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2021/03/19(金)

【小松易】コントロールできることは何か

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

ようやく、感染拡大収束の
兆しが見えてきた新型コロナウイルス。

いよいよ1都3県の緊急事態宣言
が週末には解除されそうですね。

先月末、首都圏を除く6府県での
解除方針を受けた際に、
分科会の尾身会長は
「大きなリバウンドの発生は
絶対に避けなければ。」
と記者会見で述べていました。

ダイエットにしろ、片づけにしろ
リバウンドというのは、
「心のスキ」ができたときに
生じやすくなります。

「ちょっとくらいいいだろう」

「今日くらいはいいだろう」

「自分くらいはいいだろう」

そんなふうに、私たちの心は
すぐに悪魔のささやきを投げかけてきます。笑

「心」をうまく扱うというのは
難しいものですよね。

実は以前、地元北海道で
「心」をテーマに講演する機会を
いただいたことがあります。

難しいテーマでしたが、
「片づけでストレスのない職場環境づくり」
という内容でお話しすることになりました。

「心」と「片づけ」

講演の準備に当たって、
「心」という目には見えないモノに
すこし戸惑いながら、
しばらく意識をそこに向けて過ごしました。

どんな共通点や接点があるのか、
いろいろ探っていくと
1つ発見がありました。

それは、「心」も「片づけ」も
上手く付き合っている人は、
「自分が扱えるものを扱っている」
という原則があるということでした。

その原則に気づかせてくれたのが
元ラグビー日本代表の監督、
エディー・ジョーンズさんの言葉。

2015年のラグビーワールドカップ、
初戦の南アフリカ戦で
「スポーツ史上最大の番狂わせ」を
引き起こし、
決勝トーナメント進出をかけた
アメリカ戦の前に、
インタビューでこう語っていました。

「アメリカ代表戦に勝てば任務完了。
 それ以外のことはコントロール外です。
 その後に小さなプロジェクト
 (決勝トーナメント) があればいいですが、
 そこは、気にしていません。」

「コントロール外」、つまり
「自分では直接扱えないこと」

それは気にしないというスタンスを
明確に表明している言葉です。

実はこの時点での日本代表は、
アメリカとの試合に仮に勝利しても、
別の試合の結果次第では決勝トーナメントに
進出できないという状況だったのです。

エディー監督は、まずは目の前の

「自分がコントロールできる試合」

に勝つことだけに集中し、
勝ち点の計算はあえてしない、
という信念を貫いていました。

結果、日本はアメリカ戦に勝利。

残念ながら目標である決勝トーナメントに
進出することは叶いませんでしたが
世界中で日本代表の戦いは
称えられたのです。

片づけの基本は、

「出したものを元あった場所にしまうこと」

つまり、目に見えて、
手で触れられて、そして何より

「自分がコントロールできるモノ」

を扱う作業と言えるでしょう。

大事なことは、
この原則が単にモノの片づけに
とどまらず「心」を扱うときにも
大いに役立つ原則なのだということです。

心やメンタルをしっかり保てる人も
なにが自分でコントロール可能で
なにがコントロール可能でないことかを
しっかり線引きし、分けているのです。

「扱えること」から、いや、
「扱えることだけ」を扱っているのです。

緊急事態宣言解除後も
まだまだ予断を許さない
コロナの感染状況ですが、まずは

「自分にコントロールできることは何か?」

に集中してみてください。

そして、今週末はおうちの中で
「自分が扱えるモノは何か?」に集中して、
片づけに取り組んでみましょう。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して
人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

私も昔はよく、自分が
コントロールできないことばかりに
意識を向けて、絶望的な気持ちに
なっていました。笑

今思えば、それは
“逃げ”だったのではないかと思います。

自分でコントロールできることは
努力や責任が伴いますもんね。

でも、コントロールできることに
意識を向けてからは、自分のやりたいことを
どんどん実現できているように思います!

ぜひ、あなたも、
コントロールできること、できないことを分けて、
できることにどんどん挑戦してみてくださいね^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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