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2021/06/04(金)

【小松易】「分かる」から「掴む」へ

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

オンラインでのセミナーや講演会にも
1年前に比べれば、随分慣れてきました。

ただリアル講演会との一番の違いは
オンラインだと聴衆の反応が
わかりづらいことです。

基本、受講者はマイクオフでの参加が多いので、
今自分が話している内容が伝わっているのかどうか、
表情で判断するしかありません。

基本的な話の流れは台本を持っていくのですが、
聴衆の反応を見ながらのアドリブ的な要素も
講演会では大事にしています。

実は以前、リアル開催の講演会で
参加者の反応を気にしすぎて
うまくいかなかったことがありました。

今日はそのときのエピソードを
紹介させていただきます。

その日の講演会の参加人数は約300人。
某県の職員向けの講演会でした。

序盤、いつも以上に笑いも起き、
スムーズな出だしでした。

ところが、後半どこからなのか
ちょっと参加者の反応が
硬くなっていることに気づきました。

するとしばらく感じたことのない
緊張感が体に走りました。

でもなぜそうなったのか
わからないまま、
時間が押していたこともあり
とにかく話続けました。

前半の盛り上がりに比べ、
終盤のなんとなく消化不良な展開。

幸いにして終了後、
名刺交換や質問も多数あって全体的には
よい講演会で終えることができました。

ただ、なぜ終盤あのような
展開になったのか?

帰りに電車で振り返ると
ふと「ある人」の顔が浮かびました。

その人はいつも楽しそうに
講演している。

そしてなぜか、演台にいる時間より
観客の中にいる時間が長い。

ときどき厳しい表情を浮かべながら
また、やさしいまなざしに。
結果、いつも会場は笑いに包まれている。

その人…、

やましたひでこさんの
顔が浮かんだ瞬間に
終盤の「硬さ」の意味が掴めました。

人は楽しそうな人の周りに集まる。

ごくシンプルな法則。

楽しそうな人を取り囲んでいる人も
また例外なく皆楽しんでいる。

さてあの講演会の終盤、自分の顔を
もし鏡で見ることができたら、
一番に「硬い表情」だったことでしょう。

恐らく、かなり怖い顔でしたね(笑)

硬い表情には硬い表情が、
話し手が無意識に硬くなれば、
聴き手もそれに影響され硬くなる。

その場の主導権を握っているのは基本、話し手。

その硬い雰囲気を作っているのは
「私」だと素早く気づいて、
そこからの「脱出策」を0.1秒で繰り出すのが
本物の講演家なのでしょう。

そして、頭の中にはなぜか16年前、
かたづけ士を始めた頃に
シェアサロンのオーナーとの
やり取りが浮かんできました。

「片づけで、どうなりたいの?」

「スッキリしたいですね。
 そして、お客さんをスッキリさせたいです!」

そうか!
まずは、自分自身が「スッキリ」と。

すると周りも「スッキリ」していく。

当たり前の法則に今更ながら
より強く、深く、気がつきました。

「フリ」はすぐお客様にばれるから、
すでに「スッキリ」な私として、
2時間「ただ楽しく」話し続ける。

それだけが、たとえ千人の前でも
一万人の前でも観客の笑顔の中で話せる
唯一の道なのだと、そのとき「小さな開眼」
をしたのでした。

理屈では分かっていることも
体験で分かったときに
「分かる」から「掴む」に
スイッチが切り替わる。

本当に掴んだ時、
自転車のバランス感覚のように
それは忘れない。

「断捨離は、部活動」

やましたさんが教えてくれた言葉。

私が言い換えれば、
「片づけは、トレーニング」

頭だけなく、体で、失敗したとしても
「分かる」から「掴む」へぜひ、
ステップアップしていってください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

★片づけのステップアップのツールとして
YouTube「かたづけやっちゃんねる」、
ぜひご活用ください。
https://tinyurl.com/4mm4ttyw

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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私は以前、美容部員をしていたのですが、
働き始めた当初、お客様に話しかけることに
苦手意識があり、なんとか頑張って
話しかけても上手くいきませんでした。

でもある日をきっかけに、
お客様と会話がはずむようになり、
楽しく働くことができるようになりました。

そのきっかけとは、私の気持ちの変化でした。

これまでは、
「売らないといけない」
「でも、話しかけたら迷惑だろうな」
と、遠慮がちに話しかけていたのですが、

「売るんじゃなくて、この時間、空間を
存分に楽しんで帰ってもらおう」
と思って話しかけるようになってからは
ほぼ全てのお客様が笑顔で
答えてくれるようになりました。

自分の気持ち次第で
状況はこんなにも変わるんだと、
実感した出来事でした。^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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