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2015/11/06(金)

【安永周平】営業部長の夫と40代主婦の話

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 安永周平

 

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2015・11・06  No.1500

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◆今日の断捨離 「営業部長の夫と40代主婦の話」

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こんな話を聞いたことがあります。

その女性の旦那さんは、
ある会社の営業部長でした。

彼女が40代後半のころ…
都内の大学に進学した一人息子からは
ろくに連絡もなく、夫は接待続きで、
毎日、午前様があたり前でした。

たまの休日に、

「なんだかいつも家に私ひとりで
さびしくてしかたないわ。」

と夫に相談しても…

「俺がいま大変な時期なのは
知ってるだろう。会社の
生き残りがかかっているんだ!」

と叱られ、相手にしてもらえません。
その時、彼女はこう思いました。

「夫に何を言っても
この状況は変わらない。
だったら自分は自分で
好きなことをしよう。」

自分は自分で楽しく生きよう…

彼女はそう決意してから、友人に
誘われてカルチャーセンターに行き、
陶芸やガーデニングなどを習い、
次第に趣味の仲間も増え、寂しさを
感じることも少なくなりました。

そんな日々を送るうちに、息子も
大学を卒業し、無事に就職先を見つけ、
ひと安心した頃に夫が定年を迎えます。

定年後2年くらいは、毎日、
夫と2人の生活にとまどいながらも、
退職金で2人でハワイ旅行を楽しんだり
以前から考えていた家の修理をしたり、
それなりに充実した毎日でした。

しかし、3年目くらいから…

相も変わらず、無趣味で、
親しい仲間をつくろうともせず、
家でゴロゴロするばかりの夫に
だんだん不満を感じるように。

彼女は、以前は友人と
買い物をして、お茶を飲んだり、
趣味を楽しんだりしていました。

ところが、夫が家にいるようになると、
そうそう出かけるわけにもいかず、
家に閉じこもりがちになり、結果、
付き合う相手も減ってしまいました。

そんなふうに、毎日夫と2人で、
黙って顔をつき合わせているだけ。

こんな日がずっと続くと思うと、
いっそ婚して解放されたい…と
思ったりするようになったそうで。

40代から抱えていた夫婦の溝が、
定年後には大きな悩みとなって、
再び彼女のもとに現れたのだと。

* * *

この話を聞いて、たしかに
彼女は頑張っているようです。

夫に頼らず、自分で何とかしようと
思って行動を起こしたことは、
とても素晴らしいなと思います。

趣味によって仲間を増やすことは、
自分の寂しさを解消するには、
とても大切なことかもしれません。

ただ、もし…その「趣味」が、
自分自身の視点や、考え方を
変えていけるものであったなら…

定年後、夫婦の溝の深さに
悩むことはなかったのかも…
と、思ってしまいました。
(※33歳独身男の言い分ですが…笑)

結婚前、結婚当初、
子育て中、中高年、定年後…

人間は、時の経過とともに
成長していくものですから、
必ずしも、ずっと同じ価値観、
考え方である必要はありません。

人生の段階が進んでいけば、
考え方は変わる方が健全です。

ですから、もし彼女が、
趣味として始めたことが、
」であったなら、、、

モノを通して新たな自分と出逢い、
その気付きから、考え方や価値観は
「今の自分」に合ったものに変わり、
物事を俯瞰して、相手の視点からも
考えられるようになったはずです。

・お金を稼がない用無しの存在
・妻の自由を奪うだけの存在

妻から、そんな存在として
見られている夫の視点に立って、
考えられることができたのなら、
違う結果が生まれたのかな…と。

* * *

趣味で仲間をつくるのは、
たしかに大切なことだと思います。

ただ、願わくはその趣味が、

自分の内面を成長させていける…
共に成長し合える仲間が増える…

そんな素敵なものであることが、
幸せな定年生活をつかむために
大切なことかもしれないですね。

PS
こちらでを始めてくれた方から
送られてくるたくさんの感想を読むと、
なんだか、そんな気がしてしまいます。

http://123direct.jp/tracking/cr/U3yEOhLI/1234567890/1234567890

 

 

 

 

 

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安永周平

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