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2020/06/24(水)

【川畑のぶこ】Q.夫の浮気で悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.夫の浮気で悩んでいます

35歳、女、会社員です。

夫の浮気で悩んでいます。
浮気といっても、体関係の
証拠はまだありません。

夫は同じ職場の同じ班の女性と
ラインでラブラブな連絡を
毎日しています。

6年前に携帯を見て発覚し、
やめてと言ってもラインをやめません。

先日朝帰りをし、浮気してると思い
ラインを見せてと私は激怒をしました。

見せる瞬間に履歴を削除してしまい、
見れなかったのですが、ちょうど返事
がきて、やっぱり連絡をとっていました。

朝4時にも関わらず、連絡を取っていて、
本当に呆れました。

言い訳は仕事で朝4時までかかり、
心配してくれた女性に報告していた
とのことです。

問い詰めても好きじゃないと言いますが、
ライン上の連絡では下の名前で
呼び捨てをしているし、ラブラブな連絡です。

お金があれば探偵にお願いをして
証拠写真を撮ってもらいたいですが、
こんな2人のために大切なお金を
使いたくないです。

6歳の子どもがいます。
パパが大好きなので離婚をすると
可哀想だという気持ちがあります。

私も好きだから、連絡を取っているのが
許せなくて怒っているのだと思います。

連絡はやめそうにありません。
連絡を承認して毎日我慢して過ごすか、
離婚をしてスッキリするのかも
分かりませんが離婚をして
楽になりたい気持ちもあります。

どうしたら良いでしょうか。
宜しくお願いします。

【ゆゆ・30代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

信頼していた人生のパートナーの
浮気は、女性としての価値や
自分の存在価値を否定するような
辛い経験だと思います。

ゆゆさんも深く傷ついていることでしょう。

ゆゆさんは夫と女性のあいだに
体の関係の証拠はないとおっしゃいますが、
肉体関係がなければ解決する問題
でもなさそうです。

恋愛感情の有無、
単なるコミュニケーションスタイル
なのか否かにかかわらず、
現在の夫と女性との関係性そのものが、
ゆゆさんに不安や不調和をもたらしている
ことは否めない事実です。

この不安や恐れを取り除きたい、
というのがゆゆさんにとって
大きな課題ではないでしょうか。

そのことを認識され、ご主人とも
共有すべきことと明確にされると
よいと思います。

私たちはどうしても、一般的な行動規範
や道徳観から相手の行動を批判し、
裁きたくなります。

その行動さえ取り除かれれば問題が解決
するかのごとくふるまいがちですが、
これは医療でいうなら対症療法にしかならず、
根本治療にはつながりません。

夫がラインをやめたり朝帰りをやめたなら、
心に平安は戻るのでしょうか。

そうではなく、
再発を恐れるのではないでしょうか?

結局、問題の根本である不安自体は
取り除けていないわけです。

まず、自分がいったい何に恐れを
感じているのか、そして、
夫婦関係や家族関係において、
何を大切にしたいのかということを
見定めて、それを素直にご主人に
伝えてみてください。

恐れとは凡(およ)そ、
自分自身の女性としての魅力や、
自分が大切に愛される価値への疑いや、
子どもの人生へ責任がとれないこと、
また、夫は何をしても変わらないだろうから
自分が我慢し続けなければならない見通し
などに対してでしょう。

まず、夫の行動の正誤善悪に対する批判
だけでなく、ゆゆさんご自身がこのような
不安を抱いており、いても立ってもいられない
ことを正直に伝えてみてください。

同時に、夫が自分をどう思っているかよりも、
ゆゆさん自身が自分をそのように評価して
しまっていないか、自分は裏切りには値せず、
愛される価値のある人間だと思えているか
を問い直してみてください。

自分の存在価値に疑いをもっていると、
相手の評価で自分の価値を決めようと
してしまいます。

この場合、相手自身に問題があったとしても、
理想的な評価が感じられなければ過度に
落ち込んだり、憤りを感じたりするものです。

夫が好ましい行動をしないからといって、
ゆゆさんご自身は女性としてまた人間として、
大切に愛され価値のある人間だということを
忘れないでください。

たとえ、誰かがゆゆさんに魅力を
感じなかったとしても、それは万人にとって
魅力が無いということでもありません。

もし夫がゆゆさんに魅力も愛も感じない
というのであればそれは潔く別れた方が
良いでしょう。

ところが、女性との関係を否定し、
ゆゆさんや家族との関係を維持したい
と思っているのであれば、彼にとって
ゆゆさんもお子さんも大切な存在
なのではないでしょうか。

ただし、愛の表現はいびつかもしれません。

ゆゆさんが夫婦関係や家庭に求める
愛ある関係はどういうものであるか、
それを明確にしてご主人と
共有してみてください。

同時に、ご自身がご主人に対して
それらを実践できているのかも
振り返ってみてください。

自分が大切にされていると感じるために、
何が必要なのかを伝え、それを自分も夫に
対して行えているかを振り返ります。

ゆゆさんご自身が実践できていないものは、
ご主人にとっても実践が難しいことが
考えられます。

お互いに、相手が変わりさえすれば、
自分も変われると思っている場合は
なおさらです。

ゆゆさんご自身は、誠実に努力を
しているけれども、相手には届かないし
理解されていない場合は、そのことも伝えます。

たとえば、自分の身の回りのことも
おろそかになるくらい一生懸命に、
夫や子どもの健康を考えてメニューを考え、
欠かさず食事の準備をしたり、

大切な夫とのあいだにできた
大切な子どもの世話をしたりしていると、
私にとっての夫婦や家族に対する
誠実さや愛とはこのように表現
されているということを伝えるなどです。

また、彼も彼なりに愛や誠実さを
表現していながら、その努力が
ゆゆさんに届いていない可能性が
あることも振り返ってみます。

夜遅くまで、ときとして朝方まで
仕事をしているのは、一生懸命稼いで
家族が苦労せず生活ができるよう努める
彼なりの愛情表現かもしれません。

これらのことが、相手に伝わらず、
努力が報われないと感じたなら、
落胆や絶望を覚え、自分の努力や
価値を理解してくれる第三者を
求めるようになるかもしれません。

これは自己承認の問題でもあります。

自分で自分を認めていない、あるいは
自分の価値に疑いを持っている人は、
他人の評価を常に必要とします。

自分を評価してくれたり
優しい言葉や態度で接してくれる人を
必要とします。

確かめないことにはわかりませんが、
もしかしたら会社の女性はそんな役回り
なのかもしれません。

人間は、大切なニーズが満たされないと、
そのニーズを簡単にあきらめるのではなく、
否定的にでも満たそうとします。

そして、これは無意識なうちに行われます。

自分の価値が無いことを認めることは耐え難く、
自分はOKなんだ、価値があるんだと
感じられる場をさまよい求めます。

ときとして社会的ルールを逸脱しても。

無論、彼の行動が、病的(依存的)な
性癖からくるのであれば話は別で、その場合
彼に必要なのは批判ではなく治療です。

そうではなく、機を逸してそれらのニーズを
確認しないまますれ違っているのなら、
今から解決に向けてコミュニケーションや
愛ある態度を育むことは可能だと思いますし、
そのことで関係性が変わることは考えられます。

波風が立たず現状を維持することが、
必ずしも子どもへの最善とも限りません。

子どもは両親が問題をなおざりにせず、
いびつであっても真摯に取り組む背中から
学ぶことも多いのではないでしょうか。

結果がどうであれ、今起きていることを
表面的に整えようとせず、核心部に
真摯に向きあうことは、ゆゆさんにとっても、
ご主人にとっても、お子さんにとっても
大切なプロセスでしょう。

ぜひそのことを信じて前進されますように。

応援しています!

– 川畑のぶこ

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 [進行] 川畑のぶこ心理療法家・サイモントン療法認定トレーナー

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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