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2016/10/17(月)

【やましたひでこ】それを子供に言う前に

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

10月17日、月曜日
<旧暦長月十七日>

イギリスから戻って1週間となるのに、
いまだに続く時差ボケ。朝の目覚めは
午前1時という夜中。おかげで、
この時間から原稿に向かうことになる。

かといって、原稿がサクサクと
捗って(はかどって)いるかといえば、
そんなことはなく、呆けた頭で
12日間留守にした分の仕事のツケを
払っているような、このところ。

早く、早く、飛んでいけー、
この時差ボケ!

あらあら、週のスタートから、
こんなボヤきで始まるメルマガを
お届けするなんて、いけませんね。
どうか、ご容赦を。

まあ、当たり前のことだけど、
この私やましたひでこは超人では
ないので、こんな時もあるかなと。
そう、いつも絶好調という訳には
いかないですよね。

それでも、面白いもので、
こんなふうにボーッとした頭でいると、
遠い過去の夢を見るかのように、
ふっと子供の頃の体験や感情が
蘇ってくるものです。

そう、子供の頃、小学生の頃だった私。

思えば、どれだけ、「片づけなさい!」
と母親に言われたことだろう。けれど、
そうやって子供を叱る私の母も、
決して家をきれいに片づけていた
わけでもなく、子供の私が恥ずかしくて
友達を家に呼べないような有様。

そんな家の状態に、父が時々、怒りを
あらわにさせていた事もあったのです。

それに、小学生の子が叱られたから
といって、すぐに上手く片づけられ
る訳もなく、それどころか、
「片づけなさい!」と言われることは
苦痛でしかなく、当然、片づかない
状態は一向に改善しないのです。

だから、母はまた私を叱る。
そして、父もまた怒る、という、
家庭内には不穏な空気が漂い、
つねに緊張した夫婦関係と、
それに怯える子供が出来上がって
いったという、なんとも残念な構図
であったのです。

そうですね、できることなら、
「ドラえもん」ではないけれど、
今の私が、あの時の小さな
「ひでこちゃん」に、断捨離を教えて
トレーニングしてあげたいくらい。

いいえ、その前に、若い母と父に
断捨離指南をしなくてはなりませんね。

そうすれば、私、もっと伸びやかに
成長したかもしれないですからね(笑)

そして、今なら理解できるのですが、
結局、母が私に「片づけなさい!」
と叱ったのも、父、つまり夫の怒り
への「反発と抵抗」の矛先が子供に
向かっただけのことだったのだと。

ところが、その私も、自分の子供には、
やはり、「片づけなさい!」と、
言っていた過去があるのですね。

片づけを教え一緒にするのではなく、
ただ、指示命令を下すというお粗末な
母親であった訳で。
はい、面目もありません。

いやはや、忌まわしい負の連鎖は
続づくもの、この連鎖こそ、一番、
断捨離したいことでもありますね。

けれど、そんな経験を持っていたから、
今の私、今の断捨離があることも確か。

そして、その断捨離を創り続けてきた
から、私は、自分本来の「伸びやかさ」
を取り戻していくことができたのも
確かです。

そう思うと、
こんなことを振り返られる、
この時差ボケも悪くはないか。

ところで、蛇足ながら、、、

「片づけなさい!」と並んで、親が、
「救育」「しつけ」と称して、
小さな子供に指示するのは、このこと。

「ごめんなさい、は?」
「有難う、でしょ!」

はてさて、この謝罪と感謝の言葉を、
親自身がどれだけ素直に言えているかは、
とりわけ自分の配偶者である夫や妻に
言っているかは甚だ心もとないところ。

そうですね、親とは、自分が出来ない
からこそ、子供にはそうあってほしいと
願うものなのかもしれません。

さあて、今日のあなたも、一つでも
余計なモノを断捨離して、住まいから
「不穏な雰囲気」を追い出して下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

全然関係ないですが、
週末、約2週間ぶりに体重計に乗ってみたら、
思ったほど増えてなくて安心しました。

心配ごと(イライラの種)が1つ減りました。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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