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2016/11/02(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]他人との境界線が曖昧です。

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

Q:他人との境界線が曖昧です。

他人が不機嫌だと自分も
不機嫌になります。

誰かが怒られていると
自分が怒られているような
気持ちになり汗が出てきます。

他人が自分と違う意見を
述べているのを聞くと
自分が否定されたような
気持ちになります。

頭では、私のことを
言っているのではない。
この人はこういう考え方なんだ、
と思うようにしていますが、
実際にはなかなかできません。

この思考パターンになっている時には
「あ、またいつもの癖が出ているな」
と認めたりもしていますが、
もう一歩踏み込んで
何かできることがあれば
教えていただけますでしょうか。

【サリー・40歳・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

サリーさん

相手が不機嫌であったり
相手が怒られていたりするのを
見聞きするのは
誰にとっても気分の良いものでは
ありませんね。

そのこと自体は自然なことです。

ただし、もちろんそれも程度問題で、
そのことで直接的に関係のない
サリーさんが、全てを自分のことと
受け止めてしまい、心身に
異常をきたしてしまうのであれば、
これはやはり不健全な状態であって、
対処が必要となると思います。

人生には時として
濁流が流れることがあるものです。

目の前に濁流が流れている時に、
その濁流に巻き込まれずに、
傍観者でいるという姿勢が大事に
なってくると思います。

私たちは皆、周りに起きている
ものごとを受け止める時に、
それらを歪んで受け止めてしまう
ことがあります。

相手の不機嫌は私のせいだとか、
相手が異なる意見を言うのは、
私に問題があって、
その人格を否定しているのだとか、
自分もあのように怒られて当然だとか、
そういった思いがあると、気分は
どんどん悪くなっていくでしょう。

その思いばかりに目を向けていくと
深みにはまっていってしまいます。

まず、周囲に同時に起きていることで
好ましいこともあるでしょうから、
そのことに注意を向ける努力を
することをお勧めします。

深みにはまりそうな対象から
気をそらすのですね。

空を見上げてその透明さを
意識するのも良いかもしれません。

道端の草花に注意を注ぎ、
心の水やりをするのも
良いかもしれません。

機嫌が良い人に注意を向けて、
話しかけるのも良いかもしれません。

あなたが相手の不機嫌に
責任を取る必要はありませんし、
責任を取ることもできません。

そのことを知って、
相手を操作することなく
自分が機嫌よくなる努力を
してみてください。

誰かが怒られている時も、
それぞれに必要なプロセスが
おきていることを、
困難はあっても乗り越える力が
相手にも自分にも備わっていることを
信頼してみてください。

そして、そんな状況の中でも穏やかに
その場を切り抜けている人々に意識を
向けてみたり、窓の外の笑顔や
元気な声に注意を向けてみたり
してみてください。

部屋を見回してみると様々な
色があります。

黒が嫌だなぁと思っていると、
たちまち部屋は黒だらけに
見えてくるでしょう。

ところが、白を意識すると
たちまち部屋は白だらけになります。

どこに注意を向けるかで、
見える世界は変わってくるものです。

サリーさんの身の回りに
起こっていることで、
好ましいことに注意を向ける練習を
今から是非始めてみてください。

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川畑のぶこへの質問・ご相談は、
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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

悪いこともいいことも起きてるはずなのに、、
私もどちらかというと、悪いことに
フォーカスしがちです。

特に一人で悶々と考えていると
どんどんドツボにはまっていきます。

そんな気分のときに人と会うのは億劫だし、
大勢での飲み会なんて以ての外!
と思ったりするものの、参加してみると、
強制的にモードが切り替わって、
「いいこと」も見えるようになったりします。

ショック療法的な??
そんな切り替え方もアリ、ですよね。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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