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2020/10/21(水)

【川畑のぶこ】Q.共感も興味も持ってくれない夫について

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.共感も興味も持ってくれない夫について

いつも川畑先生のお話に、
深い学びを得させて頂いています。

思いやりのない主人と
仮面夫婦を続け熟年離婚か、
子どもが思春期でも離婚か
悩んでいます。

私は小学生と中学生の
二児の母(30代後半)です。

つい先日まで
会社員として働いていましたが、
パワハラを受け体調を崩し休職の末、
退職を決意しました。

それまでずっとワンオペ状態で
家事と仕事の両立に必死になり、
旦那が酒を飲んで寝っ転がる中、
子どもたちを習い事へ送り迎えや
遠征など休みなく動く毎日。

主人は自分がやりたいことしかやらず、
辛いと訴えても家事を手伝ってくれることはなく、
初めは喧嘩をしたり褒めてみたりと色々しましたが、
もう諦めて自分でやっている状況でした。

家事はやらなくても男らしい性格だから、
何かあったらきっと助けてくれるという期待
がいけなかったのだと思いますが、
私がパワハラを受けて傷ついたときも、
病気になった時も全く支えになってくれなかった
ことに絶望しました。

状況を必死に伝えても、
共感も興味も持ってくれず、
会社との対決もたった一人で
立ち向かいました。
休職中も結局私一人で家事をやり
気遣いの声も無く孤独でした。

そんな中、
ずっと相談に乗ってくれていた男性がおり、
悩みを聞いてもらっていました。

かけてもらいたかった言葉、
思いやり、共感、応援を受け、
辛さを乗り越えることが出来ました。

その方とどうこうとは今は考えられませんが、
優しさを受けることを知ると、
余計に主人には完全に心が冷えてしまい、
現在は顔を見ずに済むよう
すれ違いの生活をしています。

主人もそれを察し、一切口を聞きません。
夫婦仲が悪いことは子どもにも悪影響だと
分かっていますが、心がついていきません。

子どもには良い父親だと思います。
離婚すれば諸事情あり、
私だけが家を出ることになりそうです。
自分の気持ちを大切にすること、
子どもを大切にすること。

どう、折り合いをつければ良いのでしょうか?

【なごみ・30代・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ワンオペで中学生と小学生のお2人の
お子さんを育てて来られたとのこと。
本当に大変でしたね(とはいえ、今もまだ
同じ状態が続いていらっしゃることと思いますが)。

また、人生の難局で、
いちばん頼りにしたいパートナーから
優しさや思いやりを得られないのは
この上なくお辛いことと思います。

なごみさんはここまで本当によく
頑張ってこられていると思います。

なごみさんやご主人の親世代は、
現代ほど夫婦共働きは多くなく、
家事・育児は女性がして当然という
社会通念がありましたから、
そのような親を見て育ったご主人、
そしてなごみさん自身もどこかで、
それが自然、または理想系という
無意識のバイアスがあることと思います。

親も、無意識のうちに「男が家事や
育児をするなんて可哀想」とか
「申し訳ない」とかといった態度を
とってしまっているかもしれません。

このような日々繰り返される、
言語的、非言語的メッセージは、
細胞レベルで私たちに深く刷り込まれ、
簡単に上書きや更新ができません。

なごみさんもそんなバイアスが
あったからこそ、おそらく、
結婚当初から家事や育児を率先して
引き受けてきたのではないでしょうか。

夫婦ですべて分担は理想的だけれども、
出来る限り私(女)がいい嫁、妻、母としてやる、
と頑張ってしまったのではないでしょうか。

このような、頑張りがきく良い嫁・妻・母は、
バーンナウトしやすく、ストレスも溜めがちです。

これからは、
そんなに頑張らなくても私は良い人間、
とご自身を認めてあげてください。

夫がそのような承認が苦手でも、
なごみさんに一番近いなごみさんご自身が、
温かい眼差しで自分に接してあげてください。

また、ご主人とのコミュニケーションでは、
分かって欲しいとか察して欲しいとかと
訴えるのではなく、ご自身がこれまで
無理して頑張ってきたこと、そして無理が
効かなくなってきたことを素直にシェアし、
具体的に役割分担について
何をどれくらいして欲しいかリクエスト
するよう心がけてください。

また、物理的サポートのみならず、
夫婦として、情緒的なサポートが
欲しいことも伝えると良いでしょう。

その際、具体的にどのような状況において、
どのような言葉かけをしてもらえると
なごみさんは満たされるのかを、
ご主人に明確に伝えてみてください。

言わなくても分かって欲しいという思いを、
言いさえすれば分かることもあると
切り替えてみてください。

これらのコミュニケーションは、
疲れて我慢できなくなるまで待って、
ついに感情が爆発した状態で訴えるのではなく、
なごみさんのエネルギー状態が良く、平静なときに、
ご自身への思いやりを実践する意図で、
この大切な話し合いを試みてください。

お互いに家事が大変であれば、
専門業者に頼むのも一つです。

その費用を2人で負担することで、
バランスをとることも可能です。

ぜひなごみさんなりの
創造力と智慧を働かせてみてください。

そのためにも、
ご自身が安らいだり楽しんだりして
充電できる時間を確保することはマストです。

ぜひ、この難局を
変化の機会として前進されますように!

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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川畑のぶこがお答えします。

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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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