または誰かによって描かれた)
ような家族像ではないかもしれませんが、
他には無い個性豊かで絶妙な像が、
白いキャンバスに描かれることを
イメージしてみてください。

本来、未来は誰にとっても
まだ描かれていない
白いキャンバスなのですから。

愛ある好奇心を持って
そのキャンバスを埋めてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?

一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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