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2021/03/08(月)

【やましたひでこ】期待は執着?

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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

3月8日、月曜日
<旧暦睦月二十五日>

令和三年となっても。

そうか、令和という元号が、
すなわち、コロナパンデミックを
連想させるものとなってしまったら、
こんなに悲しいことはないと。

そんなふうに感じる今日この頃。

「時に、初春の令月にして、
気淑く風和ぐ。」
万葉集第五・梅の花序

ご承知のように、
元号「令和」の出典ですね。

ここに登場する「淑気」(しゅくき)とは、
歳時記によれば、天地に満ちる
清らかで厳かな気。

この淑気の気配が四方に漂うのが
今の時期なのでしょうね。

今、満開の梅も、もうすぐ桜にとって
代わられ春爛漫となるはずだから、
その時までには、このコロナ騒動も
落ち着きを見せるといいですね。

これは、大きな期待でありますが。

ところで、この期待、
実は、執着のひとつでもあるのです。

期待といえば、なんとなくポジティブな
イメージが働きがちではあるけれど、
過剰な他者への期待は執着でしかないのです。

だから、期待どおりにならなかった時の
ガッカリ度は半端ないですね。

期待の大きさに正比例する落胆。

もしかして、私たちは、
「期待と落胆を往復」しながら
人生を歩んでいるのかもしれませんね。

さてさて、期待が落胆となった時、
次に登場するのが未練。

期待どおりにならなかったことへの未練。

その未練が、こんどこそはと
「期待どおりになること」を
思い願うことに繋がることにもなる訳で。

だとすると、
「期待と落胆と未練のサイクル」の中で
人生を生きているのかもしれない。

「往復で」はなく「サイクル」だったとは!?

いえいえ、これでは、
人生が残念すぎますね。

期待とは未来
未練とは過去

そして、

落胆とは現在

ならば、どうしていけばいいのだろう。

期待を断捨離する?
未練を断捨離する?

さあ、そんなハードルの高いことを、
そう、カタチのないものを
頭の中という見えない世界で
取り組もうとしても、
やはり、堂々巡りにはまってしまうのは必定。

ならば、今現在、落胆の中にいる
自分を取り巻く環境を、つまり、
自分の居場所を居心地のよいものに
変えていく方がずっと有効。

落胆している自分を、
居心地のよい空間で労い癒していくこと。

それが、断捨離なんですね。

ところで、8日今夜放送の
BS朝日「ウチ、断捨離しました!」は、
前編後編構成の後編。

傷んだモノでも壊れたモノでも
汚れ切ったモノでも、未練いっぱいで
捨てることが大嫌いな母と、
そんな母親をうらめしく思っている娘
二人の激闘の断捨離。

さあ、どんな結末が待っているのか。

どうぞ、ぜひ、ご覧くださいね。

有り難うございます。

今日も、
あなたにとって、
わたしにとって、
最善最良最高の道が
用意されますことを。

やましたひでこ

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◎編集後記
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断捨離塾2月号では
『未練の断捨離』について
詳しくお話しています。

2月号が見れるチャンスは
3月10日(水)まで!

詳しくはこちら

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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