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2020/06/12(金)

【小松易】「質問」の力

カテゴリー:.新着情報, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

リモートワークで、通勤時間が減った分を
「学び」の時間に使う人たちも多いようです。

オンラインのセミナーや勉強会などが
あちこちで開催されています。

私も大人のためのオンラインスクール
「Schoo(スクー)」で片づけの連続講座を
担当していますが、参加者の熱量の高さ
には毎回驚かされます。

しかし、ここで注意しなければ
ならないことがあります。

それは、「勉強会に参加しただけ」
「セミナーに参加しただけ」で
学んだ気になっていませんか?

ということです。

「なんだか為になった気がする」
で終わってしまっては、
学んだことは身につきません。

より深く学ぶためには、
どうしたらよいのでしょうか?

以前、地元の北海道で「かたづけ塾」
を開催したときのお話です。

何度か開催して、
どの回もとても盛り上がったのですが、
「ある要素」を加えた回が特に、
とても深みのある塾になりました。

その要素とは、「質問」です。

では、「片づけ」と「質問」には
どのような関係があると思いますか?

ちょっと一番最近で、
自分が片づけているときの
場面を思い出してみてください。

「この買った本、どこにしまおうか?」

「このTシャツ、要るの要らないの?」

よく考えると、片づけ最中に私たちは
自分に対していろいろと質問をしている
ことに気がつきます。

そして、片づけが得意な人というのは
ある意味自分自身に適切でタイムリーな
質問ができている人と言えるのです。

適切かつタイムリーな質問ができれば、
例えば、服の山を短時間で
要る服と要らない服にさーっと
分けられるということです。

逆に言うと、
片づけが苦手な人というのは
質問があまり上手ではないと
言えるかもしれません。

前述の「かたづけ塾」では
ある参加者にこんな質問を
投げかけました。

「いま片づけたいその場所がどうなったら
あなたは満足ですか?」

すると、そのやり取りを聞いていた
別の参加者の方が塾の最後に
こんな感想をくださいました。

「私は、情報をきれいに整理したい
のではなく、できるだけ多くの人と
共有したいのだと気づきました。」

経営者であるその女性は自分の事務所を
片づけたいと思って参加した方でした。

かたづけ塾で一人の人に向けた質問が
本人だけではなく、他の参加者にも
新しい気づきをもたらしたことも
私にとってはちょっとした発見でした。

さらに彼女は、
こうも言ってくれました。

「『質問の力』によって気づきや
覚醒があるから、パワーを出せる
と思いました。」

つまり、人は自分の力で気づいたときに
本当のやる気が出てくるんだということ。

そして、
「質問」がそのきっかけになり得るのだ
ということを私は確信しました。

「質問」に関心がある方は、
自分自身が片づけるときに、
どんな「セリフ」をつぶやいているか
ちょっと観察してみてください。

そのセリフは声に出していてもいなくても
どちらでも構いません。

ただ、片づけがうまくいっているとき
だけでなく、うまくいっていないときも
見てみるとより効果的です。

さらに勉強会、セミナーなどに
参加する際にも答えよりも「質問」に
よりフォーカスしてみると、より深い学びに
つながっていくと思います。

良い質問探し、始めてみてください。

先行き不透明な時代により必要になるのは、
答えを出すこと以上に、質問する力。

私自身もそのことを肝に銘じて、
日々質問する力を磨いていきたいと思います。

「これ、ほんとうに必要?」

ぜひ、意識してみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

確かに、質問をしようと思うと、
内容をしっかり理解するために
たくさん頭を使う必要がありますよね。

考える過程で、不明点はもちろん、
気づきやアイディアが生まれることが
あります。

日々、どんなことにも、疑問を持ったり、
より良くするためには?と意識してみると
もっともっと生活が充実するかも
しれませんね^ ^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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