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2015/09/14(月)

【やましたひでこ】モノと情報の「不足」と「過剰」

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2015・9・14 No.1446

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◆今日の断捨離
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FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

長月十四日、月曜日。

今、この原稿を米国シアトルで書いている。
このメルマガ記事が皆さんのお手元に届く頃は、
私は日本に帰国する飛行機の中のはず。

三週間、モントリオール、
ニューヨーク、シアトルと
北米三都市訪問の旅の目的は、
そこに在住するダンシャリアンさんたちとの交流。

中心となったのは、もちろん、
在住日本人の方々だったけれど、
縁として連なる家族、友人、知人、
勤務先の同僚といった日本人以外の
多くの人たちが、断捨離にとても高い
興味関心を示して下さった。

そうですね、英語なまりの
dan-sha-riという言葉の響きは、
少しばかり可笑しくもあり、また、
嬉しくも私の心に届いたものです。

当初、日本で、私の断捨離が口コミで
広まっていったように、ここ北米でも、
そうやって伝播していくのだろうという手ごたえ。

しかも、そのスピードと量は、
かつての日本のそれと比較にはならないことだろう。

国や人種、民族にかかわらず、
発展途上国、先進国にかかわらず、
私たちはモノで悩む。

モノが足りなくても悩み、
モノが多すぎても悩む。

そうだ、なんであれ、不足と過剰は、
つねに私たちについて回るもの。
それが、私たちの生活、私たちの人生。

モノの不足は、生活を困窮させ、心の消耗を招く。
モノの過剰は、生活を疲弊させ、心の消耗をもたらす。

それは、モノのみならず、情報も、
人間関係も、結局は同じこと。

けれどまた、
「不足」も「過剰」も「丁度いい」も、
時間の経過によって、
その時々の条件によって、
また、自分の都合によって、
大きくも、小さくも変化するもの。

ましてや、丁度いいといった適量など、
一瞬の出来事に過ぎない。

空腹も満腹も、
必要も不必要も、
可愛いいも邪魔も、
淋しいも鬱陶しいも、

身体も思考も感情も、過剰と不足に
従って刻々と変わるはず。

不足と過剰の狭間に揺れながら、
私たちは社会という海を泳いでいるのですね。

だからこそ思う。

今、自分にとって、
何が足りないのか、何が多すぎるのかを、

今、自分にとって、丁度いい量とは、
どの程度なのかを、いつも感じ抜く
センサーが必要となると。

そして、断捨離とは、

その見極める力を逞しくし、
感じ抜くセンサーを磨いていくものなですね。
つねに見極める力が必要であると。

ところで、私は、9・11、
人々が、ナイン・イレブンと呼び
記憶にとどめる日を、ここアメリカで迎えた。

日本で住み暮らす私にとっては、
3・11、東日本大震災。

それと、同じように痛ましい
記憶として受け継がれているに違いない。

どちらも、繰り返し繰り返し
映し出された高層ビルの崩壊と
巨大津波の脅威の映像。

もしも、それらの映像報道が
「過剰」であったとするならば、
報道されることのない、
つまり、顧みられることのない
地域での悲惨な出来事、報道の「不足」に
喘いでいる痛ましい状態が世界各地に
あることも、同時に知っておきたいと思うのです。

どうでしょう。

さあて、今日のあなたも、
今の自分にとっての「丁度いい」を
見つけだして下さいね。

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◎編集後記
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“丁度いい”って案外難しいものですよね。

“丁度いい”は状況や人によっても変わるし、
その時の気分によっても変わる。

「不足」でも困るし、「過剰」でも困る。

“丁度いい”をきちんと見極められるように
まずはモノで練習をしていきたいですね。

渡辺万里子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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