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2015/12/14(月)

【やましたひでこ】無為の境地にいたるには…

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・12・14 No.1536

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◆今日の断捨離 「無為の境地にいたるには…」

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おはようございます。
のやましたひでこです。

師走十四日、月曜日。

師走も佳境に。

ああ、佳境というのは、要するに、
忘年会やら、親睦会やら、女子会やらと、そんな予定が満載で。

私たちは、

なんだかんだと、集まって。
ああだこうだと、お喋りをし。
あれやこれやと、飲んで食べて。

そうですね、どういう訳か、
私たちは、こんな機会を持ちたがる。

人と会うこと、誰かと過ごすこと、一緒に居ること。
やはり、これが生きていく基礎で
あることは言うまでもないですね。

できることなら、そんな基礎を
快適な空間で包みたいと思うのは、
おそらく、私だけではないでしょうね、きっと。

◇◇◇◇◇

さてさて、今日のメルマガは、

の思想的ベースのひとつ、老子四十八章

為学日益、為道日損
損之又損、以至於無為
無為而無不為

学を為せば日に益し、道を為せば日に損す
之を損し又損し、以て無為に至る
無為にして為さざる無し

「無為而無不為」について。

前々回、12月7日月曜メルマガ
https://yamashitahideko.com/2015/12/07/no-1529/
前回、12月10日木曜メルマガ
https://yamashitahideko.com/2015/12/10/no-1532/

の続きです。

「無為而無不為」

これを、意訳すると、
「無為の境地をもって成せないものはない」となる。

でもね、そもそも、「無為の境地」とは、
いったいどんな状態なのだろうと、
素朴な疑問が湧いてくるばかり。

そう、言葉で「無為の境地」と言うのは
簡単だけれど、実際、無為の境地なんて、
凡人の私には縁のない世界で、
そこに到達するのは至難の業。

けれど、だからこそ、少しでも、
それを日常生活で具体的にやるには、
どうしたらいいかを考えてみたくもなるというもの。

だって、その境地にいたれば
「成せないものはない」と、
老子は言っているのだから。

そして、老子は、成せないものはない
無為の境地は、「損之又損」によって、
つまり、減らしていけば、てていけば、
至れるといっているだから。

たしかに、

空間いっぱいに収め込み続けてきたモノたち。
時間いっぱいに詰め込んできたコトたち。
気持ちいっぱいにつなぎ続けたヒトたち。

それらは、どれもよかれと思って
かかわってきたには違いないけれど、
どれもこれもいっぱいになった時点で、
そう、過剰になった時点で、
その機能は果たさなくなる。

だって、いっぱいとは、
身動きをとれなくすることだから。
だって、過剰とは、
詰まりを引き起こすことだから。

ならば、てていこうか、
まずは、空間を占めている余分なモノたちを。
ならば、っていこうか、
まずは、時間を取られる余計なコトたちを。
ならば、れていこうか、
まずは、疲れるばかりの余剰な人間関係を。

「損之又損」=「引き算の行動」=

過剰を取り除いていきさえすれば、
詰まりは必ず解消していく。
そして、詰まりが取りさえすれば、
流れは自然と回復していく。
そう、どこまでも自然に。

私たちは、自然の中に生きている。
自然のメカニズムの中に生かされている。
その自然のメカニズムとは、変化という流れ。
流れという変化。

私たちは、ただ変化という流れを前にして、
心穏やかにしてたたずめば、つまり、
無為であれば、流れによってもたらされる
「何かしら」を得ることができる。

だから、私は、
「無為而無不為」
この六文字をこう言い換えるのです。

「新陳代謝」
てれば得られる

いかがでししょう。

さあて、今日のあなたも、余計なモノに
目を向けて下さいね。おそらく、
それがいっぱいあることに、
今更ながらビックリしますよ、きっと。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
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もういよいよ、12月も中旬になりましたね…

大掃除をするのは面倒だけど
気持ちよく新年を迎えたいので
頑張らなければ…、と焦る毎日です。

まずは、手のつけやすそうな
台所のスーパーの袋や
ゴミ袋が入っている引き出しに
取りかかってみようと思います。

磨く前に、モノを厳選し、
磨きやすい状態を作りたいと思います!

事務局 渡辺万里子

PS
大掃除にで拍車をかけたいなら、
ぜひ今月号の塾を聞いてみてくださいね。

今なら、無料で聞くことができます…

http://123direct.jp/tracking/cr/dsp4TDpG/1234567890/1234567890

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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