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2015/11/24(火)

【千場ひろこ】悩みとは、名病み?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 千場ひろこ

 

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2015・11・24 No.1516

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◆今日の断捨離  『悩みとは、名病み?』
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みなさん、
ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

以前、東洋医学系の
勉強会に行った時のこと。

質問のコーナーで、質問者さんが、

「私は、○○○っていう
病気なんですけど…」

という出だしで質問が
スタートしたんですね。

するとその先生、すぐに、

「はい! 終了~。
申し訳ないですけど、
そうやって自己定義したら
それ以上なにも言えないんで。
だって、
その病名を自ら生きることになるんで。
違う言葉で自分らしく
言い換えていただけますか?」

と言っていて、
なんと過激かつ
本質的なことを言う
先生なんだろう、と思いました。

質問者さんは、
かなり戸惑った表情で。

「いま、○○が調子悪いのですが…」

と、別の言葉で言い換えていました。

と同時に、その先生に抱いた
恐怖感を外野の私も
ありありと感じました。

しかし、その先生はと言うと…。

質問者さんの戸惑いもどこ吹く風で
話を続けていました。

先生、と呼ばれる存在は、本来、
人から嫌われようとなんであろうと
その人のためになるであろう
行動と言動に筋を通す
という立場にあるのかもしれません。

でも。千場は、
質問者さんの思いもわかります。
だって、何気なく
そう口をついて出ただけで。

一般的にも、常識的にも、
そう呼ばれているし。
病状的にもデータ的にも間違いないし。
だから、人に説明する上では
それが妥当だし。

でもきっと。それでも。だからこそ。

「私は○○という属性なので…」
という自己定義から一度離れないと
見えないコトというのは
確かにあるのかもしれない。

名前が付くと、そこに意識が芽生える。
たまごが先か、ニワトリが先か。
どちらかわからないという状況。

病気に限らず、
本当は、世の中は見えないコト、
言葉だけでは捉えられないコトだらけ。
本当は。

言葉や名付けは便利だけど、
それに意識が縛られて
余計に意味合いが
増幅してしまうことがある。

大きな悩み(名病み?)を
乗り越えるには、
一度常識をかなぐり捨てて、
真っ正面に、自分で自分のカラダを
感じて、みつめて、捉え直す。

その先生はそれを伝えたかったのかな、
と思いました。

すぐに理解されなくても、
構わない、と言わんばかりに。

―――

病気でなく、
例えばモノの片づけにおいても。

「片づけられない女」
という自己定義がありますね。

私もかつて、心底自分のことを
そう思っていました。

ちょっと病的かな、とも思いました。

だって、テレビでやっているような、
ゴミだらけのアパートに住んでいたので。

で、いまの自分も、
「ADHDとか、学習障害とか
言われるものと、近い性質、
あるかもなー」
という風には、客観的に思います。
(なにかと、とっ散らかり気味)

けれども、そこを
深掘りする気はないし、
断捨離との出会いのおかげで、
部屋もだいぶマシになったし、
「片づけられない女」
という自己定義からも
離れられました。

これは、部屋が片づいた以上の
収穫だったかもしれません。

自分の軸がしっかりしてきたからか、
外側にある名付けは参考程度、
それほど気にならなくなったからです。

そして、なにごとも、
他力本願ではなくなりました。

占いも、刺身のつま程度にしか
つままなくなりましたね。
(以前はメインディッシュw)

―――

名付けの害ばかり挙げましたが。

名付けや言葉があるからこそ、
論理の組み立てもできるし、
相手に伝わる。

ポジティブな言葉であれば、
その吉意は増幅するのだし。

言葉はほんに、使い方次第ですね。

まだまだ、その威力を、
知ったばかりですが。

これもひとつの、
人間界のプログラムにおける
精妙な仕組みのひとつとして
上手に言葉と付き合って
いきたいものです。

【今週ダンシャッたもの】
ベランダの不要品&
ベランダの床を磨きました

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◎編集後記
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原因不明の体調不良に
名前がつくことで、
安心することもあります。

しかし、自分の思い込みが強化されることで、
「私は病気だ」という悪いスパイラルに
ハマってしまうこともありますよね。

言葉とは上手につきあっていきたいですね。

渡辺万里子

PS
言葉との上手なつきあい方も
解説されているのは
マスタープログラム。

思い込みからの脱出方法も
わかりますよ。
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