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2018/05/01(火)

【千場ひろこ】この家は、私自身

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 千場ひろこ

 

ROM 千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

先日、蔵書の整理をしていて
「再会」した本があった。

1975年に刊行された
季刊『銀花』という美術雑誌の
佐藤勝彦特集。

佐藤勝彦さんとは、
仏画や書、陶芸に遊び、
ジャンルも画壇も飛び越えた
破格の芸術家。
(↑そう呼ばれるのを好まなかったようですが)
https://www.satokatsu.com

勝彦さんは多作で知られます。
書画、屏風絵、茶碗…
ギャラリーに行くと、
その圧倒的な量と言ったら!

多作という言葉で表現ができないほど。

おそらく、息を吸って吐くのと同じように
創作を続けた方なのだと。

勝彦さんは伊万里焼を始めとする
骨董美術のコレクターとしても
知られていました。

『銀花』にこうありました。

―――以下、引用―――
勝彦は、自分が好きで集めた美しいものは、
家中くまなく置き、けっして箱に入れてしまったりはしない。
幾棹かの李朝のたんすには普段着が入っているし、
食器はすべて昔作られたものばかりだ。
(中略)
「人は、人間を相手にしていてはいかん、
人間を相手にするからとらわれるんだ。
大自然の懐に抱かれろ。僕だって時々、
人間を相手にして、とらわれ病におそわれますよ。
でも大自然に身を任せることで救われる、それがお経です。
美術品のいいのはね、このお経の世界がある。
形や図柄のおもしろさだけじゃ
高度な美術品になれません」
―――以上、引用終了―――

勝彦さんの生き方は、
先週紹介した、ウィリアム・モリスの、

「役に立たないものや、美しいと思わないものを、
家においてはならない」ーー「生活の美」(1880年)

という言葉を、まさに勝彦流に
実践されているようにも感じられ。

改めて、その言葉というか、
生き方に感銘を受けました。

毎日、洗濯して、ご飯作って、お茶碗洗って。
合間にテレビ見たり、生協のカタログ見たり
スマホでメッセージの返信したり。

そんなごく一般的な主婦生活とは
一見無縁のように思えるけれど。

モリスや勝彦さんのあり方から
痛感させられることは。つくづく、

「この家は、私自身」

ということだと。

自身の在りようを、
まざまざと投影しているのだと。

「人間を相手にするな」と言われても。
多くの人は戸惑うでしょうか。

でも本当に「疲れた〜」と
口にする時のほとんどが
人間関係の問題が土台にあるんですよね。

どういう形でか、自然と繋がる、ということ。

そして、その媒介となるレベルの
モノ(美術品)というのが
世の中には存在するんだなあ。

私たちの日常とは程遠い次元のようだけど。

すぐに住まいの片づけに実践できるような
現実的なアドバイスとはまるで対極なのだけど。

とても大切なことをおっしゃっていると思う。

心の中の押入れの、小さな宝箱に
その言葉をそっと仕舞った千場でした。

勝彦さんの仏画は
やました先生の著書
『それでも私が捨てられなかったもの』
でもご紹介されています。
ぜひ見てみてくださいね^^
https://bookmeter.com/books/8251292

【先週ダンシャッたモノ】
ゴツすぎて場所をとる、
プラスチック製の立体的な! ハンガー

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もしあなたが、、

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◎編集後記
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私事なのですが、
昨日、頭が割れそうに痛くて
何も手に付かないくらい痛かったです。

ネットで調べてみると
片頭痛という症状らしいです。

特に朝食を抜く人はなりやすいということです。
(僕は朝食は食べないので当てはまってますね)

片頭痛にはなりたくないので
これを機に生活習慣を
見直してみたいと思います。

生活習慣を見直すといえば、
クリエイティブダイエットですね。
もう一回見直してチャレンジしてみます。

ちょうど今、クリエイティブダイエットの
キャンペーンを開催中です。

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吉川広典

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

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