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2015/11/11(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]力を合わせ開業した夫から急な別れ話…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2015・11.11 No.1504

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◆今日の断捨離 「[Q&A]力を合わせ開業した夫から急な別れ話…」

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Q:力を合わせ開業した夫から急な別れ話…

結婚して、五年東京に住んで暮らし、
10年前に、主人の地元に主人の夢で
あった整骨院の開業にむけて、帰りました。

主人は、学校に通いながら勉強と、
仕事をこなし、やっと試験に合格しました。

私は、その間見知らぬ土地で、
主人の家族以外知り合いもなく、
主人を支えるよう朝と夜と働きました。

子供が欲しくても、できなくて、悩んでました。

五年前に、主人の夢だった整骨院を開業できました。

二人で、力を合わせできたのに、
昨年急に、別れたいと手紙をもらいました。

意味がわからず、最初は、
泣いてばかり、仕事も一緒にして、
暮らしも一緒に。

前の主人が優しかったから、
毎日が受け止めきれず、話しかけても、
「はい」のみの会話。
もう精神的に、私も壊れてしまってきてます。

でも、主人を愛していたから、
今は、前の主人に戻って欲しくてと
いう気持ちと、このままでは、
二人ともおかしくなってしまうのではと。

主人は、無視が慣れてしまっているようで、
会話なく、けど仕事は一緒にしているという矛盾の毎日です。

私の何が変わればいいのか?

主人は、俺も40歳すぎたし、
子供もいないので、自由になりたいと。

お前には、恩はあるが、
愛も、希望も、信頼もないと言われ、
さらに、おれを自由にしてくれ。
煩わしさから解放されたいと手紙に書かれました。

私は、どうしたらいいのかわからなくて、
今も、毎日悩んでます

地元の方達とも、私自身慣れてきたし、
沢山の患者様との信頼関係もなくすことは、
考えられずにもいます。

よろしくお願いします。

【夢ちゃん様・45歳・自営業】

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A:

FROM 川畑のぶこ

共に苦労を乗り越えてようやく
落ち着いてきたというときに、別れ話。
まさしく青天の霹靂であったことと思います。

人生には予想もつかない試練のときがありますね。

夢ちゃんも心にぽっかり穴が
あいたような状態なのではないでしょうか。

ご主人がなぜそのような心境に至ったのかは、
夢ちゃんとご主人個々のパーソナリティー以外にも、
お二人がどのように関係性を
育まれてきたのかということにも
大きく依存すると思いますので、
一概に正誤善悪のジャッジは出来ないと思います。

ただし、お二人の関係が破綻したら
これまでの全てが無駄であったかというと、
これは間違いです。

もちろん、理想通りの目標には
至らなかったかもしれません。

でも、これまでお二人で乗り越えて
来た試練は、夢ちゃんの中にきちんと
インプットされ、今後のより良き
人生にかならず役立つことでしょう。

東京から未踏の地に引越をして、
新たな環境や人間関係を構築する、
このこと自体が夢ちゃんの適応能力を大きく培い、
今後のさまざまな夢ちゃんの人生の課題、
または飛躍に大きく役立つはずです。

もしかしたら、夢ちゃんに対して、
希望と愛と信頼を持って関わり合える
新たな出逢いに役立つかもしれませんね。

その能力が必ずしも「夫とずっと一緒にいる」
ということに使われなかったとしても、
他で大きく役立つでしょうから、
そのような視点からはこれは「無駄」にはならないのです。

これまでの経験を私の好みのかたちで
活用できなかったけれども、
必要なかたちで役立てることができると信頼してみてください。

これまで夫のために自己犠牲を払って来たのであれば、
もう自己犠牲を払うのはやめて、
もっと自分のために尽くしなさいと
いうメッセージであるかもしれません。

人は、それが相手のためのみならず、
自分自身のためにもなっているという
実感があるときに「してあげたのに…」という思いは出てきません。

相手がどうであれ
「自分がしたいからした」という
自立した立場がとれます。

たしかに、夫のためであったかもしれませんが
「その時点での自分の人生を機能させるのに、
夫のプロジェクトに参画するという選択をした」
ととらえることもできます。

私たちは常に嫌なことにはNOという権利があります。

経済的な効果だけでなく、
それが自分の精神的な成長につながると
無意識が同意していることには労を厭わないものです。

心理的にも物理的にも肉体的にも、
充足を計るのにチャレンジする機会を得たのだ、
ととらえてみると被害者意識は
薄れてくるのではないでしょうか。

仕事で築いて来た患者さんたちとの
信頼に関しては、患者さんたちも
「人生いろいろある」ということを
理解する力を持っていると信頼してみてはいかがでしょうか。

患者さんが夢ちゃんを信頼しているのなら、
今後も関係を維持することができるでしょうし、
同じような関係性をまた新たな職場で作り上げることも可能です。

いまの状態にしがみつかず、
勇気をもって何かを手放した後の心のぽっかりには、
かならず新たな風が吹き入れることを
イメージして前進してみてください。

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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