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2015/11/05(木)

【やましたひでこ】「隙間」の効用

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2015・11・5 No.1498

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◆今日の断捨離「隙間」の効用

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FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

霜月五日、木曜日。

十一月の足音に少しばかり気持ちを焦らす私。
なぜって、ここ数年で一番予定が
詰まっている月となってしまったから。

スケジュール帳に記された
目に分りやすい仕事たち。
たとえば、打ち合わせとか講座とか講演とか。

スケジュール帳に記せない目で
分らない仕事たち。
たとえば、本の草案や講座の
コンテンツを考えることとか。

この目には見えない、
時間を設定することが出来ない事柄が
実はクセモノで。

そうですよね、だって2時間で
アイデアを捻り出せと言われても
そうはいかない。

アイデアなんてものは、
机を前にじっと座っていれば
出て来るものではなく、
お風呂の湯船にドップリと浸っている時とか、
台所で食器を洗っている時とか、
拭き掃除をしている時とかに、
ふと湧き上がってくるものだから。

まあ、クセモノと言ってみたけれど、
私の場合は、特に、お掃除の最中に気づいたり、ひらめいたり。

あるいは、何もせずにボーっとしている時だったりと、
およそ、スケジュール帳に記された
目にみえる仕事と仕事の「隙間」に
アイデアが湧いて出てくることが多いのです。

つまり、仕事にかかわるとても大切な
アイデアと出逢うには、どうしても、
「隙間」が必要になってくる。

要は、スケジュール帳がキチキチに埋まっていると、
アイデアが枯渇してしまうようで、
なんだか焦ってくるのですね。

では、かといって、
隙間時間がたっぷりとあると、
アイデアもそれに従ってたっぷりと
湧いてくるかというと、
これがまたそうでもなくて。

こんな場合は、ろくでもないことしか考えない。
暇すぎると、もう済んでしまった
過去のことをあれこれ思い出しては悔やんでみたり、
まだ起きてもいない未来のことを
ぐちゃぐちゃと不安がってみたりと。

ああ、やっかいですね。

さてさて、前置きばがりが
長くなってしまった今日のメルマガ。

私は、いったいなにを
言いたいのかといえば、それは、

「隙間」の効用

それは、時間に限らず、
空間でもいえることですよね。

どうでしょう、
その「隙間」があるからこそ
手が届くことっていっぱいありませんか。

そうですよね、その「隙間」が
ないばかりに手が届かないことってありますよね。

家具と家具の間に隙間があるから、
ホコリにも手が届き取り除くことができる。
そう、お掃除が簡単に。

机の後ろに間違って落としてしまった
500円玉だって手を伸ばして拾うことができる。
そう、ミスの取り戻しも容易。

なにより、しまい易く取り出しやすい
という有り難い機能が、
空間の「隙間」にはある。

それは、即ち、ストレスを減らしてくれて、
時間もとられないという「効用」があるということ。

だから、ギチギチにモノが詰まった空間、
たとえば、洋服で溢れるばかりのクローゼットを見ると、
あるいは、資料がいっぱいに詰まった本棚を前にすると、
この人、きっと、ストレスを抱えていて、
きっと、口癖は、「忙しい」だろうな。

その割には思うような結果を
手にしていないのでは?…と思ってしまう。

そう、隙間とは、ゆとりであると同時に、
物事にアクセスすることを
容易にするための通り道。

空間の隙間は、時間の隙間を生みだしてくれて、
その時間の隙間は、気づきやひらめきに出逢うことになる通り道。

どうでしょう、空間も時間も、
ギチギチにモノやコトを詰め込んでは
なりませんよね。

さあて、今日のあなたも、
断捨離で間引きを繰り返し、
大切な「隙間」を取り戻して下さいね。

ところで、私は、明日から5日間の中国北京に出張。

出版社さんに招かれて北京っ子の
ダンシャリアンさんたちと交流です。

講演や広報活動の予定でいっぱい。
でもね、素敵な隙間の時間も
あることは間違いなさそうですね。
ああ、愉しみです。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
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隙間があると、
「もったいない」と思って
ついつい埋めたくなりますよね。

しかし、隙間や余裕があることで、
便利・気持ちいいという
効用がありますね。

隙間は埋めるものではなく、つくるもの。
ぜひ、意識してみてください(^^)

渡辺万里子

PS
11月下旬にやましたさんの新刊が出版されます。

そこでは、
実際のやましたさんの家と
ライフスタイルを
写真でみることができます。

・余裕のある空間て?
・実際どれくらいモノを捨てればいいの?
という疑問にお答えする1冊となるでしょう。

また、詳細が決まったらお知らせしますね。
お楽しみにー♪


What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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