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2016/05/05(木)

【やましたひでこ】「区切り」「区別」は難しい、、

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

皐月5月5日、木曜。
<旧暦、三月二十九日>

今日は立夏。

立春ほど馴染みはないかも
しれないけれど、これから
夏の気配が少しずつ。

そして、連休も最終日。
私は、一日早く東京に戻って
昨日から仕事に復帰です。

とはいえ、どこから仕事で、
どこから仕事ではないのか、

どこまで仕事で、どこまで
仕事ではないのか、
わからないのが私の仕事。

場所が地方と都会の違いがあるだけで、
帰省先の石川の自宅でも、単身赴任先
の東京のマンションでも、やっている
ことは変わりはないですね。

けれど、それは何も私に限ったこと
ではなく、たとえ時間で終わりになる
仕事に携わっていたとしても、いつも
頭の中を仕事でいっぱいにしていれば、
区切りも区別もつきはしないですね。

まして、どこに居ても、
PCやスマホで繋がることを思えば、
ますますもってONとOFFの区別が
難しいのも確かなこと。

さてさて、なぜ、こんなことを書いて
いるのかというと。

なんであれ、区切りや区別をつけるのが、
とても難しくなっている時代に、
今、私たちが生きていると思うから。

昼と夜
昼夜分かつことなく活動する社会。

男性と女性
男女が判然としないスタイルや容姿、
そして役割。

ココロとカラダ
心身一如とあるごとく。

モノとココロ
物心一如なんて言葉もあるごとく。

そうですね、ボーダーレスという言葉が、
言われるようになって久しいけれど、
それが、いつのまにかファジーなんて
言葉にとって代わられたけれど。

区切りや区別をつけなくてはならない時と場合と、
区切りや区別をつけないほうが賢明な時と場合と、

その両方があることを
心得ておく必要があるのです。

たとえば、断捨離に励んでいる多くの
受講生さんが私に訴える、
「捨てたいのに、捨てられない」
という悩みは、自分とモノとの区別が
つかなくなっている状態に嵌まって
いるに他ならず。

これまた、多くの受講生さんが
私に聞いてくる「夫にモノを捨て
させるには、どうしたらいいですか」
という質問は、自分と夫との価値観
に区別をつけることなく踏み込んで
いるのに他ならないのです。

そう、以上は要注意な例。

けれど私が、それ以上にとても
違和感を覚えるのはこんな例。

時々、私にこんなふうに言い張る人
がいる。「貰ってくれる人がいれば、
これは手放すことはできるけれど、
大事にしてくれる人でなくてはイヤ
なのです」という、言い訳めいた主張。

この、一見もっともらしい主張、
心情として理解できなくはないけれど、
そこには、こんな区別ない押しつけ
がましさが潜むよう。

あげる、貰ってもらうという行為で、
所有者が相手に移ったにもかかわらず、
相手のそのモノの扱いにまでかまう
区切りのなさ。

それよりもなによりも問題なのは、
自分が持て余し捨てられないと悩むモノを
引き受けてくれる人は、自分と同じよう
に価値がわかり、なおかつ、大切にして
くれる人でなくてはNGだとすること。

そんな思いでいるくらいなら、
そのまま、自分が後生大事に
抱え込んでいればいいのです。

モノのやり取りが、結果的に幸福で
あるのは確かに嬉しいこと。でも、
それは、どこまでも結果であって
自分の思う通りに計らうことでは
ないですね。

モノをどう扱うか、モノにどんな価値
を見出すかは、相手の自由、相手の領域
なのだから。

モノとの関係に区切りをつけることも
できず、モノを溜め込む私たち。

自分とモノとの区別が曖昧、無自覚と
なって、モノを溜め込む私たち。

自分と他者との価値観の区別を図らずに、
モノを溜め込む私たち。

もしも、あなたが「捨てたくても、
捨てられない」という悩みの中にいる
ならば、それは、あなた自身の輪郭を
どんどん見失っているということなの
かもしれません。

さあて、今日のあなたも、余計なモノ
を一つでも捨てて、自分を取り戻して
下さいね。

そう、断捨離とは、自分を際立たせて
いくことですからね。

それでは、ごきげんさまにて。

PS
急に暑くなってきましたね。
秋冬お世話になった服たちや、
もう着る機会のなくなった服たちに区切りをつけて、
軽やかに 季節を愉しみましょう!

やましたひでこ断捨離塾4月号「春の洋服断捨離」が、
あなたの「区切り」を後押しします。

http://123direct.jp/tracking/cr/MNdS9MVu/223886/18266578
※視聴動画ついてます☆

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◎編集後記
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カレンダーどおりだと、
連休は今日で終わりですね。

「メルマガ、ちゃんと送れたかなー」
と毎朝スマホでチェックする日課は
平日と変わらず。

でもあとは、出かけたり、
録りためたドラマ鑑賞したり、
すぐに魔窟と化す納戸クローゼット
の断捨離したり、、いつもの土日よりゆったりと、
仕事との「区切り」をつけて休日を愉しみました.

しっかり働きしっかり休む。
「区切り」をつけるつけないは自分次第
・・ですね^^

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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