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2017/02/22(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]常に不安な気持ちで悩んでます。

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:常に不安な気持ちで悩んでます。

父が起業家、母がその会社の経理や
住み込み従業員の世話をしながら
4人の子供を育てました。

私は一番下で、一つ上の兄とともに
父から長男、長女みたいになるなよ
と言われ育ちました。幼少の頃から
刷り込みで兄姉を反面教師にスポーツ、
勉強、学級委員など頑張りましたが、
父から自分の兄弟の子供と比較し、
お前はダメだと言われるようになり
逃げるように地元を離れ、高卒後、
新聞奨学生として働きながら大学で学び、
社会人となりました。

今でも父の価値観か、自分自身無意識に
他人と比較して、自分はダメな人間だと
自責の念にかられ心休まりません。

もう地元を離れ25年経ちますが、未だに
自分に自信がもてません。

どうすればありのままの自分を受け入れ、
自然に生きられるか教えてください。

【take7・40代・団体職員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

take7さんのように、親からの呪縛で
自分に自信が持てず悩んでいる方は、
本当にたくさんいらっしゃいます。

ただ、take7さんのように、
そのような刷込みによって自分に
自信が持てなくなり日々不安だと、
客観的に認識できている人は
そう多くなく、この認識があるか
無いかはゼロかイチかの大きな差
だと思います。

まず、

「ああ、自分はそういう刷込みを
されてしまったんだなぁ。」

「あれが当時の、父親にできる
精一杯の子育ての仕方だったんだなぁ。」

「そこに巻き込まれてしまったんだなぁ。」

と俯瞰する視点は常に大事に
されてください。

そして、親の真のメッセージは
「お前はダメだ」ではなく、
「常に高みを目指して頑張れ。
それが成長で幸せへの道(のはず)だ」
であったことも忘れないでください。

おそらく、お父様は励まし方を
間違えていたのだと思います。

「すごいな!頑張れ!」と言うべき
ところを「ダメだ!もっと!」と
言ってしまう癖があったのでしょうね。

そして、その癖はおそらくお父様の
成育家庭で影響を与えた人物
(おそらくお父様の親)によって
形成されたものでしょう。

褒めて育てるのではなく、
発破をかけたり、時として劣等感を
刺激するやり方だったのでしょう。

相手との健全な関わり合い方が
わからないと、人は一番慣れ親しんだ
やり方が出てしまうものです。
特に、ゆとりのないストレス下では
ネガティブな行動が出やすいです。

反骨精神が強いなど、
パーソナリティーによっては
そのようなアプローチが起爆剤と
なって機能することもあるかも
しれませんし、逆にある程度成長
すると、知らん顔でとり合わない
人もいるかもしれませんが、誠実で
優しいパーソナリティーの人は、
言葉通り自尊心が傷つけられて
しまうことでしょう。

このようなケースは、多くの場合、
親自身が自分に劣等感を抱いており、
自分をOKだと認めていないため、
自分の子なのだから並大抵の努力
ではダメで、常にもっと頑張らねば
いけないという基本姿勢があると
思います。

自分の子どもが優れていることで
己の劣等感を補償しようとする心理
ですが、「もっと」という基本姿勢は
いくつゴールを達成してもそのまま
スライドされてしまうので、常に
満たされない状態が続きます。

このような、無意識なお父様の
人生ゲームに巻き込まれないように
する必要があります。

まず、お父様は残念ながら、
take7さんの子育てに役立つ、
適切で健全な言語を獲得して
こなかったのだと理解してみて
ください。

そして、適切で健全な言語を
獲得できていたのなら、
「よく頑張っているな!その調子だ!」
と言いたかったのだと、
一旦take7さんご自身が、
「お父さん語」を通訳をしてあげる
必要があります。

そして、お父様自身の課題に
巻き込まれないように努めてください
(たとえお父様が仕掛けてきても)。
そのためにも、自分自身に誓いを
立てることをお勧めします。

「私は父親のことは理解する。
だけれども、父親の価値は採用しない。」と。

「人は過ちを犯すものだが、私は
父親が犯した過ちは犯さない。
自分に対しても、他人に対しても。」と。

「私は私の努力を認める。私に備わる
唯一無二の価値を大切にする。」と。

鏡に向かって自己宣言してみるのも
効果的かもしれません。

PS
川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。
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◎編集後記
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気の合う女友だちの前では、
愚痴ったり泣き言いったりの
オンパレード。

聞いてもらったところで
解決するわけじゃないですが、
話しただけで気が晴れるし、
「そんなことないよ!」
なんて言ってもらえれば、
「明日からまた頑張るかー」
って気にもなります。

友だちはありがたいです。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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