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2016/08/10(水)

【川畑のぶこ】[Q&A] ギャンブル依存の元凶夫から突然の離婚宣告

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

Q:ギャンブル依存の元凶夫から突然の離婚宣告

川畑先生、いつもメルマガ参考に
させていただいております。

私は以前こちらのメルマガで、
ギャンブル依存の主婦として相談に
のっていただいた者です。

(※当時の記事 http://u0u1.net/xAdu

あれからまだギャンブルをしていますが、
今回、ギャンブルがやめられない心の溝
となっているであろう夫との離婚に
なりそうで、新たな悩みが発生したので
また相談させていただきます。

夫は、喧嘩をすると私を殴る人です。
顔でも体でも、アザになるほど殴ります。
最初はとてもショックで、受け入れる
ことはできないと悩みましたが、全てを
天秤にかけ、日常的に暴力があるわけ
ではないので、結婚生活の継続をしていました。

その中で、私は夫への見えない復讐心
と言いますか、殴られたことへの怒りの
解消先として、ギャンブルへとはまって
いったのです。

私は夫に内緒で、こんな悪行をして、
旦那の稼いだお金をこんなに無駄に
してやったぞ!という気持ちの為
ギャンブルをしていました。

そんなこんなで、3人目の子供まで産まれ、
周りから見れば幸せな家庭と見えるような
生活ができていました。

その後、夫は脱サラをして飲食店の
自営業を始めました。ほとんど私に
相談はありませんでした。決定して
いることを私に話し、有無を言わさ
ない状態でことが進み、今に至ります。

私は、3人目の子の産休があけたら
元の職場にパートですが戻るつもりで
いましたが、夫の立ち上げた事業を
手伝うしかなく、仕事を退職し手伝って
おりました。全てが、私の望みでは
ないのですが、仕方がない、やるしかない、
と心に決めてついてきました。

しかし先週、突然、夫から離婚を
切り出されたのです。

もう、気持ちは固まっており、
私の意見は受け入れられない感じでした。
元々、暴力があった時点で私から
離婚したいと何度も話をしていましたが、
暴力男の典型で、俺が悪い、もうしないと、
離婚には応じなかった夫です。

ここに来て夫から、喧嘩をしたわけ
でもなく離婚宣告。こんなに嫌いだった
夫なのに、離婚が決まるとなぜか彼の
良いところ、楽しかった思い出ばかり
が思い出され涙が止まらないのです。

そして、多分不倫をしていて、早急に
別れたいという感じですので、これまで
添い遂げてきた私を、自分の身勝手で
切り捨てるというやり方に本当に
ショックを受けており、パニックに
なっております。

夫はと言うと、私とはほぼ話もせずに、
どこに行くかも言わず、家に帰らないのを
平気で繰り返しています。

この状況と子供達の生活は普段通りに
進めなくてはいけないのとで、
本当に辛いです。夫から私のダメだった
ところをまくしたてられたときは、
本当に死にたい気持ちになりました。

今後に生活のためにも、自分を癒して
からではないととてもシングルマザーで
子供3人を育てていく気概はありません。

ありませんが、するしかない状況です。
心の整理がつくようにアドバイスをお願いします。

そして、ギャンブルですが、離婚を
言い渡されてから途方に暮れて朝から
一日中パチスロをしました。お金も
ヤケでふんだんに持っていき、
結構当たりがでました。しかし、一切
心は浮き立たなかったのです。

ショック状態で勝っても、全く嬉しい
という気持ちにならず、打ちながら
色々考えてばかりで泣いておりました。

【タカハシ・34歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

以前にご相談いただき、
再度のご相談であるとのこと。

いつもメルマガをご参考にして
いただきありがとうございます。

さて、まずギャンブルに関しては、
前回(昨年)のメルマガで回答
させていただいた対策の
サポートグループにはご参加されて
いるでしょうか?

あるいは、ギャンブル依存症の
治療をしている医療機関などには
かかっていらっしゃるでしょうか?

また、推薦させていただいた書籍は
お読みになりましたか?

一般的に、ギャンブル依存症は、
字数の限られたメルマガの
回答一本で治ることが期待できる
ものではありません。

まず、前回の回答に沿って、
行動を起こしていただくことが
大事ですので、メルマガを参考に
されつつ、実際にご自身で行動
を起こしてみてください。

さて、ご主人から長きにわたり
暴力を受けていたとのこと。
さぞお辛かったでしょうね。

一度の暴力ですら立ち直れない
くらいの心の傷になりうるものを、
喧嘩をするたびに耐えてきたとの
ことで、苦しみは察するに余りあります。

タカハシさんご自身も
ギャンブル依存症はそのことに
原因があるとわかっていらっしゃる
ようですので、暴力から離れること
は何より優先されることとなります。

お話を伺う限り、ご主人が
タカハシさんの助力により
更生することは考えにくい
ようですので、ここは暴力から
離れるのにご主人と物理的な
距離をとることは好ましい
のではないでしょうか。

理由は何であれ、暴力は
許されないということを
覚えておいてください。

日常的ではないから、時々だから
我慢すれば良いといった類のもの
ではありません。

寂しさや夫の良いところなどを
振り返ったり、自分の悪かった点を
振り返ったりすることがある
でしょうが、DVの加害者はそういう
被害者の性格を見越して暴力を
振るいます。

原因は自分ではなく妻にある
という双方の思い込みがある
関係性によって成り立ちます。

そして暴力を振った後はいわゆる
「ハネムーン期」と呼ばれる、
反省して優しい言葉をかけるなど、
一気に反転した行動をとることも
多々あります。

これによって被害者は
「相手はやはりいい人だし私を
愛してくれるから我慢しよう」と、
ハネムーン期こそ真の彼と思い込む
ようになり、暴力の連鎖が
断ちきれなくなってしまいます。

このようなパターンが繰り返される
うちに、被害者の自己肯定感は
どんどん低下して、自分は相手の
いう通りダメな人間で、
(暴力を振るう)相手くらいしか
自分を愛してくれないとか、
認めてくれないとか、世話をして
くれないとかといった妄想を
抱き始めます。

このような心理的な依存関係が
形成されていくのです。

タカハシさんは、もちろん人間なので
失敗もするでしょうし、完璧ではない
でしょうけれど、それでも暴力には
値しません。

暴力は許してはいけないのです。

今回夫の日常的な暴力や不倫があり
夫から離婚を突きつけてきたにも
かかわらず、それを引き止めたい
という心理が働いているということで、
タカハシさんの自己肯定感が
かなり低いことがうかがわれます。

離婚が目の前に迫った時に、
悲しかったり寂しかったりするのは
当然の反応です。

でもその一時の反応的な感情を
過信して未来の決断をすることは
賢くありません。

このような時に、人間は不安に
なるものですし、何にでも
すがりたくなるものです。

まず一呼吸おいて、次のことを
考えてみてください。

もし、自分の大親友が
同じ状況にいたら何と声を
かけてあげるでしょうか?

自分がこの世の何をも愛する以上に
愛する相手だったら、いったい
どのような言葉をかけてあげるでしょうか?

お子さんが同じ状況に立たされていたら、
いったいどのような言葉をかけてあげるでしょうか?

そのように決断や行動をされてみてください。

おそらく、今回の出来事は、
暴力を受けずに離婚できる、
渡りに船のチャンス!とも
取れるのではないでしょうか?

生活ができるか不安なら、経済的な
リスクを背負わなくて済むように、
暴力や不倫の証拠を持って、
法律家にきちんと相談してみてください。

慰謝料が請求できるでしょうし、
子どもの養育費も請求できるでしょう。

この際、暴力に巻き込まれないように、
自分で交渉しようとせず、
第三者(弁護士)を立てることが大事です。

DVから解放された女性の多くは、
暴力から離れてみて初めて目が覚めたように、
「何でもっと早く別れていなかったのだろう」
と後悔します。

ほとんどの人が、自己肯定感の低さゆえ、
暴力夫無しでは生きていけないという
幻想の中に生きているのです。

タカハシさんのように、ご主人の仕事を
手伝っている場合などは、なおさら
世界が狭くなり、井の中の蛙状態に
陥ってしまうことが考えられます。

家庭の外にも目を向けて、友人や趣味、
そしてもちろんDVやギャンブル依存症
のサポートグループなど、サポートの
輪をどんどん広げて、いろいろな人や
場とつながり、ご自身を満たす時間を
増やしてみてください。

人生に困難は付きものではありますが、
暴力に耐えて蔑まれながら生きること
ほど辛いことはありません。

今が底付き、すなわち、それ以下は無い
と考えてみることをお勧めします。

この困難を乗り越えることで、
未来はより良くなると信頼して
前進してみてください。

また、

「私は幸せに値する人間です。」

と、鏡の中の自分を見て、
大きな声で唱えてみてください。
何度も何度も繰り返し唱えてみてください。

応援しています。

PS
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 ↓
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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨夜、友人から突然の電話。
「嵐のコンサート、当たったよ、、」

これ、ファン(私も自称ファン)に
とってはスゴイことなんですけど、
友人も私も今ひとつ浮かれ気分に
なれなかったのは、当たったのが、
今日の昼公演だったから^^;

さすがに、20時過ぎに当選連絡
もらって翌日(しかも平日、しかも
お盆休み前!)の昼公演はムリだよー、、
ってことで今回は見送り。

はぁ、残念。

これで運を使い果たすことなく、
また当たりますように。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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