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2021/02/03(水)

【川畑のぶこ】Q.子供が巣立って寂しさを感じています

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.子供が巣立って寂しさを感じています

3人の息子と娘の4人子どもがいる
50代の主婦(パート)で、
今は主人と2人暮らしです。

いわゆる「空の巣(からのす)症候群」
だと思っていますが、

空の巣症候群の対処法、
・仕事をする
・趣味を持つ
・ペットを飼う
・主人や友人と出かける
を全てしています。

最近長男に子供が産まれ、
初めての孫が出来ましたが、
ずっと嫁の実家にいるので、
ほとんど会えず、より寂しくなっています。

息子だけの友人から
「娘がいるからまだまし」と言われますが、
娘は遠方で仕事をしており、
実家の近くでと思ってくれるタイプ
ではないので、余計に寂しく思っています。

独身の息子もたまに実家に
ものを取りに帰ってきても、
親の顔を見るわけでもなく…
息子なんて3人もいても、
今になっては寂しいだけです。

この寂しさはどうすれば無くなりますか?

子供が自立し、
立派に成長してる事を喜ぶべきだとも、
贅沢な悩みであることも充分にわかっています。

【つじもと・50代・女性・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

子育ては大変ですが、
ひとたび子供が巣立つと、
心にぽっかりと穴が開いたようで
寂しくなりますね。

つじもとさんのように、
4人もお子さんを育てられた方なら
なおさら子どもへ投入した
エネルギーは大きかったでしょうし、
ロスは大きいことと思います。

つじもとさんなりに、
仕事に趣味にペットに
ご主人や友人との外出に、
色々と取り組んでいらっしゃるけれど、
寂しさが埋まらないとのこと。

心にぽっかり空いた穴が
満たされるか否かは、
何をするか=Doing(すること)
によってではなく、
どのようにあるか=Being(あること)
によって変わってくると思います。

すなわち、ただ仕事をするとか、
ペットや友達といるのではなく、
どのような姿勢で、心を込めて
相手と関わりあい、関係性に
価値を見出そうとするか、
ということが重要になってくると思います。

子どもとの関わりが特別であるのは
まちがいありません。

でも、私たちの虚しさは、
それ以外の関係性に意味を見出そうと
しなくなったときに襲ってきます。

子どもとの関係以外に
深い喜びなどない、という姿勢である限り、
いつまでも相手と深く心を通い合わせる
豊かな関係性は育めないでしょう。

そしてこのような姿勢は
無意識のうちに育まれています。

ですので、あらゆるものと
意図を持って関わりましょう。

これまで予想したことのない、
豊かな関係性が育まれる可能性を
意図して相手や物事と
関わり合ってみてください。

相手が期待通りに
動くことによってではなく、
自分の姿勢によって相手との関係性に
違いをつくれると知ってください。

そして、相手だけでなく、
何より自分自身と豊かに
思いやりを持って関われるかどうかは、
大きなちがいをつくります。

子どもに注いできた愛や思いやりを、
今ぜひご自身にもかけるよう努めてください。

外的なものによって心のエネルギーを
満たすのではなく、自らを満たせる、
いうなれば自家発電できる
自立した自分になるということです。

親のニーズをよく汲める子どもは、
格好のエネルギー供給源で、
いい子であればあるほど、
親の好みとおりに
親を満たすこともできるでしょう。

ただし、いつまでも
「あなただけが頼りだから、これからも
あなたが私を満たしつづけてください。
私は自分を満たすことができませんから。」

という依存的な姿勢でいると、
巣立つ子どもにはときに重く感じられ、
やがて無意識に距離を取るように
なってしまいます。

母親が自ら光を放ち輝いていれば、
子どもも周りの人々もそんなつじもとさんの
輝きに引き寄せられることでしょう。

その力がご自身に宿っていることを
ぜひ信じて前進してください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
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一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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